2025年大阪・関西万博のパビリオン予約なしでの楽しみ方

2025年大阪・関西万博のパビリオン予約なしでの楽しみ方

更新日:2025/04/12 09:53

浮き草 ゆきんこのプロフィール写真 浮き草 ゆきんこ トラベルライター、プチプラ旅専門家、LCC弾丸トラベラー
160を超える国・地域、国際機関が参加し、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにさまざまな展示や体験ができる「大阪・関西万博」。半年間という限られた期間だからこそ可能な奇想天外な建築物、そして未来の技術に触れられるのが特徴です。
人気パビリオンは予約が必要なことが多いですが、パビリオンに入らずとも楽しめることが満載なんです。万博にいくだけで楽しめるスポット、またお得な移動情報等をご紹介します。

まずは会場全体を見る!大屋根リングに登ろう

まずは会場全体を見る!大屋根リングに登ろう

写真:浮き草 ゆきんこ

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万博に到着するとすぐに目に入ってくるのがシンボル的存在の大屋根リング。高さ12m(外側20m)幅30m、全周約2kmと迫力満点です。

円というシンプルな形状はつながりや循環を意味し、コロナ禍や紛争で分断が進む時代に世界をひとつにつなぎ合わせる「多様でありながら、ひとつ」という理念が込められています。

まずは、会場全体を見渡すために大屋根リングに登りましょう。エレベーターはリングの内側から、エスカレーターと階段はリングの中側にあります。

まずは会場全体を見る!大屋根リングに登ろう

写真:浮き草 ゆきんこ

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エスカレーターや階段があるリングの内側はどこからでも出入りができ開放的。かつ雨風や日差しを遮ることもでき、ベンチも多く配置しているので、パビリオン見学で疲れたときの小休止にぴったり。

パビリオンやエリアの案内表示板も設置してあるので、自分が今、どのあたりにいるか確認することもできます。

リングの上は、想像以上に開放的。道幅も広くとっても歩きやすい!雨風がしのげる屋根はないので、夏は帽子、春、秋は天気によってはレインコートを持参するとよいでしょう。

まずは会場全体を見る!大屋根リングに登ろう

写真:浮き草 ゆきんこ

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リングの上からは、趣向を凝らしたパビリオン群、瀬戸内海などが一望。日が沈むころにもう一度リングに登ると、オレンジ色に輝くパビリオンにうっとり。

日が沈み切ったあとのパビリオンのライトアップを見るにもおススメ。リングに登るだけでも万博に行く価値がありますよ!

文化・芸術・伝統・革新が詰め込まれたパビリオン

文化・芸術・伝統・革新が詰め込まれたパビリオン

写真:浮き草 ゆきんこ

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リングの上から万博の全景を確認したら、早速歩いてみましょう。

リングの中にある海外パビリオンは、これはどの国だろう?と想像して歩くのが楽しい。最大の敷地面積を誇る中国館は、中国の伝統的な「巻物」や「書簡」をモチーフにし、漢字がずらずら〜っと書かれていることからも、中国だなと想像できますね。

巨大なマグカップのような隣のパビリオンはクウェート。地図上では決して隣り合わない国同士がこうやって並んでいるのも万博ならでは。クウェート館はお休みスポットの「オアシス」があるので、真夏の小休止にいいかも!

文化・芸術・伝統・革新が詰め込まれたパビリオン

写真:浮き草 ゆきんこ

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昼と夜で全く違う見え方がするのも魅力のひとつ。

写真は大阪ヘルスケアパビリオン。「カラダ測定ポッド」と呼ばれるブースに入り、写真やセンサーを用いて、心血管や筋骨格、髪や肌の状態を測定します。その状態をもとに25年後の自分(アバター)に会いに行けると話題のパビリオンです。右側にある地球をイメージした球体の中は、水耕栽培と陸上養殖という循環型のシステムを展示。下の水槽ではリアルに魚が泳いでいます。

昼は水色のような色で夜はさまざまな色に変化する様子が見られます。

文化・芸術・伝統・革新が詰め込まれたパビリオン

写真:浮き草 ゆきんこ

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奇抜なデザインが魅力の海外パビリオンですが、シンプルながらもその国の文化と伝統を感じられるパビリオンもあります。

おススメはサウジアラビア。真っ白い壁にヤシの木、スタッフは頭に真っ白い布をかぶり、黒い紐を巻いたスタイルで一歩中に入った瞬間、アラブの世界に引き込まれます。

細く曲がりくねった道は、旧市街を歩いているような気分になります。さりげなくディスプレイされた木々がまるでアートのよう。アラビアンコーヒーが飲めるカフェも必見です。

ミライの食、世界各国グルメが食べられる!映えスイーツも!

ミライの食、世界各国グルメが食べられる!映えスイーツも!

写真:浮き草 ゆきんこ

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ミライの食文化、世界各国グルメを食べるのも万博のお楽しみ。と言いつつ、写真は映えスイーツ?!いえいえ、見た目だけではありません。

このパフェを提供しているのは、さつまいもスイーツで人気の「らぽっぽファーム」。店内をよく見てみると、イチゴがあちらこちらにぶら下がっています。実はこのカフェで栽培したいちごを使ってパフェを作っているんです。

おススメはおいもとイチゴのツリーパフェ。なんと40p!友人、家族とシェアして食べるのがおススメです。そのほか、おいもとりんご、おいもづくしのツリーパフェがあります。こんなに食べられないという方には、お一人様用のショートサイズもあります。といってもかなり大きいです。

※一部のいちごは取り寄せています

ミライの食、世界各国グルメが食べられる!映えスイーツも!

写真:浮き草 ゆきんこ

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大阪ヘルスケアパビリオンのミライと食の文化にある「ほっかほっか」は、あのほっかほっか亭がプロデュースしているお店。

ほっかほっか亭は弁当のイメージがありますが、万博では食べ歩きができる「ワンハンド」弁当を提供。

お弁当の具材をぎゅっとつめこんだおにぎりのようなワンハンド弁当はボリューム満点。定番ののり弁のワンハンド弁当も!海苔の代わりにニンジンで作った野菜シートで包んだワンハンド弁当はヘルシー志向の方必見です。

ミライの食、世界各国グルメが食べられる!映えスイーツも!

写真:浮き草 ゆきんこ

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海外パビリオンの中にはカフェを併設しているところがあります。
フランスではワインとチーズ、ドイツではビールとソーセージ、北欧ではワッフルといったものが食べられます。

写真はオランダ館の塩漬けにしんのタマネギ添えとそのサンドイッチ。オランダでは塩漬けニシンが大定番。魚をサンドイッチで食べるの?という偏見は捨てて食べてみてください。驚きの味わいにはまっちゃうかも?

疲れたときの味方

疲れたときの味方

写真:浮き草 ゆきんこ

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会場内は広く、大屋根リングを一周するだけでもかなり体力を奪われます。そこで利用したいのがEVバス。会場内で約30台のバスが行きかっていますが、1回400円、1日乗り放題1000円と料金がかかります。またバス停を探さないといけない手間もあります。

そこでおススメしたいのが「パーソナルモビリティ」。東と西ゲートで借りることができ、しかも無料!65歳以上であれば優先的に借りることができます。

最長4時間と時間の制約はありますが、事前予約も不要なのでとっても便利。ただし、走行可能エリアが決まっており、会場内の12カ所の駐機場にしか停められず、借りた場所のみで返却になります。東ゲート側から西ゲート側のパビリオンに行くなど遠くにいくときに利用するのがよいでしょう。

疲れたときの味方

写真:浮き草 ゆきんこ

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会場内には無料休憩スポットが多く設けられています。

竹で作られた長椅子は見た目以上に座り心地抜群。大屋根リングの下にも多くベンチがあり、雨風、日差しをさけて休憩することができます。

セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニ、自動販売機もあるのでベンチでくつろぎながら食事をとることもできます。

炎天下でトイレに並びたくないなら

炎天下でトイレに並びたくないなら

写真:浮き草 ゆきんこ

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万博のトイレといえば若手建築家の皆さんが趣向をこらし、持続可能なトイレを設計したことで話題になりました。

一見トイレとわかりづらく見つけづらいこと、炎天下の中、外で並ぶのは避けたいという人はリングの下にあるトイレがおススメ。リングに登るエスカレーターの近くにあるのでチェックしてみてください。

また、大きいパビリオンであればトイレの数が多いこともあるのでパビリオン内のトイレを利用するのもいいでしょう。

楽しみ方は十人十色

今回は万博の基本的な楽しみ方を紹介しました。そのほかあると便利情報を列挙しておきます。

1.モバイルバッテリー
アプリを起動したり、地図をみたりとかなり電力を消費します。
2.地図
現状、地図の配布はないとのこと。アプリで地図を見ることができますが、全体を見たい人は、万博HPからダウンロードして印刷するのがおススメです。
3.帽子
大屋根リングの下は日影ですが、上はもちろん屋根なし。海に面していることもあり風が吹くと日傘は危ないので帽子があると便利です。
4.レインコート
噴水ショーで使われるのは海水。風が強い時は洋服が濡れて、べたべたすることもあるので心配な人はレインコート持参で。

1日では回り切れないほどみどころ満載の万博。万博はすぐに何かを解決するものが展示されているわけではありません。誰かの知恵や各国の文化、そしてここでしか出会えない人との交流によって、自分自身でなにか気づき、今後の生きるヒントを得る場。とにもかくにもワクワク、ドキドキをしに万博に一度は行ってみても損はありませんよ。

2025年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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