アマルフィではドゥオモ観光とスイーツをセットで

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アマルフィではドゥオモ観光とスイーツをセットで

アマルフィではドゥオモ観光とスイーツをセットで

更新日:2014/07/22 11:01

二宮 うららのプロフィール写真 二宮 うらら ライター、エディター

太陽にあふれ、南イタリアらしい輝きに満ちた町「アマルフィ」には、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが、生涯をかけて愛した妖精の亡きがらを、この世で最も美しいこの地に葬った……、そんな、悲しくもロマンチックな伝説が残っています。そんなアマルフィの観光スポットの目玉は町の中心にあるドゥオモ。かつてイプセンやワーグナーも通ったという老舗パスティチェリアでのスイーツも楽しみです。

「海の門」から始まる美しい町を散策しよう

「海の門」から始まる美しい町を散策しよう

写真:二宮 うらら

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アマルフィは、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているアマルフィ海岸の中心都市であり、観光の拠点となる町。石灰岩質の断崖絶壁と海の間に切り開かれ、斜面に積み重なるようにカラフルな建物が建ち並んでいます。
ポジターノやカプリ島を行き来する船が発着し、マリーナ沿いにはリゾートムードにあふれるレストランが点在。駐車場のある港から「海の門(ポルタ マリーナ)」をくぐると、町中に入ります。

世界中から観光客がやってくるアマルフィですが、織田裕二、天海祐希主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」以来、日本人観光客も増えているそうです。アマルフィの美しい海岸のシーンが、映画のなかでも登場しました。映画を見ていなくても、サラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を聴けば、ああ、あの映画かと思う人も多いことでしょう。

現在は観光一色に見えるアマルフィですが、かつては地中海に君臨する海洋王国でした。天然の良港に恵まれ、古くから北アフリカ沿岸諸国やビザンチン帝国と交易を行い、10〜11世紀には共和制のもとで繁栄を極めました。その華やかな歴史の足跡は、今も町のそこここで目にすることができます。

荘厳なアマルフィ大聖堂にいにしえの栄華を見る

荘厳なアマルフィ大聖堂にいにしえの栄華を見る

写真:二宮 うらら

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「海の門」をくぐるとすぐに人で賑うドゥオモ広場に。この広場から威風堂々とした石造りの大階段、そしてきらびやかな大聖堂のファサード(建物正面)を見上げることになります。
町の中心に建つドゥオモ(アマルフィ大聖堂)は、海洋都市として大繁栄をしたアマルフィの象徴。アーチが連なるフォルム、工芸的なモザイク模様からは、当時のアラブ・イスラーム世界とのつながりが読み取れます。十字架の下では黄金のモザイクが太陽にきらめき、その荘厳さに圧倒されます。

長い階段を上っていくと、左手に「天国の回廊(キオストロ・デル・パラディーゾ1268年)」の入り口があります。もともとは上流階級市民のための墓地として建設されたもので、太陽のまぶしい華やかな港町とはうってかわって、静かで神秘的な空間になっています。

回廊の後は、ドゥオモ付属美術館、聖アンドレアが祀られている地下祭室クリプタ、そして大聖堂へと。ドゥオモの内部は18世紀に改築されたバロック様式で、豪華絢爛な造り。思わずため息がでることでしょう。

ドゥオモ広場にある老舗パスティチェリア・カフェ「パンサ」

ドゥオモ広場にある老舗パスティチェリア・カフェ「パンサ」

写真:二宮 うらら

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ドゥオモまで来たらぜひ立ち寄りたいのが、広場に面して店を構えるパスティチェリア・カフェ「パンサ」。1830年創業で、イプセンやワーグナーといった文化人も通ったという老舗中の老舗。初代アンドレア・パンサ以来、直系の一族が営んでいます。
立地のよさもあり、いつも混み合っていますが、広場に面して設えられたテーブル席を確保できればラッキー。広場を行き交う人をウォッチングしながら、スイーツでひと休みすれば、アマルフィの住人、あるいは長期滞在の別荘族になったような気分に浸れます。
営業時間はなんとAM7:30〜翌日のAM1:00まで(1〜3月はPM10:00まで)。朝食として、爽やかな朝の空気のなかでパティスリーとコーヒーを楽しむという使い方もおすすめです。

店内のショーケースを見て注文しよう

店内のショーケースを見て注文しよう

写真:二宮 うらら

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席を確保したら、アマルフィ伝統の手漉き紙に書かれたメニューを受け取って注文することができますが、ぜひ店内に入ってショーケースをチェックしてみましょう。
リバティ様式(イタリアのアール・ヌーヴォー様式)の店内の美しさもさることながら、ショーケースに並ぶ菓子の美しさにも目を奪われ、どれもこれも食べたくなってしまうことでしょう。エスプレッソのスタンドもあり、立ち飲みしている人の姿も。

「一族の魂をこめて菓子造りをしています」と語るニコラ・パンサ氏。
「お菓子に使うレモンピールやオレンジは、自家農園のヴィラ・パラディ―ソで有機栽培をしています」とも。
すぐ隣にある菓子工房で手作りし、できたてがすぐに運ばれ店頭に並びます。立地もいいけど、時代をこえて人気の理由は、きっとこんな手作り感を大切にしているところにあるのでしょう。

アマルフィの伝統菓子「デリツィエ・アル・リモーネ」を召し上がれ!

アマルフィの伝統菓子「デリツィエ・アル・リモーネ」を召し上がれ!

写真:二宮 うらら

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「パンサ」でおすすめなのが、まずアマルフィの伝統菓子「デリツィエ・アル・リモーネ」。わかりやすく言うとレモンクリームケーキといったところでしょうか。ドーム状のふわふわスポンジの中にレモンクリームムースが入っていて、とってもやさしい食感。上にはすりおろしたレモンの皮がトッピングされています。中華まんくらいの大きさで、けっこう大きいのですが、軽くてペロリといただけちゃいます。

次におすすめなのが「サンタローザ カスタードクリームとチェリーのシロップがけ」。ナポリの伝統菓子に「スポリアテッラ」という貝の形をしたパイがあります。ラードが使われていて、パリッパリッの食感が特徴なのですが、そのスポリアテッラの生地のパイに、カスタードクリーム、地元でとれるアマレーナという品種のチェリーのシロップ漬けがトッピングされたお菓子です。

自家農園のレモンやオレンジの皮で作る砂糖漬けや、それにチョコレートをかけたものは、日持ちがするのでお土産にもぴったり。アマルフィのレモンは、普通のレモンの3倍くらいの大きさがあり、皮もとても厚いので、レモンピールの砂糖漬けも大迫力でインパクトがありますよ。

歴史を積み重ねた奥深さが魅力

今回はアマルフィを代表する観光地ドゥオモと、旅の疲れを癒してくれるスイーツの店をご紹介しました。単にきれい、美しいというだけでなく、歴史を幾重にも積み重ねた背景が、ゲストに奥深い魅力をもたらすアマルフィ。
美しいビーチとともに何百年も変わらない石畳の路地や教会前の広場を歩けば、レモンの香りをはらんだ風が頬をなでていきます。
アクセスはバスでナポリから約2時間、ソレントからは約1時間40分。船ならポジタ―ノから約20分。簡単にアクセスできるところではありませんが、ぜひ出かける機会を作ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/23−2013/09/24 訪問

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