写真:もんT
地図を見るタイの首都バンコクからラオスへ鉄道で向かうには、東北線の終点「ノーンカーイ(Nong Khai)」を目指します。長距離列車はすべて、バンコク中心部から7kmほど北にある新ターミナル・クルンテープアピワット駅から発車します。旧ターミナルのバンコク駅からは、国鉄線で2駅、バンスー(Bang Sue)下車です。
写真は、国鉄バンスー駅。背後の「BANG SUE GRAND STATION」とある巨大な建物が、新ターミナル駅です。MRT(地下鉄)のブルーラインでもアクセスできます。国鉄線は本数が非常に少ないので、バンコク中心部からはブルーラインでのアクセスが便利でしょう。
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地図を見る国境の町ノーンカーイへの列車は、昼行特急が1本、夜行特急が2本、毎日運行されています。夜行寝台特急の1本のみ、ノーンカーイの先、国境を越えてラオスのビエンチャンに乗り入れます。快適で人気なのは寝台車ですが、途中の沿線風景を楽しむのであれば、1日1本の昼行特急がおすすめ。クルンテープアピワット駅を8:45に出発し、17:30に終点のノーンカーイに着きます。
約650kmの長旅なので、おやつや飲料は改札を通る前に買い込んでおきましょう。昼行特急には食堂車がありませんが、お昼時には、ガパオライスのお弁当販売があります。
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地図を見る東北線の沿線風景のハイライトは、ロッブリー県とサラブリー県にまたがる巨大なダム湖「パーサック・チョンラシット・ダム(Pa Sak Jolasid Dam)」。雨季に入ってまだ間もない時期は、湿原風景が延々と約30分にわたって展開します。一方、雨季が終わる11月中旬から1月にかけては、ダム湖は満水状態になり、列車は湖の上を走ります。満水シーズンには、バンコクからの日帰り観光列車も運転されるほどの、人気スポット。バンコク出発後、2時間半ほどで、車窓右手に絶景が広がるので、お見逃しなく!
ノーンカーイから先の国境越えの列車は、朝と夕方の2本だけです。バンコクから昼行列車で夕方到着した場合は、ビエンチャン行きはすでに出発した後…。ラオス入りするのは翌日となります。翌日のビエンチャン行きの切符は、当日でも購入できますが、前日に買っておくと、座席も確保できるので良いでしょう。ノーンカーイ駅周辺は、町の中心からは外れていますが、ホテルはいくつもあります。
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地図を見るさて、いよいよラオス入国です。タイ出国審査は、長いホームのはずれにあるゲートで行われます。バンコクからビエンチャン行きの夜行列車の乗客も、いったん荷物をすべて持って下車し、出国審査へ…。その間に、列車はホーム北端、ゲートの向こう側に移動し、審査を終えた乗客を迎えます。
ノーンカーイからビエンチャンへの国際列車は、朝のバンコクからの直通列車1本(8:35発)と、夕方のローカル列車1本(17:25発)の合計2本のみ。出国審査に要する時間も見越して、乗り遅れないようにご注意を。
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地図を見るノーンカーイ駅を出発すると、ラオスとの国境であるメコン河を渡ります。この橋、タイラオス友好橋は、珍しい道路鉄道併用橋。道路の上に単線のレールが敷かれており、列車が通るときは、自動車やトラックの通行が封鎖されます。河を渡り、長らく一時的な終点だったタナレン(Thanaleng)駅を通過すると、ここからが2024年7月に開通した新線区間。ノーンカーイからは30分ほどで、ビエンチャン・カムサワート(Vientiane ・Khamsavath)駅に到着です。
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地図を見るビエンチャン・カムサワート駅に発着する列車は、2025年現在、タイとの国際列車2往復のみ。したがって、改札が出入国の審査ゲートとなっています。入国カードもここで記入します(列車の中では配布されません)。入国審査時にタイバーツで20バーツ必要です。
到着した列車は、機関車の入れ換え作業をして、折り返しノーンカーイ行きとなります。写真撮影をする場合、ホームや列車のほうにカメラを向けるのは問題ありません。入国審査のゲートのほうには、カメラを向けないように気をつけましょう。
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地図を見る入国審査ゲートを出ると、駅構内の広々とした空間が広がります。開業間もないせいか、お店やレストランの開業はまだこれからです。両替所やATMもありませんので、ラオスの通貨キープの入手に困りますが、タクシーや路線バスも含め、ほとんどの支払いでタイバーツが通用します。
ビエンチャンの中心・旧市街へは、列車の到着に合わせるように路線バス(ルート12)があります。所要時間は約30分で、運賃は20000キープ(約140円)。駅出口付近で、机を出して切符を売っています。
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地図を見る発展途上のビエンチャン・カムサワート駅。今後、どのような賑わいが創出されていくのか、楽しみです。
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地図を見る最後に、カムサワート駅周辺のちょっとした観光スポットも紹介しておきましょう。駅は大ターミナルの様相を呈していますが、駅の周りにはまだ何もなく、水田とリゾートコテージがあるのみ…。西のほうへ30分ほど歩くと、商店が並ぶのどかな通りに出ます。食事ができるお店やスーパーも数軒あります。
また、大きな市場もこの写真の近くにあり、市場入り口の通り沿いにはATMがあります。カードのキャッシングで、ラオスキープが入手できます。
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地図を見るそして、市場近くには、円形の人造湖、タートルアン(Thatluang)湖が広がります。中心部から7kmほど離れているとはいえ、首都とは思えないのんびりとした風景が広がります。しかし、この風景も大規模開発でこれから変わっていくことでしょう。ラオスの今を、ぜひ見て感じてきてください。
住所:RS2, Nonvai Village, Saysetha District,
アクセス:バンコク・クルンテープアピワット駅から、直通列車で約12時間。ノーンカーイからは約30分
2025年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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