ベルギーの首都、ブリュッセルの中心部にある広場、「グラン・プラス」は世界文化遺産にも登録されている約110m×70mの石畳の広場です。
この広場で、2年に一度の偶数年、8月15日前後の数日間のみ開催される祭典があります。石畳の広場が華やかな絨毯のように、カラフルな花びらで飾られる「フラワーカーペット」です。今回は、この特別なフラワーイベントを中心にご紹介いたします。
写真:北ノ峰 セイコ
地図を見るフランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と讃えたことでも知られる、ブリュッセルの大広場「グラン・プラス」は1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ゴシック建築の市庁舎、職人や商人の同業組合の集会所の建物であるギルドハウスなどの、15〜17世紀の歴史的建造物に四方を囲まれています。
この広場で催される花の祭典が「フラワーカーペット」です。
写真:北ノ峰 セイコ
地図を見るフランドル地方の造園家たちが、ラグマット程度の小さなフラワーカーペットをつくっていたものを、1971年からイベント化したのが始まりです。
図柄は世界有数のベゴニア輸出国のベルギーらしく、ベゴニアの花で描かれています。開催の一年前から準備がスタートし、図柄のテーマなどが順次決められていきます。
写真:北ノ峰 セイコ
地図を見るカーペットを作り上げる作業はもちろん手作業。イベント本開催の前日の作業は見学することができるので、これも必見です。
ロール状の芝の上に、ベゴニアの花びらを半日かけて敷き詰めていくのですが、1平方メートルあたり300、トータルで約75万株ものベゴニアが使われます!
たくさんの段ボール箱の中に、花びらが色別にパッキングされていて、100人を超える人々の手によって、地道に仕上げられていきます。
写真:北ノ峰 セイコ
地図を見る「フラワーカペット」は、グラン・プラスのまわりから無料で自由に見学できますが、全体のデザインを見るには上から眺めるのがベスト!
イベント期間中は、市庁舎のベランダが有料で開放されるので、ぜひ上がって眺めてください。行列必至ですが、並んでも上から見る価値ありです。
写真:北ノ峰 セイコ
地図を見るフラワーカーペットを堪能したら、ブリュッセルの街散策もおすすめです。
有名な小便小僧の像もグラン・プラスから歩いてすぐのところにあります。小便小僧には機会あるごとに衣装が贈られます(写真は残念ながら裸のままの時に撮影したもの。)。今まで贈られた衣装は、グラン・プラスにあるブリュッセル市立博物館(王の家)に展示されているので、興味のある方は立ち寄ってみてください。
その他、ゴディバやノイハウスといった、有名ショコラティエやベルギーレースのお店めぐりもおすすめ。ベルギーワッフル、ムール貝などのグルメも楽しめます!
次回のフラワーカーペット開催は、2018年の8/16〜19です。コンパクトで散策しやすく、他の国からもアクセスしやすいので、ついでにふらっと立ち寄りやすいブリュッセル。近隣国におでかけのプランを立てている方も、ブリュッセルまで足をのばしてみてはいかがでしょうか。
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