「手宮線跡」へ手軽にアクセスするなら、小樽駅からがオススメ。
まずは駅の観光案内所でパンフレットをもらうと、その後の行動がし易いでしょう。
小樽駅からは正面にある「中央通り」を海に向かって歩き、10分もかからず手宮線跡に到着します。中央通りをまたがって、線路がそのまま残っています。
通常、廃線跡の線路は撤去されるのですが、ここまでしっかりとした状態で残っているのはかなり珍しいパターン。まさに、列車を走らせることが出来るんじゃないかという保存状態です!
中央通〜小樽美術館の区間は、周囲に緑が多く、景色を楽しめる空間となっています。こういったところが、鉄道好き以外の方にもオススメできるポイント。
廃線跡でありながら、小樽の街並みとも違和感なく調和し、日常の生活空間に溶け込んでいます。遊歩道にはベンチもあるため、そこに座ってゆったりとした時間を味わうのもあり。
散歩を楽しむのに、手宮線跡はとても魅力的な場所です。
小樽美術館のところまで手宮線跡を歩いてくると、「色内駅(いろないえき)」の駅舎があります。この駅舎は、2011年に復元されたもの。
この駅舎は現在、休憩所となっていますので、ここで休むことも可能。ベンチに座りながら駅ホームを眺めると、列車を待つ当時の乗客を思い浮かべられるかも。
式内駅の近くは古い木造の建物が立ち並んでいるので、たいへん風情があります。レトロ好きの方は、ぜひ目に収めてください!
手宮線跡にある遊歩道の終着点は、「寿司屋通り」。
ここで線路は途切れていますが、道路を挟んで向うにある、南小樽駅側にも廃線跡はあります。ただ、そちらについては遊歩道が作られておらず、歩いていくのは困難です。
昔は寿司屋通りの上に高架があったのですが、現在は撤去されています。そのため、廃線跡が分断された形となっています。
遊歩道の終着点には、手宮線の成り立ちについて書かれた看板があり、鉄道のちょっとした歴史を知ることもできます。
寿司屋通りからも手宮線跡の遊歩道に入ることが出来きますので、ここをスタート地点にするのもあり。
小樽駅から遊歩道を全て歩く場合、中央通り→寿司屋通り→中央通り→反対側、というふうに一度戻る必要があります。寿司屋通りからの場合、そのまま真っすぐ進んでいけばいいので、シンプルに歩くことが可能です。
ただ、寿司屋通りから手宮線跡へ入る場所は、小樽駅と南小樽駅の双方から距離があるため、若干アクセスが面倒。結局歩く必要はあるので、手間はそれほど変わらないかも。
どちらから手宮線跡を歩いていくかは、好みや気分で決めたらいいでしょう。
小樽駅前の中央通り〜寿司屋通りについて紹介しましたが、ガイド文の中でも書いたとおり、中央通り反対側にも手宮線跡の遊歩道は続いています。
また、そちらの方角には、手宮駅の跡地に「小樽市総合博物館」が建っています。北海道の鉄道の歴史についても展示されてるので、手宮線跡の散策後に見学すると、なお楽しめるでしょう。
ぜひ、北海道の鉄道遺産をご堪能ください!
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