「バイエルンの真珠」。海から数百kmも離れたドイツ南部のバイエルン州にありながら、人々はこの町をそう呼んでいます。赤茶色の屋根に伝統的な家々。長い歴史の中でも災害や戦禍を免れ、繁栄した往時の雰囲気が今もなお顕在なことから、人々はこの奇跡の町を称えてきたのです。
写真:浅井 みら野
地図を見る特に中心地であるレグニッツ川沿岸は人気の観光エリア。ランドマーク的存在の旧市庁舎は川にまたがるように建てられ、遊覧船もこの近くから出発します。春から秋のハイシーズンには1時間ごとに出航するほど人気のアクティビティ。クルーズの前に受付があるのでそこで当日チケットを購入できます。
デッキは屋内と屋外の2フロアがあり、寒かったり暑かったりしたらすぐにエアコンが効いた室内に移動できるので安心です。窓も大きく、さながら動く絵画を眺めるように世界遺産の風景を堪能できます。
とはいえ、燦々と輝く太陽と川面を伝う風を感じる屋外デッキがやっぱり人気の席。船ではドリンクを注文できるので、ビールやワインを嗜みながらクルーズを楽しむ人たちが多いです。
写真:浅井 みら野
地図を見る旧市街を出発し、進路は北へ。最初のハイライトが、中世ヨーロッパを彷彿とさせる家々です。かつて川を生業とした漁師が暮らしていたエリアになります。
写真:浅井 みら野
地図を見る建物の高さも色もまちまちですが、まるで寄り添うように立ち並ぶ様子が何とも愛らしいです。その魅力的な景観から小さなヴェネツィアを意味する「Klein Venedig(クライン・ヴェネディヒ)」と呼ばれています。17世紀ごろに建てられた住宅ですが、今でも窓辺には花々が飾られ、住民に大切にされている様子にもほっこりします。
住宅街を抜け、手が届きそうなほど低い橋をくぐると、待ち構えているのが水門です。細い水路ながら、船はこの水門にぴったりと収まるように設計されています。また乗組員が臆することなく船から水門の間を軽やかに行き来する俊敏さも必見です。
やがて水が徐々に放出され、周囲の壁が現れてくる様子はまるで某テーマパークのアトラクションのよう。水門を抜けるといよいよクルーズの後半が始まります。
目の前は一気に青空、緑の木々といった自然豊かな景色が。かつて園芸博覧会の会場だったエルバ島(Erbainsel)は、今では市民の憩いの場です。近くには世界的に活躍するドイツ有数の交響楽団「バンベルク交響楽団」の本拠地であるコンサートホールも見えてきます。
写真:浅井 みら野
地図を見るエルバ島の先端(Aussichtspunkt Erba-Spitze)は、川の風景を楽しめるよう整備されていて、夕日の絶景スポットとして話題。そこから先は貨物船やクレーンなど港らしい風景に様変わりし、最後に船は方向転換をして、出発地点へと戻っていきます。
動画:浅井 みら野
80分ほどのクルーズは、まるでおとぎ話に登場しそうなメルヘンな町並みから、自然豊かなエリアへと景色が移ろいゆき、この船ならではのゆったりした行程が情緒を感じさせます。短時間で多くのものを見るのではなく、時間をかけてバンベルクを感じる。場所だけでなく昔と今という時間の流れも遊覧船は行き来しています。
住所:Am Kranen 11, 96047 Bamberg
電話番号:+49(0)951-26679
フェリー運航時間:
5月〜10月中旬 11:00/12:00/13:00/14:00/15:00/16:00
(月・火曜のみ 11:00/12:30/14:30/16:00)
2025年3月29日〜4月30日、10月14日〜11月10日 14:00のみ
※12月・1月・2月は運休
料金:大人13EUR、子ども(14〜17才) 8EUR、子ども(3才〜14才)6EUR
2025年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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