写真:Hiroko Oji
地図を見るルネサンス文化が花開いたフィレンツェ。町中を流れるアルノ川沿いに建つウフィツィ美術館は、ドーリア式回廊の上に2階と3階部分が続くルネサンス様式の建物で、全体として角ばった巨大なU字型。世界遺産のフィレンツェ歴史地区を代表する観光スポットとなっています。
ウフィツィ美術館は、トスカーナ大公国政府の庁舎として1580年建造。設計者はミケランジェロの弟子として知られるジョルジョ・ヴァザーリ。「ウフィツィ」とは、英語でオフィスを意味しており、もと庁舎として使用されていたことに由来しています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るドーリア式回廊には3か所の窓口があり、川側から見て左側の手前にあるのが当日チケット購入&予約、並びにフィレンツェカード購入窓口、その奥にロッカールーム、さらに奥に予約済みのチケット引き換え窓口となっています。チケットを持っての入り口は右側にあるので、それぞれの表示を確かめて列に並びましょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見る国宝級の絵画が一堂に集まる展示室は二階にあるので、簡素な、しかし途中には重厚な装飾のある扉や像がある階段を上っていくと・・・。
写真:Hiroko Oji
地図を見るパッと開けてはっとするばかりの豪華な広い廊下に現れ、有名どころの作品に出会う前にこの眺めにテンションが上がります。
天井には絢爛豪華なフレスコ画装飾がびっしり!壁際や窓際には彫像がたくさん設置され、展示室がずらりと並んでいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る廊下の一番端には迫力のある巨大な彫像が鎮座しています。また別の一角にはラオコーンのレプリカやバルディーニ美術所蔵のローマ時代のイノシシ像のコピーなどもあって、廊下といえど見応えのある展示品に出会えます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る天井には統一性のある細やかな美しい装飾画が隙間なく施されていて、建物自体をも楽しめます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るメディチ家出身であるフランチェスコ1世のコレクションを庁舎内に展示するようになった当時、美術品を展示していたトリブーナ(写真)と呼ばれている部屋は、室内には入れませんが今も鑑賞が可能です。
この部屋には、女性美の極致としての評価が高い『メディチのヴィーナス像』が展示されており、洗練された配置でそのほかの絵画や彫像も見られます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る作品だけでなく、豪華な天井装飾に加え、天上に近い窓周りの美しい装飾や床の大理石モザイクも素晴らしい!部屋に入れないのが残念ですが、しばしこの部屋の入り口から眺めるだけでもうっとりして過ごせます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るそして誰もが知るであろうお目玉の一つ、ボッティチェッリ作『ヴィーナスの誕生』があるお部屋へ。ルネサンス初期の傑作絵画作品です。
中世のヨーロッパは千年以上もキリスト教支配下で、裸体は禁断されていたのですが、その束縛から解放され、15世紀にフィレンツェで生まれたのがこの『ヴィーナスの誕生』だったのです。女神ヴィーナスが海から現れたというギリシャ神話の一節が繊細で優雅な曲線で描かれ、ルネサンスを代表する作品となっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこちらもボッティチェリの『プリマヴェーラ』。女性の美しさを最大限に表現しており、女性のしなやかさに加え、華やかで繊細な衣装や透き通るようなヴェールからも気品溢れる作品となっています。
この他にも『聖母子とマグダラのマリア、洗礼者ヨハネ、フランチェスコ、カタリナ、聖コスマス、聖ダミアン』や人気のある巨匠の作品がずらりと掲げられていて、見応えのある部屋が続きます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた、美術館に入ってすぐのエリアにある『聖母子と8人の天使』『聖アンサナスと聖マクシマによる受胎告知』など中世の作品が主に展示されている部屋や、フィリッポ・リッピの『聖母戴冠式』『東方三博士の礼拝』『聖母子と聖フランチェスコ、聖コスマス、ダミアヌス、アントニオ』など含めて素晴らしい作品が並ぶ部屋(写真)なども見逃せない作品が並びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る階を移動しても見所が溢れる展示室が続きます。
こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチの部屋で見られる作品の一つ『受胎告知』。彼のデビュー作品としても知られており、油彩作品の中でも屈指の傑作絵画です。受胎告知は、大天使ガブリエルがマリアのもとに降り立ち、神の子を身ごもったことを告げる場面です。多くの画家により描かれていますが、その中でも特に、ダ・ヴィンチの丁寧で写実的な美しさが際立ちます。遠近法を用いた背景は必見で、後ろにたたずむ木々や山々にも注目です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るラファエロとミケランジェロの部屋で見られるミケランジェロの『聖家族』(写真の左端)は、直径120cmほどの円形パネルに描かれた有名な作品。ルネサンス三大巨匠の1人と言われるミケランジェロは、超有名な『ダヴィデ像』を彫刻した人物でもあり、彼のパネル画はとても希少とされており、現存している3枚のうちの1つです。
また、ラファエロの『ヒワの聖母』(写真の右端)は、背景の青空や透明感のある景色が印象的な傑作で、フィレンツェ滞在中に知人の商人に向けて結婚祝いとして描いた作品。真ん中にはラファエロの『荒野の洗礼者ヨハネ』が飾られています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るティツィアーノの部屋の『ウルビーノのヴィーナス』はティツィアーノの傑作で、美の女神ヴィーナスとされています。
他にもルーベンスやポントルモ、フィオレンティーノ、カラヴァッジョ、フィリッポ・リッピなど巨匠たちの名前が掲げられた部屋がいくつも並び、ルーベンスの『4人の哲学者』をはじめバエリユールの『ルーベンスの書斎』やバロッキの『民衆の聖母』なども鮮やかで色彩豊かで素晴らしい構図が目を惹きます。
ウフィツィ美術館はどこを見ても傑作ばかり並び、建物自体や館内から見える町並風景も見応え大ありの館内です。ひとつひとつじっくり見て回るとあっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。ぜひ時間にゆとりをもってご訪問くださいね。フィレンツェカードで無料入場できますが、窓口での予約は必要ですのでご注意ください。
住所:Piazzale degi Uffizi,6,50122 Firenze FI
電話番号:+39-055-294883
開館時間:8:15〜18:30
休館日:月曜日
2025年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索