貴重な香りを体験できる京都「薫習館」で日本の香文化を知ろう!

貴重な香りを体験できる京都「薫習館」で日本の香文化を知ろう!

更新日:2025/11/21 12:26

島塚 渓のプロフィール写真 島塚 渓 トラベルライター
「薫習館(くんじゅうかん)」は京都で300年以上の歴史を持つお香専門店の松栄堂が運営する日本の香り文化を紹介する施設です。伝統的な日本の香りを実際に体感できるスポットになっているので、ぜひ足を運んでみてください。

貴重な香りを体験できる施設

貴重な香りを体験できる施設

写真:島塚 渓

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薫習館は松栄堂の京都本店に隣接する施設で、Koh-labo「香りのさんぽ」を中心に、イベントや企画展が開催される「松吟ロビー」や「松寿文庫展示室」で構成されています。

「香りのさんぽ」エリアでは、香りとの出会いの場というコンセプトのもと、珍しい香りを体験できる様々なユニークな仕掛けがあります。写真の「かおりBOX」は、天井から釣り下がっている白い箱に入り、異なる3種類の香りをかぐことができます。頭をつっこんで香りを体験するというユニークな仕掛けのため、見た目にも楽しいスポットとなっています。

貴重な香りを体験できる施設

写真:島塚 渓

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白い柱からラッパが生えたような形の「香りの柱」では、透明な箱の中に展示された珍しい香料をかぐことができます。垂れ下がるエアーポンプから空気を送ることで、香料の匂いが湧きたつという仕掛けになっています。ジャコウジカから採取される甘く粉っぽい香りをした麝香(じゃこう)やカンラン科ボスウェリア属の樹木の樹脂が固まった乳香(にゅうこう)など貴重な香りを体感できます。

香木の展示も必見

香木の展示も必見

写真:島塚 渓

香りを発する木材を香木(こうぼく)と呼び、薫習館では貴重な香木の原木が展示されています。香木のなかで特に珍重された沈香(じんこう)は、東南アジアの密林地帯に自生する樹木が傷ついたり虫に食べられたりしたことで幹の部分に樹脂がたまり、長い年月をかけて熟成し芳香を放つようになったものです。水に沈む香りのする木という意味の「沈水香木」を略して沈香と呼ぶようになりました。

香木の展示も必見

写真:島塚 渓

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熱を加えることによって芳香を放つ沈香に対して、白檀(びゃくだん)は常温でも香りを感じることがでいる香木です。白檀は仏像や数珠などの仏具をはじめ、扇子の骨にも使用され、扇ぐことによって香りを発生させます。

白檀の原木は、インドや東南アジア、オーストラリアなどで採取できる熱帯性の常緑樹で、幹の中心部を削り出して使用します。質の高い香りを生み出すには数十年かけて成長させる必要があるとされ、展示されているような巨大な原木は現在では貴重なものとなっています。

様々なお香を購入できる松栄堂

様々なお香を購入できる松栄堂

写真:島塚 渓

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薫習館は松栄堂の京都本店と隣接しており、気になる香りがあれば実際に購入することができます。松栄堂は宝永2年(1705年)に創業した老舗のお香専門店で、現代では香道や茶道に使うものだけではなく、日常的に使用できるお香も販売しています。

様々なお香を購入できる松栄堂

写真:島塚 渓

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松栄堂では一般的なスティックタイプのお香から、お灸のような円錐型、蚊取り線香のような渦巻型まで様々な種類のお香があります。各タイプで香りの強弱や燃焼時間に違いがあるので、使い方によって選び分けることもできます。

また、箪笥やポケットに入れ洋服に芳香を移して使用する匂い袋というお香もあります。白檀や丁子、桂皮など常温でも匂いを発する香料を袋の中に詰めたお香で、香水とは違った上品な香りを楽しむことできます。

薫習館の基本情報

住所:京都市中京区烏丸通二条上ル東側
料金:無料
営業時間:10時〜17時
アクセス:
地下鉄烏丸線「丸太町駅」7番出口より徒歩3分
地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」1番出口より徒歩5分

2025年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2023/11/20 訪問

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