写真:Miyuki Sakai
地図を見る古都リールの街は、この周辺地域特有の「グランプラス(Grand Place)」を中心に街が形成されています。グランプラスはフランス語ですが、ドイツ語やオランダ語の地域では「マルクト広場」と言われ、主に「市場」を意味しており、市庁舎やギルドハウスがこの広場に面して多く立地しているのが特徴です。
またリールではこのグランプラスを街出身の偉人シャルル・ド・ゴール将軍に敬意を表して、1944年より正式名称「ジェネラル・ド・ゴール広場(Place du General De Gaule)」とし、主にイベントやクリスマスマーケットの会場となっています。特にリールは、毎年9月頃に開催される大規模なリール蚤の市(Grande Braderie de Lille)も有名です。
まずは中世初期に建設されたグランプラスを中心に、旧市街を探索してみてはいかがでしょうか。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る特に目を見張るのは、1652年から1653年にかけて建てられたこちらの旧証券取引所。グランプラス内でひと際目立つ、フランドル・ルネッサンス様式の美しい建造物です。
<グランプラスの基本情報>
住所:Pl. du General de Gaulle, 59000 Lille,
電話番号:+33-35-957-9400
アクセス:
Lille Europe駅から徒歩15分
Lille-Flandres station駅から徒歩8分
グランプラスから徒歩2分の場所にあるのが、1761年にリールで創業された老舗のお菓子店「Maison Meert」。こちらは1677年に建てられた歴史的な美しい建物内にあり、伝統的なエンパイア様式の内装見学と併せてぜひ訪れたい場所です。美しい装飾の店内は2階がレストランとなっており、ゆっくり食事やデザートを楽しむのもいいでしょう。地元のマダムも利用する大変エレガントな雰囲気漂うレストランです。
ショーケース内に並ぶケーキやチョコレート、マロングラッセなどの中でも特に有名なのは、平たい形状のワッフルで、リール出身の英雄シャルル・ド・ゴール氏もこちらのワッフルが好物だったというのも有名な逸話です。
<Meertの基本情報>
住所:25-27 Rue Esquermoise, 59000 Lille,
電話番号:+33-32-057-0744
アクセス:グランプラスから徒歩2分
写真:Miyuki Sakai
地図を見るもし時間があれば、特別なホテルでのステイはいかがでしょうか。こちらのホテル「Couvent des Minimes de Lille」は1622年から1638年に建てられた修道院で、1977年から歴史的建造物として指定されています。古い建築好きにはたまらない赤レンガと修道院ならではの回廊を利用した造りがとてもエレガントなホテルです。
開放的な回廊の中央部分は、様々なイベントやレストランスペースとして使用されています。旧市街から徒歩10分程離れた静かな場所にあり、ゆっくりステイしたい方におススメです。
写真:Miyuki Sakai
地図を見るホテル入口前にひっそりと広がる湾は、リールが貿易港であったことを物語る重要な場所です。ここは旅行者だけでなく地元の人々の憩いの場にもなっている場所です。近くは城壁跡もあり、周辺の公園を散歩するのもよいでしょう。
<Couvent des Minimes de Lilleの基本情報>
住所:17 Quai du Wault, 59800 Lille
電話番号:+33-32-030-6262
アクセス:グランプラスから徒歩10分
フランスでありながら隣国ベルギーフランドルの文化を感じる街「リール」。大都市の通過点としてだけでなく、わざわざ時間を設けて立ち寄ってみませんか。
2025年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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