写真:浅井 みら野
地図を見る愛媛県南部の奥深い山の中。城下町の大洲からも近い内子は大洲街道の要衝として、また四国遍路の通過地点として賑わってきました。江戸時代になると木蝋の生産が始まり、その品質の良さから内子の名前は海外にまで知れ渡ることになります。
木蝋をはじめ、当時の豪商が築いた屋敷や店舗は今も大切に保存され、中心地は国の重要伝統的建築物群保存地区(通称「重伝建(じゅうでんけん)」)にも選定。その目抜き通りとも言える本町通りを歩いていると「内子の宿 くら」の看板が見えてきます。
写真:浅井 みら野
地図を見るもともとは呉服屋として100年以上もの歴史があるお宅。大切な商品を保管していた蔵がリノベーションを経て、今度は旅人に安らぎを与える1日2組限定のお宿に生まれ変わりました。
写真:浅井 みら野
地図を見る1階はリビング、2階に寝室が設けられ、まるで暮らすような滞在を楽しめるメゾネットタイプになっています。
写真:浅井 みら野
地図を見るやわらかな菜の花色に白漆喰のなまこ壁がアクセントの外観を眺めながら、いよいよお部屋へ。歴史と伝統が息吹く外側と同じ雰囲気が建物内にも満ちています。玄関からすぐの場所には、団らんの場にぴったりな畳の間が。全員の顔が見渡せる座卓を囲んでのひとときに会話も花が咲きそうです。
写真:浅井 みら野
地図を見る近くの壁には一面に大きな窓が配され、自分だけの秘密の中庭が控えているのも特別感があります。そのお庭に寄り添うように文机も用意され、ここで読書をしたり、手紙を綴ったり。柔らかな陽の光が差し込み、まるで時が止まったような穏やかな空気が流れます。
写真:浅井 みら野
地図を見るさり気なくお部屋に飾られた茶器からは温もりが感じられ、歴史と人の手によって積み重ねられた空間は居心地が良いです。
写真:浅井 みら野
地図を見る特に2階は建物の存在感がひときわ光る場所。建てられた当時の梁や柱が姿を現し、その堂々たる佇まいは見る者に安心感を与えてくれます。寝室にはダブルベッド2台が置かれ、1階にお布団を敷くことで最大3名まで宿泊可能です。
上下セパレートタイプの作務衣も常備。ゆったりとした着心地で滞在中もくつろげる仕様になっています。
1階にあるバスルームとパウダールームは現代の生活に合わせて、和モダンに統一。明るく落ち着いた気持ちで身支度を整えられます。
特に檜の香りがお湯と共に立ちのぼる木桶風呂は、ゆっくりと時間をかけて堪能したいところ。やわらかなカーブが身体にフィットし、じんわりと身体の芯から温めてくれます。窓からはお庭の様子もうかがえ、朝な夕なに何度でも浸かれば旅の疲れもゆるりとほぐれていきそうです。
長年、呉服屋という商いを支え続けてきた蔵は役目を終え、「内子の宿 くら」として今では地域の歴史や文化を伝える案内人に。食事は近隣の飲食店でいただくので、自然と地域にとけ込むような体験が叶います。蔵を含め呉服屋だった店舗や屋敷も一棟貸しの宿として生まれ変わりましたが、訪れる人々をあたたかくもてなす伝統は往年の頃から今も続いています。
2025年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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