巨大四面仏塔で有名なアンコールトム、何とその数50以上!

巨大四面仏塔で有名なアンコールトム、何とその数50以上!

更新日:2014/07/23 17:44

数あるアンコール遺跡群の中で、誰もが必ず訪れるのがアンコールワットとアンコールトム。
アンコール王朝最後の栄華を極めた城郭都市、アンコールトムのトムは「大きい」という意味があり、1辺3kmの堀と高さ8mの城壁で囲まれたその広さはアンコールワットの約4倍!観光スポットとしてガイドブックによく紹介される南大門、バイヨン寺院、象のテラス、ライ王のテラスなどはすべてアンコールトムの中にあります。

最初に目指すのは南大門(なんだいもん)、外壕を渡る際は左右の石像の姿と数に注目!

最初に目指すのは南大門(なんだいもん)、外壕を渡る際は左右の石像の姿と数に注目!
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アンコールトムには南大門、西大門、北大門、勝利の門、死者の門という5つの門があり、南大門が正門となります。東向きに建てられているので、午前中の観光がおススメ♪(ちなみにアンコールワットは西向きに建てられているので午後からがおススメです)
南大門に向かう、幅130mの外郷にかかった橋の先端にはナーガ(蛇神)の姿が!そして左側には神々が、右側には阿修羅がそれぞれ54体、計108体!ナーガの胴を引き合う姿が欄干となっています。当然のことながら神々と阿修羅では顔つきが全然違うし、ひとつひとつの顔も個性豊か!南大門をくぐる前から感動でテンションもアップしてしまいますが、ここでの感動はまだ序章にすぎません。さあ、これからが本番!南大門へ足を進めましょう。

アンコールトムで初めて出会う巨大四面仏塔は南大門に♪

アンコールワットより遅い12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世により建設されたアンコールトム。アンコールワットの北側に隣接、そのメインゲートが南大門です。
南大門の内側は木枠で固定され補修されているというものの、その中を車やトゥクトゥクがバンバン走り抜けていきます。車1台がやっと通りぬけるくらいの幅しかないのに、大丈夫なんだろうかと心配になるほど(笑)。

巨大な観世音菩薩の四面仏塔は49塔。南大門、西大門、北大門、勝利の門、死者の門に5塔。計54塔あります。それぞれに表情が微妙に異なり、見る角度によってもまた違ってみえるから不思議。たくさんの四面仏の中から、あなたのお気に入りをみつけましょう。

アンコールトムで初めて出会う巨大四面仏塔は南大門に♪
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必見!当時の人々の暮らしぶりが伝わってくるバイヨン寺院のレリーフ

アンコールトムの中央に位置するバイヨン寺院へは南大門をくぐりぬけてから約1.5km。どこからでも巨大な四面仏塔の姿が目に飛び込んできます。第一回廊、第二回廊、そして中央祠堂へと進んでいきましょう。

まず注目したいのが回廊の壁面ごとに描かれているレリーフ(浮き彫り)!12世紀の人々の生活模様や神話、戦闘シーンなどがたくさん描かれています。見ているだけでタイムスリップしてしまいそうなくらい、生き生きと、かつ迫力たっぷりの一大絵巻が展開しています。
50近くあるバイヨン寺院の四面仏塔は「クメールの微笑み」と称され、カンボジアの紙幣、200リエルにも描かれています。場所によっては3つのお顔が並んでみえるところもあるので、要チェックですよ〜。

必見!当時の人々の暮らしぶりが伝わってくるバイヨン寺院のレリーフ
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崩れかけた遺跡の中を歩く醍醐味!足元にはくれぐれもご注意を!

日本だったら絶対立ち入り禁止になるようなところも自由に出入りすることができるのがアンコール遺跡の醍醐味。
近年遺跡の崩壊が進み、入場制限がかかるところもでてきましたが、信じられないほど自由に遺跡の中を闊歩することができます。バイヨン寺院の中も例外ではなく、こんな感じのところがいっぱい!必ず歩きやすい服装でおいでくださいね(笑)。

崩れかけた遺跡の中を歩く醍醐味!足元にはくれぐれもご注意を!
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バイヨン寺院の次に目指すのは

神々が住むバイヨン寺院から北に向かう道の左手に、バプーオンと王宮があります。バプーオンは、ピラミッド型寺院で空中参道が有名です。
王宮前にあるのが象のテラスとライ王のテラス。象のテラスは、3つの頭を持つ象の柱の他、象のレリーフが有名で、延長約350m。ライ王のテラスは、高さ6mにも及び、内部の通路は迷路のようになっています。
王宮周辺には他にも見どころ満載。アンコールトムの観光は午前中がおススメと最初に書きましたが、すべて見て回ろうとしたら半日では無理なのであしからず(笑)。
時間に余裕があれば、象タクシー?で回るのもおススメです。

バイヨン寺院の次に目指すのは
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最後に

アンコールトム内は電気自動車で回ることもできます。それだけ広いということであり、下手をすると、どこをどう回ったかわからなくなった!・・・なんてことに(汗)。
そのためにはまず、遺跡の配置図を頭の中に入れておくことが大切です。どうぞ後悔のないように、すばらしい遺跡群を堪能してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/11/16−2011/11/20 訪問

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