写真:六三四
地図を見る温泉好きだったと言われている西郷さん。
吹上温泉には写真の「西郷隆盛来遊の地」像のほか、東郷平八郎書による石碑「西郷南州翁来遊之碑」などがあり西郷さんゆかりの温泉であったことがうかがえます。
県内各地に「西郷さんと温泉」の足跡は残っていますが、ここ吹上温泉には明治3年、4年そして7年と3度訪れたと言われています。1回の滞在は1か月〜40日ほど。滞在中は湯治と狩りを楽しんだと伝えられています。一説によると、肥満体質の西郷さんは狩りで野山を歩き、湯に浸かりながら来るべき国の大事に備えていたのではとも言われています。
現代でいえばプロスポーツ選手のシーズンオフ中の自主トレ?のようなものかもしれません。まぁ、ほんとのところは本人に聞いてみなきゃわかりませんね。
ただ、数ある温泉の中であの西郷さんが3度も訪れたくらいですから、吹上温泉好きだったことは推察できますね。
写真:六三四
地図を見る西郷さんは吹上温泉に度々訪問しましたが、残念ながらその温泉は現存していません。そこで平成の西郷ともいわれる(体型だけ)私が月に1度は必ず入る吹上温泉おすすめの宿をご紹介いたします。(ちなみにココの宿のご主人も最近、西郷さんに似ていると言われているとか・・・)
吹上温泉「湖畔の宿みどり荘」
多くの文人に愛された宿で、かの斉藤茂吉や吉田絃二郎も訪れています。
特に斉藤茂吉は殊のほか「みどり荘」を好んだそうで
「この温泉(いでゆ)に 浴みつつ遠き神のこと 思ほゆえるまで心しずけし」〜みどり荘にて〜
と歌も詠まれています。
写真:六三四
地図を見る「湖畔の宿みどり荘」の敷地内には「みどり池」と名付けられた池があります。
池の周囲には様々な木々が植えられ、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の自然を感じる事が出来ます。
※例年、紅葉シーズンは11月半ばから12月半ば頃まで。11月下旬が見ごろだとか。
時季によって湯の色が変わる露天風呂は、池とそれを囲む自然との調和が美しくまるで一枚の風景画のよう。露天風呂ファン垂涎の温泉です。
あふれ出る湯のせせらぐ音と、風のささやき・・・
肌を包み込む極上のいで湯がきっと疲れた体を癒してくれるでしょう。
写真:六三四
地図を見る「みどり荘」には露天風呂、家族湯としても利用できる貸切湯、そして「みどり池」に面した内湯があります。あふれ出る湯は、珍しい黒い湯の華が舞う天然の掛け流し温泉です。
日によって色の濃淡が変わる黒い湯は、白いタオルを浸けると一度で灰色に変色するほど。それほどインパクトのある湯に、初めて利用する方はきっと驚かれることでしょう。
この黒い湯を「薩摩ブランドの黒」薩摩黒豚や薩摩黒酢にあやかって「薩摩の黒湯」と個人的に命名させていただきました(みどり荘公認)。鹿児島の観光の柱である「薩摩の黒」ブランドに名を連ねるに値する温泉に相違ありません。
吹上温泉「湖畔の宿みどり荘」の「薩摩の黒湯」。
鹿児島の温泉を語る上で決して外せない1つです。
写真:六三四
地図を見る【温泉名】吹上温泉
【住 所】鹿児島県日置市吹上町湯之浦910
【電 話】099-296-2020
【泉 質】単純硫黄泉
【適応症】慢性皮膚病,リウマチ,神経痛など
【立寄湯】¥500
【家族湯】大人¥750/子供¥300(1時間)※予約不可。
【宿 泊】通常価格1泊2食¥15,750〜
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この記事を書いたナビゲーター
六三四
鹿児島・宮崎を隅から隅まで走り回り、訪問した温泉・温浴施設は鹿児島と宮崎だけで1500ヵ所を超えました。鹿児島・宮崎の温泉“だけ”なら少しは自信があります!が、薩摩・大隅・日向の温泉以外はほとんどわか…
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(2025/1/24更新)
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