写真：大宮 つる
地図を見る朱色が鮮やかな一の鳥居は、真東を向いています。石造りの二の鳥居と比べてみると、意図的に真東に向けて造られたことがわかります。春分・秋分の時には、九十九里の海から上ってくる太陽がこちらの鳥居を照らすとも。
また、春分・秋分の日の出の位置と「玉前神社」をむすんだ延長線上には、寒川神社（神奈川）、富士山頂、竹生島（滋賀）、元伊勢にある皇大神社（京都）、大山にある大神山神社（鳥取）、出雲大社（島根）があり、このことから「御来光の道（レイライン）」と呼ばれているんですよ。玉前神社は、レイラインの最も東にあるので、関東屈指のパワースポットといわれている所以です。
写真：大宮 つる
地図を見る二の鳥居の向かって右側に「御神水」を頂ける場所があります。授与所にて、御水取り用の空ペットボトルが頂けます（有料）。
写真：大宮 つる
地図を見る手水舎で心身を清め、右側を見ると、君が代に歌われている「さざれ石」があります。さざれ石の横にある石碑に刻まれた“さざれ石”の文字は橋本龍太郎元首相の筆によるものです。
写真：大宮 つる
地図を見るさざれ石の正面にあるのが、「子宝・子授けいちょう」です。お父さん銀杏（向かって右）・子ども銀杏（真ん中）・お母さん銀杏（向かって左）があり、「お父さん、お母さん、子ども」の順で両手でふれて、“子宝”を祈願するとご利益があるといわれています。
写真：大宮 つる
地図を見る子ども銀杏は、父母2本の銀杏のタネから育っていて、本当に子どものようにまだ幹は細くてかわいらしいんですよ。
写真：大宮 つる
地図を見る玉前神社は1200年以上の歴史を持ち、平安時代にまとめられた「延喜式神名帳（えんぎしきじんみょうちょう）」では名神大社（みょうじんたいしゃ）としてその名を列せられている古社です。古くから朝廷・幕府・豪族からの信仰を集めていました。歴史を感じながら、二拝二拍手一拝でご参拝をしましょう！
玉前神社のご利益は、“新しく始まる事象”に関係する起業・再生・発祥等の守護。また、“月の信仰”により、子授かり・安産・子育て・精神などおもに女性の神秘的な事象の守護をしています。源頼朝公も妻・政子のご懐妊の際にご参拝していらっしゃるので、ご利益はお墨付きと言えるでしょう。
写真：大宮 つる
地図を見る神様にご挨拶をしたら、左方向に歩を進めてみてください。「はだしの道」があります。くつを脱いではだしで、入口から時計回りに3周まわると願い事がかなうとか。
玉砂利の上を歩くので、足裏のツボが刺激されながら、玉前神社の土地のパワーを足から感じちゃいましょう！
写真：大宮 つる
地図を見る玉前神社には、ユニークなお守りが沢山あります。玉前神社のご祭神である「玉依姫命」が、月の満ち欠け・潮の満ち干きに関わりの深い神様のため、女性を守護するお守りがたくさんあります。
珍しいお守りとしては、むかって左側の紫色の「月日守」、むかって右側の白色の「御珠守」です。「御珠守」には、個性的な真珠入りです。ほかにも、サーファーだけでなく“人生の荒波にも乗る”すべての人にご利益がある「波乗守」、第1子を授かりたい人向け「子授け守」、一宮町のキャラクター「いっちゃん守り」、恋愛運を高める「天然石勾玉守（ローズクォーツ）」などといったお守りも人気です。
写真：大宮 つる
また、御神水はわりとどこの神社でも見かけますが、こちらの神社ならではの「御神砂」、「御神塩」もあるので、玉前神社のパワーをお持ち帰りしたい方はぜひ！
関東屈指のパワースポットで、縁結び、子授けなどにご利益が篤い上総国一宮「玉前神社」をご紹介しました。
女性を守護する神様が祀られているだけに、やさしく、やわらかい雰囲気のある神社です。関東屈指のパワースポットの気を感じに、ぜひご参拝に行っていただけたらと思います。ご朱印いただけます。
なお、子授けご祈願なら、千葉県「笠森観音」も有名です。車で30分ほどの距離ですので、あわせて参拝されてみてはいかがでしょうか（記事下の関連MEMOに紹介記事あり）。
＜基本情報＞
住所：千葉県長生郡一宮町一宮3048
電話番号：0475-42-2711
アクセス：ＪＲ東日本外房線「上総一ノ宮駅」から徒歩8分。国道128号線沿い九十九里波乗り道路一宮インターすぐ（無料駐車場も50台分あり）。
この記事の関連MEMO
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(2024/10/11更新)
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