写真:Miyuki Sakai
地図を見る最初にご紹介するのは、ブリュッセルから南東へ、鉄道で1時間45分程の場所に位置するディナンの街。この街には小麦粉とハチミツだけで作られたシンプルなビスケット「Couques de Dinant/クックドゥディナン」が有名です。
硬くて噛めないビスケットとしてご存じの方もいらっしゃるかも知れません。中でも「Couques de Dinant V.Collard/クックドゥディナンVコラード」は1774年から8代続くクックドゥディナンの老舗です。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る作業は店主でビスケット職人のミッシェルさんが一人で行い、店内は義理の息子さんが切り盛りしている家族経営スタイル。ベルギー国内の多くの注文を一つ一つ丁寧に作業されていて、機械では真似できない職人技のビスケットです。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る戦争時にはこのビスケットで飢えをしのぐことができたという「食べてよし」、旅の記念に「飾ってもよし」のビスケット。とにかく硬いので、食べるときは手で小さく割って、飴のように口の中で溶かしながら味わってみてください。ほんのり素朴で優しいハチミツの甘さが広がります。
<クックドゥディナンVコラードの基本情報>
住所:Rue Grande 72, 5000 Dinant
電話番号:+32-08-222-6407
アクセス:ディナン駅から徒歩で10分程度
写真:Miyuki Sakai
地図を見るベルギーにはシナモン風味のビスケット「スペキュロス」という名のビスケットがあり、日本でもカフェや輸入食材店で見かけて知っている!という人も多いのではないでしょうか。
中でも1829年創業の「DANDOY/ダンドワ」は、このスペキュロスビスケットの老舗です。パン屋さんから始まり7世代続く家族経営のお店で、最初はグランプラス付近のこちらの場所からスタートしました。
写真:Miyuki Sakai
地図を見るベルギー国内で店舗が増えた今でも、すべての工程は手作業で行われており、伝統の味を守る姿勢や確かな品質が感じられます。また新世代のオーナーにバトンが渡った現在は、ベルギーでしか手に入らない特別なビスケットを目標とされており、今後の展開も楽しみです。
<ダンドワの基本情報>
住所:Rue au Beurre 31, 1000 Bruxelles
電話番号:+32-02-540-2702
アクセス:ブリュッセル中央駅から徒歩で5分程度
写真:Miyuki Sakai
地図を見るアントワープ市の名前の由来となっている手形。ローマ軍を率いていたブラボーが、スケルデ川沿いで猛威を振るっていた巨人アンティゴーンの手を切って川に投げたといいます。古英語でこの巨人の手「ant」と投げる「werpen」がアントワ―ペン(アントワープ)となったと言われており、そのため手形はアントワープを象徴するものとなっています。
その手形のビスケットを販売するお店が、こちらの「Philip’s Biscuits/フィリップビスケット」。アントワープを中心に販売されている家族経営のビスケット店です。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る旧市街に近い場所に2店目のお店を出店後は、観光客にも立ち寄りやすい立地となりました。人気のお店のためレジ待ちこともありますが、その間に購入の品定めや常連客とのビスケットの会話を楽しんでみるのもよいかもしれません。
<フィリップビスケットの基本情報>
住所:Hoogstraat 2/4, 2000 Antwerpen
電話番号:+33-21-540-9283
アクセス:アントワープ旧市街中心部から徒歩で2分程度
それぞれの都市は、歴史的な建築物もありそれぞれ個性のある町並みです。ベルギー旅行で現地のビスケットもついでに味わなくては!と次回の旅の計画してみるのも面白いかもしれません。
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/16更新)
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