提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/パレスホテル東京の前身は、海外のバイヤー専用として運営されていた国有国営のホテルテートだ。民間に払い下げられた1961年よりパレスホテルとして営業を開始し、全面建て替えを経て2012年に現在の「パレスホテル東京」となった。ビジネス拠点としてのホテルから、滞在そのものがレジャーとなるハイエンドな癒し系ラグジュアリーホテルへ。それが新生パレスホテル東京の特徴だ。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/パレスホテル東京は、目の前に皇居外苑を望み、東京駅からも徒歩圏内。丸の内、日本橋、銀座と都内屈指の観光拠点からほど近い最高の立地にある。レストランや上層階のバルコニーからは皇居外苑の緑が美しく広がり、その先に聳える摩天楼とのコントラストが、まさに大都会のオアシスを思わせる。
写真:藤井 麻未
地図を見る都心のホテルは、高層ビルの中に埋め込まれていたり、建物が密集する中にあるものが多く、閉鎖的な印象になり易い。しかし、パレスホテル東京は、旧テートホテルからの立地を活かし、随所で外観との繋がりや開放感を感じられる設計となっている。ロビーに入ると、ゆったりと置かれたソファーセットの目の前には大きな窓。ロビーラウンジからも四季折々の景観が眺められ、ビル型ホテルからの展望とは一線を画した開放感がある。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/主なデザインを手掛けたのは、数々の受賞歴を持つ世界的デザイナー、テリー・マクギニティ氏。彼が掲げたのは、ホテルの大切にするキーワードの一つでもある「自然との調和」だ。皇居外苑の日本的自然美に魅せられたマクギニティ氏は、周囲の環境をホテルの中にいながらにしてシームレスに感じられる設計を心掛けた。
客室の約6割には皇居外苑に面したバルコニーが付き、ナチュラルなテイストのインテリアで揃えられた室内にはホッと一息つける居心地良さが漂っている。カーペットには植物をモチーフとしたデザインをあしらい、これらが総合的に作用することでゲストの心を癒してくれる。一日の終わりのリラックスタイム、そして爽やかな朝の目覚めが約束されること間違いない。
写真:藤井 麻未
地図を見る上層階やスイートに宿泊した場合は、クラブラウンジの利用もできる。喧騒を離れ、プライベートな空間で過ごしたい時など使い方はお好みで。チェックイン・アウトの他、軽食で小腹を満たしたり、珈琲やお酒を嗜んだりと、都会の隠れ家で過ごす特別感を味わえる。
写真:藤井 麻未
地図を見るホテル直営の「エビアン スパ 東京」は、フォーブス・トラベルガイドのスパ部門で5つ星を獲得している実力派。フランス、レマン湖のほとりで世界的に知られる「Evian Resort」のスパを体験できるのは国内でここだけだ。フランスを代表するミネラルウォーターブランド「エビアン」の水を使ったトリートメントなど、心身を健康に導くウェルネス志向のスパであることも特徴的。湖畔を思わせる爽やかな空間でトリートメントを体験できるのはホテル滞在の醍醐味だ。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/6階にあるフランス料理「エステール by アラン・デュカス」は、「ミシュランガイド東京 2025」に1つ星レストランとして掲載されるフレンチファインダイニングだ。「大地と海の出会いの物語を紡ぐ場所」をコンセプトとするエステールでは、フランス料理に忠実でありながら、日本の大地と海の恵みを表現するメニューを提供する。
ブラウンを基調とした内装、自然由来の素材を使ったインテリアが柔らかい印象で、壁際では暖炉の揺らめく炎が癒しを誘う。手頃な広さの店内と気さくなスタッフが、軽やかで肩肘張らない空気を作り出してくれる。
写真:藤井 麻未
地図を見るシェフの小島景氏は、フレンチの巨匠アラン・デュカス氏の元で25年のキャリアを積み、その世界観を日本で具現化してきた第一人者。故郷鎌倉の食材がふんだんに使われた一皿一皿は、極力シンプルであるにもかかわらず、素材を存分に活かしきるための手間を惜しまない。
肉や魚に、柑橘や苦みのある葉物野菜を合わせたり、ソースに意外な組み合わせをもってきたり、一皿進めるごとに美味しい驚きがある。素材を熟知し、素材同士のマリアージュを知り尽くしていなければ、こんな仕上がりは計算できないに違いない。
エステールの食事では、一般的には脇役であるパンやデザート類までがメイン級の働きをする。例えば、ワゴンで切り分けられるパンとバター。もっちりざっくりの食感、噛むほどに感じる深い香ばしさ、特製のバターをたっぷりつけて頬張ると、至福の時がやってくる。フルコースを終えても全く胃がもたれず、むしろ身体に良いものを摂ってキレイになったようにさえ思えるのは、エステールの軽やかな底力といえるだろう。
写真:藤井 麻未
地図を見る大きな窓から光が差し込む開放的なロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」は、日中から深夜までフル稼働だ。カフェタイムには3ヵ月ごとに趣を変えるアフタヌーンティーも楽しめる。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/アフタヌーンティー“Stones”は、スイーツだけでなく、塩味のあるセイボリーにも力を入れている点がポイント。器は、輪島塗の塗師・赤木明登氏による、河原石にヒントを得た漆器。丸みを帯びたマットな器に色とりどりのペストリーが並ぶ様子は、まるでアートのようだ。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/また、ザ パレス ラウンジは深夜0時までオープンしているため、落ち着いた夜の利用もオススメだ。心地よいソファーと暖炉の灯りが、寛いだ気分にさせてくれる。伝統のマロンシャンティイや、季節のフルーツ満載のパフェなど、たまには夜のご褒美スイーツもいかがだろう。
メインバーとなるのは、ロビーフロアにある「ロイヤル バー」。一転してクラシックな印象を受けるのは、旧パレスホテルのカウンターがそのまま利用されているから。ロイヤル バーの初代チーフバーテンダーは、業界の礎を作ったといわれる今井清氏。現在は世界大会での優勝経験も持つ大竹学氏に引き継がれ、ジンフィズ、ドライマティーニなど往年の伝統カクテルを提供している。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/もう一つ、6階にひっそりとある「ラウンジバー プリヴェ」は、重厚感のあるロイヤル バーと比べ、眺望を重視した開放感のある設計。東京タワーまで見渡せる夜景は必見だ。また、カフェやランチなど日中の利用ができる点も嬉しい。アフタヌーンティーのメニューは エステール by アラン・デュカスから提供されているため、より気軽なスタイルでエステールのエッセンスに触れることができる点も大きな魅力だ。
提供元:パレスホテル東京
https://www.palacehoteltokyo.com/プリヴェのバーテンダー宮下氏は、ティーマスターの資格も持つ。お茶に魅せられた宮下氏の自信作はミントティーやロイヤルミルクティー。アルコールだけでなく、ティーマスターが選ぶセレクションは30種類にも及び、アフタヌーンティーとの相性も抜群だ。
都心の一等地にありながら、都会的な洗練と、皇居外苑の落ち着いた空気感とを併せ持つラグジュアリーホテル、パレスホテル東京。立地を十分に活かした空間設計、独創的な食体験、時代に即したサービスは時と共に変化し、その多彩な楽しみ方のお陰で、ここに滞在すること自体が旅の目的となりうる。
一方で、創業当初より引き継がれてきたホテリエたちのスピリットは今も昔も変わらない。これこそが、10年間に渡って5つ星を獲得し続けている理由なのではないだろうか。林立する摩天楼と、古から変わらない皇居外苑の景観が、歴史と新しさを織り交ぜたホテルの魅力を象徴しているようだ。
2025年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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