提供元:(C)スリランカ政府観光局
http://travel-srilanka.jpスリランカ旅行の空の玄関口、国際線が到着するバンダラナイケ国際空港から車で約3時間半で、シーギリヤロックに到着します。スリランカへ到着する多くの国際線が夜〜深夜にかけてバンダラナイケ国際空港に到着するため、空港周辺のビーチリゾート、ネゴンボに1泊してシーギリヤロックがあるシーギリヤへ向かいます。
どこも立ち寄らずシーギリヤへ向かうと午前中移動、午後にシーギリヤロックを観光することになります。できればアヌラーダプラなど他の世界遺産などを先に訪れ、シーギリヤ周辺で1泊して、朝シーギリヤロックを登りましょう。
シーギリヤロックは朝7時に開園します。暗いうちから登って朝日を観賞することは現在のところできません。
シーギリヤビレッジやホテルシーギリヤなど、シーギリヤロックすぐ近くのホテルに宿泊すると、「7時:シーギリヤロック観光」⇒「9時:ホテルに戻り朝食&シャワー」⇒「10時頃:出発の準備が整い次第チェックアウト」。ベストスケジュールで次の観光地に行くことができます。
シーギリヤロックを登って最初に観光するポイントが、美しいフレスコ画の「シーギリヤレディ」です。シーギリヤロックの中腹まで石の階段を登ると、鉄のらせん階段が設置されています。らせん階段はシーギリヤレディーが描かれている洞窟に行くための階段で、上に登ってシーギリヤレディを見てまた下に降ります。らせん階段は一部穴が開いているところがあるので、あせらないでゆっくり登りましょう。
シーギリヤレディは現在、18体しか見ることはできませんが、500体のシーギリヤレディの絵が描かれていたと言われています。アプサラ(天女)ではないかといわれていますが、明確な確証はなく現在も謎に包まれています。
注目したいシーギリヤレディは写真の絵で右側の女性、胸のあたりに薄く手が描かれています。これは失敗した絵の上に女性を描いています。失敗しても消すことができない絵具を使っていて、他のシーギリヤレディは1回も書き損じしていないことがわかります。
シーギリヤレディーを見たあと、ミラーウォール(鏡の回廊)を通ります。ツルツルの岩の壁はその昔、本当の鏡のように自分の顔が反射して見えたといわれています。自分の顔が映るか近くでよ〜く見ると、なにやら落書きがあります。
ミラーウォールには古代スリランカ人の落書きや詩が残っています。シーギリヤロックの美しさや壮大さなど感動したという詩や落書き以外に「みんながシーギリヤロックが美しい、すごいと書いているから私は何も書かない」と書いてある落書き(詩!?)があるそうです。古代のスリランカ人はなかなかユーモアがあって面白いですね。
ミラーウォールをぬけると、広い踊り場「ライオンのテラス」に到着します。大きなライオンの足の上にライオンの頭があったという逸話もありますが、頭が発見されていないことなどから、完成した当時もライオンの頭がなかったのではないかとも言われています。
迫力あるライオンの足の間にある階段を上ると、いよいよシーギリヤロックの頂上へ辿り着きます。頂上へ向かう階段が急で狭いのでライオンのテラスで一休みして、体制を整えて一気に頂上を目指しましょう!あともう少しで頂上です。
急でちょっと怖い階段を登りきると、ついにシーギリヤロック頂上!シーギリヤロックの入り口から、各観光ポイントで説明を聞きながらゆっくり登っても約1時間。空中に浮かぶような遺跡と、はるか彼方まで見渡せるスリランカの大自然とのコントラストは絶景、まさに空中宮殿です。
心地よい風と雄大な景色、頂上の宮殿跡では時間が許す限りゆっくりしましょう。頂上はかなり広いので、一通り見るだけでも30分はかかります。
観光時間の制限がない自由旅行では、午後3時頃登り始めて4時頃頂上に到着、2時間ぐらい頂上でゆっくりして、シーギリヤロック上での夕日観賞もおススメです。ただし、まっくらになると下りが大変危険なので、日が沈みきる前に早めにシーギリヤロックを下りましょう。
下りは登りと同じ道を戻り、ライオンテラスあたりから下り用のルートを進みます。コブラのかたちをした岩を通り、シーギリヤロックの観光が終わります。下りはびっくりするほどあっけなく、20分ぐらいで下の庭園に到着します。
観光時間の目安は、全体で2時間ぐらいをみておきましょう。
シーギリヤロックの見どころをまとめました。
・フレスコ画のシーギリヤレディ
書き損じたシーギリヤレディを探せ!
・ミラーウォール
意味はわからないけど、鏡のような壁に書いてある落書きをチェック!
・ライオンのテラス
ちょっと休憩、体制を整えて最後の急な階段を登りましょう!
・頂上(宮殿の遺跡)
時間が許す限りゆっくりしましょう。遺跡もさることながらスリランカの雄大な自然に感動!
・下り(帰り道)
コブラのかたちをした岩を探しましょう!
観光する時間は自由度が少ないツアー参加は午前中、自由旅行なら午前中か頂上でゆっくり過ごす夕方もおススメです。高所恐怖症の方、足腰に自信がない方はいけるところまで行って、ライオンテラスあたりで引き返すルートもご検討ください。
無理せず、ゆっくりシーギリヤロックを登って、スリランカの最高の思い出を作りましょう。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索