震災を越えて再出発!輪島塗の老舗が地域再生の拠点としてリニューアル

震災を越えて再出発!輪島塗の老舗が地域再生の拠点としてリニューアル

更新日:2025/11/04 22:59

トラベルjp NEWSのプロフィール写真 トラベルjp NEWS
嘉永年間創業の輪島塗の老舗「漆陶舗あらき」が、2025年11月1日(土)、七尾市・一本杉通りに店舗を再建し、リニューアルオープンしました。

さらに、店舗2階には飲食店「鶏とまつば」を併設し、一軒先隣の旧洋品店跡には12月にレストラン「うみまち商店」がオープン予定です。

地域再生の拠点に!七尾の伝統と食を楽しめる新スポット

地域再生の拠点に!七尾の伝統と食を楽しめる新スポット

提供元:株式会社新城

https://nanao-araki.com/

能登半島地震で店舗が被害を受けた「漆陶舗あらき」が、仮店舗での営業を経て、2025年11月1日(土)に再建オープンしました。

八代目の現店主は、震災をきっかけににぎわいを失った通りを再び活気づけようと、再建した店舗を地域再生の拠点とすることを決意。「漆陶舗あらき」2階には焼き鳥居酒屋「鶏とまつば」がオープンし、さらに新たに買い取った一軒隣の旧洋品店跡にはフレンチ食堂「ひのともり」が手がけるレストラン「うみまち商店」が12月の開業を予定しています。

地域再生の拠点に!七尾の伝統と食を楽しめる新スポット

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「鶏とまつば」は、全国の銘柄鶏へのこだわりに加え、能登の食材も積極的に取り入れながら、焼き鳥という枠を超えた新たな食の表現を追求するお店です。

一方、オープン予定の「うみまち商店」は、地元の方も観光客もふらりと立ち寄れるような、どこか懐かしくあたたかな雰囲気を目指すレストラン。昼は食堂として、夜はお酒とともにおいしい料理を楽しめる場所となる予定です。

いずれの店舗でも、料理の提供には「漆陶舗あらき」が取り扱う輪島塗や九谷焼の器を使用。“土地の食”と“土地の器”が織りなす体験を味わえる空間として、今後ますます注目を集めそうです。

地域再生の拠点に!七尾の伝統と食を楽しめる新スポット

提供元:株式会社新城

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このほか、作り手の想いや製作工程に触れられる展示をはじめ、若手作家とのコラボレーションや公開制作、ワークショップなどを通じて、体験と交流の場づくりも計画中。単なる「販売」ではなく、「顔が見える関係性」のなかで人と人が出会い、伝統が“思い出”として心に残る――そんな温もりある空間が生まれようとしています。

現地を訪れて買い物をしたり、伝統工芸に触れたり、郷土料理を味わったりすることも、復興への応援につながります。ぜひ七尾市を訪れて、人と文化のつながりを感じる旅を体験してみませんか。

漆陶舗 あらきの基本情報

住所:石川県七尾市一本杉町4
電話番号:0767-52-4141
アクセス:JR七尾駅から徒歩5分

2025年11月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどをご確認ください。

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