写真:Hiroko Oji
地図を見る”アルプスの宝石”や”神秘の湖”と称えられるエッシネン湖があるベルナーアルプス西端に位置する静かなリゾート地のカンデルシュテーク。ここから北東へバスで走ること15分ほどに位置するのが「ブラウゼー自然公園」です。
「青い湖」という意味の“ブラウゼー”は、15,000年以上前の地すべりによる落石で誕生したといわれ、チューリヒの商人に発見されて以来、その湖の美しさから人気の観光スポットとなり、湖畔には、ホテル・レストランが建てられ、マスの養殖場が設立されました。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブラウゼーは自然公園の中心ともなる湖で、この湖を造り上げた古代の落石の名残である岩石や朽ちた木々が今もなお湖水の中に点在し、古代の姿を今に伝えるかのような苔むした大きな岩石と節くれだった木々が湖を取り囲む20万平方メートルの広大な自然公園の真ん中に位置しています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブラウゼーは、地下の泉から湧き出るコバルトブルーからエメラルドグリーンにきらめく特別な色合いの湖水に満ち、透明度の高さでも有名な湖で、ニジマスが常に元気に泳ぎ回っています。中には1メートル65センチもある大きな子もいるそうですので、興味ある方はぜひ探してみてください。
また水深12メートルにも及ぶ木の幹や岩は水面のすぐ下に横たわっているようにも見え、底がガラス窓になっている手漕ぎボートでターコイズブルーの透き通った湖の中をのぞき込むことができます。ボート乗船料は入場料に含まれていて1時間ごとに出ます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブラウゼーに面して建つのは「Hotel & Spa Blausee」。自然公園内にあるホテルなので、入り口のチケット売り場でホテル宿泊を伝えると入園料は無料となり、ホテルに連絡を取ってくれて電気自動車でお迎えに来てくれる、というスパ施設もあるホテルです。
「Hotel & Spa Blausee」は、1878年に建てられた小さなホテルで、全部で39台のベッドを備えた21の客室があります。本館のシングル、ダブル、ジュニアスイートという15の客室はそれぞれ異なる内装。湖または山の景色を望め、バルコニー付きのお部屋からは湖の景色を望めます。また別館となるフォレストハウス3棟は独立しておりシャレータイプ。自然そのものを楽しむためにテレビの設置はなく、シンプルながら必要な設備が整った客室でリラックスして過ごせます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るホテル併設のレストランも湖に面しており、8:00〜10:30はホテルの朝食ルームとしての利用。その後11:30〜17:00はランチタイムに、18:30〜20:30はディナータイムとして、宿泊客でなくても利用できるレストランです。
ブラウゼーのオーガニックトラウト、この地域の良質な肉、洗練されたベジタリアン料理などをはじめ様々なメニューが用意されていて、大自然に抱かれた湖を目の前にしていただけるお食事は格別なものになります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る湖畔にはカフェもあり、気軽に立ち寄れ、ちょっとしたお土産物なども調達できます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る湖の周囲を取り囲んでいるのはまるで古代へと誘われるような森林。苔むした大きな岩がごろごろ転がり少し暗めの木々の間へは、板や石で整備された遊歩道から入っていくことができます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る狭い道も広い道も縦横に延びており、柔らかい土の上を踏みしめながら根や石を越え、薄暗い森林の中をさまよい歩いていると岩陰からふと妖精が姿を見せてくれる、そんな感覚にさえ浸れます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るモミの木や落葉樹が生い茂る中から見え隠れする湖の眺めも、心に残るワンシーンとなります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る公園内を流れるブラウゼー川には、ミネラルが豊富できれいな山の湧き水が雪解け水とともに流れ、ニジマスとサーモントラウトを養殖するには理想的な環境を提供しており、ホテルの建物の背後には養殖場が設置されています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る養殖場にはいくつもの池があり、それぞれに散水機が備えられさらに新鮮な湧水を供給しているのです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る特に散水機そばには水面が真っ黒に見えるくらいまでたくさんの魚たちが集まってきていて、それはそれですごい迫力が伝わってきます。
135年間続いてきた、ここでの時間をかけた魚の成長と、「量より質」という育成哲学により、ブラウゼートラウトは高品質で純粋なアルパインオーガニックトラウトとなっています。レストランで様々なトラウト料理が提供されますし、入り口のショップや湖畔のレストラン・カフェでもお土産として購入できます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る雪解け水が勢いよく流れる川のそばや、ホテル別館となるフォレストハウス前の芝生周辺は、子供たちがいろいろな遊具で遊べるプレイグランドとなっていて、賑やかな子供たちの声が響いています。また川に架かる橋を渡れば、ハイキングコースにつながるという立地で、ここでの楽しみ方はいろいろあります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る「アルパカ牧場」という表示のある森林の奥に通じる小道を上っていくと、アルパカやラマ達が、美しい自然の中で一生懸命に草を食む姿が見られます。とても穏やかで人懐っこく、近寄ってきては愛嬌を振りまいてくれる子もいて、癒しのひと時が過ごせます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る湖畔の一角ではトイレ設備のあるウォーターハウスがあり、天気の良い夏季限定で営業。セルフサービスのビストロで、ドリンク類、ブラウゼーフィッシュクリスプ、グリルソーセージ、サラダ、アイスクリームなど提供されます。
そのすぐそばは、いくつかのピクニックエリアとなっていて、薪や焼き網が用意されたバーベキューエリアもあり、家族連れやグループで利用する人たちでにぎわっています。
スイスといえば山岳風景が真っ先に思い浮かべられるかもしれませんが、このような湖や森林に囲まれた自然豊かな公園内で過ごすのも、とても素敵な思い出となるはず!ぜひ一度訪れてみてください。
住所:Blausee 224F,3717 Blausee,
電話番号:+41-33-672-33-33
開場時間:9:00〜21:00(土曜日は〜19:30)
アクセス:鉄道駅のフルティゲンまたはカンデルシュテークから230番のバスに乗り換え約15分、停留所「Blausee BE」で下車し徒歩1分
2024年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/7更新)
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