写真:もんT
地図を見る成昆線は、かつて四川省成都市と雲南省昆明とを結んだ全長1100kmの山岳路線。夜行列車で約19時間を要する道のりでしたが、車窓には、少数民族が暮らす山村と山あいの絶景が展開し、観光旅行客には人気の鉄道路線でした。
現在は山岳地帯をトンネルで貫く新線が開通し、2都市間の距離は900kmに短縮。新線区間は、最高時速160kmで復興号が駆け抜け、所要時間も7時間に短縮されました。
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地図を見る一方で、旧成昆線の途中区間は廃線となり、残った区間も、旧型の客車列車が1日1往復するだけの超ローカル線となってしまいました。四川省と雲南省の境の区間が廃線となったため、旧成昆線は分断され、路線名も変わりました。雲南省側の元昆線は、省都昆明から日帰りで踏破可能なので、おススメです。
旧線をゆくローカル列車のダイヤは…
昆明6:25発→広通北7:59→元謀西11:07着 7466列車
元謀西14:05発→広通北17:20→昆明18:48着 7465列車
上記の1往復のみです。
昆明・広通北の間は、新線の上を走ります。
写真:もんT
地図を見る今回の日帰り旅は、昆明から元謀西駅までを往復します。往復とも、ローカル列車に乗ってもいいのですが、行きは高速新線で移動し、帰りにローカル列車で旧線の絶景を楽しむというプランが時間的におススメ。また、帰りの元謀西発の列車の方が、昆明に向かって上り勾配なので、旧型客車を牽引する電気機関車の力強い走りを体感できます。
昆明から元謀西駅までは、新線ならわずか1時間半ほど。列車番号がDの記号で始まる復興号が、午前中8本も運行されているので、それに乗って元謀西駅へ向かいます。駅に着いたら、早速、窓口で切符の購入。駅舎を出て左に行くと有人の窓口があります。「到昆明!車次7465!」と、列車番号をはっきり伝えましょう。列車のチケットは、他の国鉄の列車と同様ペーパーレスで、外国人の場合はパスポートのICに情報が書き込まれます。車両や座席は、渡されるレシートで確認できます。
運賃は30.5元(約700円)。同区間の復興号2等車は50元(約1100円)なので、昆明から往復約2000円で、日帰り鉄道の旅が楽しめます。
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地図を見る7465列車の元謀西駅発車は14:05。始発ですが、駅のホームに入れるのは10分ほど前からです。乗車する号車だけが指定されていて、座席は自由です。右に、左に…と展開する絶景を、存分に楽しみましょう。
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地図を見る元謀西駅を出ると、新線から分かれ、深山幽谷の世界へ…。龍川江の流れに沿って南へ進みます。
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地図を見る旧成昆線が山岳路線といわれるゆえんは、その線形にあります。山越え区間では、線路が大きなループやスパイラルの軌跡を描いていて、そのほとんどは車窓からもよく確認できます。さっき右に見えていた風景が、しばらくしたら左下に…といった楽しみが、随所にあります。
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地図を見る元謀西から広通北までの旧線区間には、大ループとスパイラルが、計3か所もあります。地図を見ながら、日本では味わえないスケールの大きな車窓を楽しんでください。
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地図を見る険しい山越えの行程をこなし、列車は広通北駅で小休止。ここから昆明までは、高速新線の上を、新型特急に道を譲りながらの鈍行列車の旅…。とはいえ駅間では、電気機関車がパワー全開で、最高時速120キロで旧型客車を牽引します。日本ではもう見られなくなった客車列車の爆走を、体感しましょう!
中国では「緑皮車」とよばれる旧型客車、年々置き換えが進み、数を減らしています。中国の近代化を支えた鉄道車両にも、注目しておきたいですね。
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地図を見る広通北〜昆明の旧線区間は、貨物専用線となって残っています。並行して走る高架の新線からは、ところどころでその姿をとらえることができます。
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地図を見る列車は昆明駅に到着。この駅は市街の中心部にあり、昔からのターミナル駅。新ターミナルの昆明南駅は、ここから地下鉄1号線で1時間ほどの場所にあります。乗り継ぎの計画には、十分ご注意ください。
住所:雲南省昆明市官渡区
電話番号:+86-871-12306
アクセス:昆明長水国際空港から地下鉄6号線→2号線で約1時間
2025年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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