写真:Hiroko Oji
地図を見るドイツ・スイス・オーストリアの国境となっているボーデン湖。この西端に浮かぶのが“花の島”とも呼ばれる「マイナウ島」です。
ボーデン湖畔の町コンスタンツからバスで、またはコンスタンツ港やメーアスブルクなど湖畔の町からフェリーでアクセスできます。チケット売り場でチケットを購入し、ゲートをくぐると島へと導いてくれる橋が見えてきます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る島に入る前からすでに色とりどりのお花が出迎えてくれるマイナウ島!たくさんの旗が並ぶ橋を渡っていきます。
手摺りに色鮮やかなお花のプランターが飾られた橋から眺めるボーデン湖の眺めも素晴らしく、心が弾みます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る島内に着けばお花と緑があふれる楽園状態!大きなお花のモニュメントのお出迎えも嬉しくなります。
この花の島は、かつてはドイツ騎士団所有地であったところ。大公フリードリッヒ一世のひ孫レナート・ベルナドッテ伯爵が所有するようになってから、荒れ果てた地を花と樹木の楽園に造り変え、一般に公開するようになりました。彼の死後は伯爵家がその遺志を継承し、世界中からの旅行者を迎え入れられるように島を維持しています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るマイナウ島の広さは約45ヘクタール。島からはボーデン湖とスイスアルプスの山々を望むことができ、島のどこにいくにもベビーカーや車椅子の人も利用しやすい遊歩道が設けられていて、心が癒される風景が広がっています。
マイナウ島は花と緑がいっぱい。季節ごとに入れ替わる色とりどりのお花や生き生きとした芝生と木々の緑、背景には湖の青が広がり見惚れるばかりのガーデンとなっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこの階段状の滝はカスケードといわれ、地中海テラスとその下に広がる湖のエリアをつないでいます。
イタリアのトスカーナをイメージできる背の高いイトスギと、色とりどりの花に一年草、地中海原産の植物などに彩られた美しい水路となっていて、人気エリアのひとつです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る庭園内には孔雀やアヒルなどを象ったカラフルな花のオブジェが点在し、マイナウ島の名物となっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る入り口から奥にどんどん進んでいったところに広がるのは、幾何学模様にデザインされたローズガーデンです。19世紀にバーデン大公フリードリヒ一世の命によって設置され、四季を象徴する4つの大理石の彫刻が置かれています。
バラの見頃は6月半ばと8月。ガーデンには1000品種以上のバラがあり、ハイシーズンには数えきれないほどの色や形のバラが花開きます。毎年少しずつ新品種が加わり、6月には訪れた人による人気投票が行われ、マイナウ島のバラの女王を決められます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るローズガーデンの背後にあるのが、ガラスでできた3つの大きな波のような外観の温室「パームハウス」。
パームハウスの高さは最大で17mほどあり、大きなヤシの木も十分に収まる温室です。中では20種以上のヤシが育ち、冬季になると地中海テラスの柑橘類も冬越しのために仲間に加わります。5月には大きなランの展示イベントがあり、コチョウランやカトレアなど、さまざまな品種のランを見ることができます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る温室内にはカフェスペ−スもあって、毎日作りたての自家製ケーキやパイ、最高級の豆から淹れられたコーヒーなどがいただけます。ゆっくり寛げますので、時間に余裕があれば南国ムードの中でひと休みなさってくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る温室の北側に隣り合うように建っているのはバロック様式の教会と宮殿です。
宮殿は、ドイツ騎士団の城として1739年〜1746年にかけて建設されました。均整の取れた左右対称の建物で、現在もベルナドッテ伯爵家の人々がここで暮らしています。白と金の壮大なかつての謁見ホールだった「ホワイトホール」は一般に公開されていて、いくつかの部屋は、展覧会や音楽会、企業の会議、結婚式などのために借りることもできます。隣接の教会は、祭壇装飾や天井画が素晴らしく、こちらも結婚式場として人気の高いスポットです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこちらはイタリアの風を感じられる地中海テラス。ノウゼンカズラやブーゲンビリア、パッションフラワー、ヤシなどの熱帯〜亜熱帯地域の植物が集められ、中央では噴水が涼しさを振りまいていて、そばで一休みできるエリアになっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る島の樹木林地帯の次に見えてくるのは葡萄畑。豊かな緑に包まれたエリアで、のんびりお散歩できます。
そのほかにもドイツでも2番目に大きい蝶園「バタフライハウス」もあります。最大約120種、1000頭のチョウが、世界中から集められた熱帯植物の間をひらひらと舞い飛びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る西側の南側に広がるのは子どもたちのプレイグランドとなるエリア。1100平米の広さがあり、子どもたちにとっての遊びの楽園です。
大きなアドベンチャープレイグラウンド、ショベルカープレイグラウンド、マーブルランなど、上ったり揺れたりバランスをとったり、体全体を使って遊べる場です。ショベルカーの遊び場では6台のミニショベルと2台のクレーンがあり、砂を掘ったりクレーンを動かして作業したり・・・子どもたちにとってはめったにできない体験が可能です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る隣接するファームではアルパカ、ウサギ、ニワトリ、ヤギ、シェトランドポニー、ロバ、羊、猫たちのお家が並び、庭ではレタス、ハーブ、果物、野菜などの作物が栽培されています。広場では餌をあげたりしながら動物たちと触れ合えるようになっていて、微笑ましい姿に出会えます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた水場では、吊り橋や鎖状の歩道橋に丸太小屋や塔があり、いかだに乗ったりロープを使って移動したり、水中に飛び込んで泳いだり・・・それぞれの楽しみかたが体験できます。ここには、濡れた服を乾かす乾燥機までも敷地内に置かれ利用可能。至れり尽くせりです。
マイナウ島は赤ちゃんからお年寄りまで、お花や樹木、動物など含めて自然美を楽しめて島を取り囲む湖の風景にも心癒されるパラダイス。コンスタンツやメーアスブルクからもアクセスしやすいので、近くに来られたらぜひ足を延ばしてご訪問くださいね。
住所:Insel Mainau,78465 Konstanz
電話番号:+49-7531-3030
営業時間:9:00〜19:00
アクセス:
(1)コンスタンツ駅前のバス停から4/13,13/4のバスで約20分
(2)コンスタンツもしくはメーアスブルクの港からフェリーで10〜20分
2025年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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