到着するとまず目に飛び込んでくる複雑な形の建物は1989年のフランク・ゲーリーの作品。
Vitra社は、イームズをはじめとする有名デザイナーの作品の製品化に始まった会社です。この建物はアートミュージアムになっており、関連するデザイナーズ家具から現代アートまで4000点を超えるヴィトラの所蔵品を展示しています。
今回のメイン、建築ツアーの申し込みもミュージアムのカウンターで。建築ツアーは時間によって言語が異なり、ドイツ語と英語があります。申し込んだツアー開始時刻に再度ミュージアムエントランスに集合です。
ツアーまで時間があっても、内部空間も魅力的なミュージアムや、後程ご紹介するショップにいると時間があっという間に過ぎていきます。
ヴィトラの工場の敷地内は「ヴィトラ・キャンパス」と呼ばれており、世界的に有名な建築家による建築物が点在しています。
建築ツアーでは、バックミンスター・フラーのドームテント、ザハ・ハディドの消防署、安藤忠雄のセミナーハウスに入ることが出来、中で詳しい説明をしてもらえます。とくに安藤建築の内部は、ヴィトラが取り扱う家具もお洒落に配置され、見応え充分です。
アルヴァロ・シーザの工場施設(連結通路の屋根)、ジャン・プルーヴェのガソリン・スタンドは外からの見学ですが、建築の特徴をしっかりと理解することが出来る解説があります。
でも、言葉がわからなくても、建築空間の魅力を肌で感じることが出来るでしょう。これだけの巨匠の作品が一堂に会する場というのは、ヴィトラ以外ではなかなか味わうことが出来ません。
家型のボリュームが複雑に構成された特徴的な外観の建物は、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計で「ヴィトラ・ハウス」というショールームになっています。
ヴィトラが取り扱う、素敵なデザイン家具の数々が見られるこのショールームも何時間でも過ごすことができるくらい、建築やデザインの好きな方にはたまらないスポットです。
ヴィトラ・ハウスに入ると、特徴的な外観を最大限に活かした展示を楽しむことが出来ます。家型のボリュームのひとつひとつに、それぞれのテーマが与えられており、空間をうまく仕切って大小さまざまなタイプの空間に入り込むことが出来るようになっています。
あなたの住みたいと思う空間のイメージに近いものがあるかもしれません。
ヴィトラ・デザイン・ミュージアムは、ドイツに位置していますが、スイス・バーゼルからのアクセスが便利です。スイスの大自然の旅行を楽しんだ後に足を伸ばして、有名な建築家やデザイナーの作品に触れるのも、ちょっと趣向がかわって面白いのではないでしょうか?
ヴィトラ・ハウスはカフェも併設されていて、入場が無料なので、近くを訪れた際に寄ってみるのもいいかもしれません。
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(2023/11/29更新)
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