写真:松田 朝子
地図を見るフランクフルト国際空港から車で南へ約1時間、マイン川とタウパー川の合流点には、ローテンブルクに次いでロマンチック街道2番目の、ヴェルトハイムの街が広がります。旧市街は、石畳の小道が連なる中、カラフルな木組みの家々や小さな広場があって古き良き中世の趣を色濃く残しています。川に沿って遊歩道やサイクリングコースも充実しています。
写真:松田 朝子
地図を見る小高い丘の上には、壮大な石造りの古城か聳え立っています。旧市街を見下ろすようなこの遺跡はヴェルトハイム城といって、街の象徴であり、この地域の歴史の深さを物語っています。
ヴェルトハイム城は、1180-1220年に建てられたもので、南ドイツ最大級の石造城郭のひとつです。現在はお城としてではなく、結婚式、クリスマスパーティー、企業イベント、会議、誕生日などにも使われていて、多忙な遺跡です。また城郭の周辺はレストランのテラス席になっており、食事をしながら壮大な遺跡群と眼下に広がる旧市街の賑わいを同時に楽しめます。
<基本情報>
住所:Schlossgasse 11, 97877 Wertheim
電話番号:+49-9342-913238
写真:松田 朝子
地図を見るヴェルトハイムの街からは、風光明媚なハイキングコースへ。タウバー遊歩道はこの街の周辺を巡る約20kmのコースです。道は緑豊かなワインテラスとなだらかな丘を曲がりくねって進み、手入れの行き届いたブドウの木々や、渓谷の素晴らしい景色を眺めることができます。
そして歩き疲れたら、地元のワイン片手にブレイクタイム!アルテ・グラフシャフト・ワイナリーは、1594年、ヴェルトハイムの著名なワイン商によって設立されました。以降、4世紀にわたってヴェルトハイム貴族の庇護を受け、2023年からはシャンパーニュ地方のワイン醸造家一家との共同経営となっています。
このワイナリーでは、辛口ワインの生産に特化していて、リースリング、ピノ・ブラン、シルヴァーナー、ピノ・ノワールなどなど、ブドウ品種のポテンシャルの高さに感動します。ティスティングルームから見えるヴェルトハイム城を肴に、冷えたワインが進みます。
<基本情報>
住所:Rathausgasse 5, 97892 Kreuzwertheim
電話番号:+49-9342-5500
写真:松田 朝子
地図を見るバーデン=ヴュルテンブルク州の緑豊かな街に佇むヴァイカースハイム城は、州内のランドマークとも言える伯爵の居城。ここは南ドイツのルネサンス建築としては最高傑作であり、バロック様式の庭園も堪能できる歴史的名城なのです。城内を巡るガイドツアーもあり、当時の貴族の日常などを知ることができます。
ヴァイカースハイム城は、1600年頃に地元の貴族、ホーヘンロー工家によって建てられました。ルネッサンス様式を取り入れて豪華に造られた城は、1709年よりカール・ルートヴィヒ伯爵により大幅に改築され、居城は一層煌びやかに装飾が施されました。以降は相続した子孫たちが別荘として使用するなどで内装や調度品も含めて保存状態が良く、ヴァイカースハイム城は、現在も昔のままの姿を保持しています。直近では2022年に修復工事も終了し、鮮やかさにも拍車がかかっています。
ヴァイカースハイム城のハイライトは、騎士の間と呼ばれる大広間。天井はびっしりと狩猟の絵で埋め尽くされています。壁には猟の獲物とされる野生動物などの大きな彫像があり、今にも飛び出してきそうな勢い。
写真:松田 朝子
地図を見る城の南側に造られた庭園は、ヴェルサイユ宮殿の庭園を模したもの。この地方では最も初期のバロック庭園といわれています。ここは春から秋にかけては花が咲き乱れる楽園に。庭園は結婚式などにも使われています。
<基本情報>
住所:Marktpl. 11, 97990 Weikersheim
電話番号:+49-7934-992950
写真:松田 朝子
地図を見る城から続くのは、ヴァイカースハイムの可愛い街。石畳の敷かれた中、色とりどりの建物が軒を連ね、カフェやレストランなどから良い香りが漂ってきます。
写真:松田 朝子
地図を見るロマンチック街道でメジャーな場所に上がるのはローテンブルクですが、すぐ近くのディンケルスビュールも引けを取らない、中世の街並みがそのまま残る場所。カラフルな木組みの家々が残る街は、400年以上も手つかずのまま保存されています。有名なローテンブルクに比べたら、コンパクトで観光客も多くはなく、ゆっくりと中世の世界を堪能できるでしょう。
街の中心はマルクト広場と呼ばれるところ。ここにはカラフルな木組みの家々や教会など、ディンケルスビュールの主な観光名所が集まっています。
写真:松田 朝子
地図を見るドイチェス・ハウス(Deutsches Haus)と呼ばれる豪華な木組みの建物は、まるで童話の中から出てきたみたいですが、現在も営業しているホテル。
<基本情報>
住所:Weinmarkt 3, 91550 Dinkelsbuehl
電話番号:+49-9851-6058
写真:松田 朝子
地図を見る街の一番の見どころは、15世紀に建てられた後期ゴシック様式の聖ゲオルク教会。外観は重厚な石造りの建物ですが、内部に入ると高い天井が広々とした空間をつくっていて明るい雰囲気を醸しています。
<基本情報>
住所:Marktpl. 1, 91550 Dinkelsbuehl
電話番号:+49-9851-2245
写真:松田 朝子
地図を見る1950年1月10日、ヴュルツブルク、ローテンブルク、アウクスブルク、フュッセン等の政治家や観光関係者が、アウクスブルクに集まり、「マイン川からアルプスに至るロマンチック街道協働団体」の設立を宣言。事務局もアウスブルクにおかれました。よってアウクスブルクは、ロマンティック街道の中心的都市であり、紀元前15年にローマ皇帝アウグストゥスが築城したことが始まりという、ドイツ最古の都市でもあります。
アウクスブルクの旧市街を代表する通りが「マキシミリアン通り」です。ここはおしゃれなショップやレストラン、カフェなどが軒を連ねていて都会的な雰囲気もありますが、同時に歴史を感じさせる数多くの見どころも集まっています。この通りを歩くだけでも、アウクスブルクの過去と現在を知ることができるでしょう。
写真:松田 朝子
地図を見るアウクスブルクの市庁舎広場には、市名のもととなったアウグストゥス帝のブロンズ像があります。その周りは噴水になっていて、市民の憩いの場に。大理石とブロンズで造られたこのモニュメントは、アウクスブルク発祥を示す重要な歴史的建造物のひとつです。
写真:松田 朝子
地図を見る街を歩くと目につくのが、「フッガー/Fugger」、あるいは「フッガーライ/Fuggerei」という文言。フッガーとは、16世紀頃、鉱山業や金融業で莫大な富を築いた貴族の名前。そしてフッガーライというのは、フッガー家によって16世紀初頭に創設された世界最古の社会福祉住宅です。
ここは低所得者の支援が目的であり、カトリック信者であるアウクスブルク市民という条件を満たせば家賃は1ユーロ以下で入居ができるのです。147戸の住居があり、現在でも住人が生活しています。フッガーライは見学することもでき、休日などは地元の人たちで賑わっています。中には教会やカフェなどもあり、おしゃれな街のようになっています。
<基本情報>
住所:Jakoberstrasse 26, 86152 Augsburg
電話番号:+49-8213-198810
ロマンチック街道には、全部で29の都市がありますが、それらを繋ぐのは、手つかずの自然。深い緑の中から現れる古城や教会、中世の街並みは、訪れる人を歴史絵巻の中に誘います。そして、昔読んだおとぎ話のストーリーが頭の中に再現されることでしょう。ロマンチック街道も2025年には設立75周年を迎えます。そんな節目に当たる年周りは、訪れるにも良いチャンスではないでしょうか?
2025年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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