伊ヴェローナ必見!「ランベルティの塔」&「ラジョーネ館」

伊ヴェローナ必見!「ランベルティの塔」&「ラジョーネ館」

更新日:2025/11/21 12:59

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
北伊のヴェローナは、蛇行するアディジェ川沿いに中世の町並みが広がる世界遺産の町。旧市街の中心地となるエルベ広場には、白いパラソルの下にフルーツや野菜、花などが店頭に並ぶ屋台が軒を並べます。

この広場に面して建つのが「ランベルティの塔」。塔に隣接し、エルベ広場隣のシニョーリ広場に面しているのが「ラジョーネ館」。塔からのヴェローナ市街の眺望と、中庭と階段が美しいラジョーネ館内の展示は必見です。

エルベ広場に隣接「ランベルティの塔」

エルベ広場に隣接「ランベルティの塔」

写真:Hiroko Oji

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世界遺産にも登録されている北イタリアのヴェローナは、緩やかな丘に囲まれ、町中をアディジェ川がゆったり蛇行して流れる中世の町並みが魅力あふれる古都。『ロミオとジュリエット』の舞台にもなり、ローマ時代の遺跡があちらこちらに残り、見所がギュッと詰まっています。

旧市街の中心となる大きな広場のうちの一つがエルベ広場。ローマ時代にはフォロ・ロマーノと呼ばれ、市民が政治集会や裁判を行った公共の広場だったところです。この広場に面する市庁舎に付属するのが「ランベルティの塔」。1172年、当時の権力者であったランベルティ家により建設が始まった当初は37mだったのですが、15世紀に今の高さ84mに修復され、ヴェローナで一番高い建物となっています。大きな時計は1779年に設置され、現在も時を刻んでいます。

エルベ広場に隣接「ランベルティの塔」

写真:Hiroko Oji

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エルベ広場は16世紀のフレスコ画で美しく装飾されたマッツァンティ家の家並みが続き、広場の中央には、14世紀建造の「ヴェローナのマドンナ」と親しまれている愛らしい泉が、東側にはベルリーナというかつての市場のランドマーク的モニュメントがあります。

普段は白いパラソルの下でフルーツや野菜、花、土産物などが店頭に並ぶ屋台が軒を並べていますが、年末のクリスマス時期にはクリスマスマーケットに様変わり。常に賑わう広場となっています。

エルベ広場に隣接「ランベルティの塔」

写真:Hiroko Oji

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このエルベ広場と、中央にダンテ像が建ち歴史的建造物が周りを取り囲むシニョーリ広場とを結ぶコスタ通りに面して建つのが、縞々模様のレンガ造りの市庁舎。この建物のアーチのある入り口奥から塔に上れます。

ヴェローナ1高い塔の上へ

ヴェローナ1高い塔の上へ

写真:Hiroko Oji

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ランベルティの塔に上るには、階段利用とエレベーター利用の二つの方法があります。入場料とは別に入り口で1ユーロ支払うと、途中までエレベーターで上ることができます。

エレベーターの周りを取り囲むように鉄階段が設置されていて、薄暗い縞々模様のレンガ壁に沿って上っていくと、途中では窓があって外の風景を楽しみながら休憩することができます。

ヴェローナ1高い塔の上へ

写真:Hiroko Oji

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塔にある鐘のうち小さな鐘はマランゴナと呼ばれ、火事・作業時間・時間帯を知らせ、レンゴと呼ばれる大きな鐘は住民を武装に呼びかけたり、市議会を招集したりするために使用されました。1797年のヴェロネーゼ復活祭と呼ばれる反乱の際にも使用された記録が残っています。

ヴェローナ1高い塔の上へ

写真:Hiroko Oji

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最上階からは360度、遮るもののない素晴らしい眺望が楽しめます。

ヴェローナ1高い建物だけあり、塔の上から一望するレンガ色の美しい町並みと緑豊かな丘に囲まれた眺めは思わず息を呑むばかり。ぜひお時間に余裕を持たせて上って見てくださいね。

<ランベルティの塔の基本情報>
住所:Via della Costa,1,37121 Verona VR
電話番号:+39-045-927-3027
入場時間:
(月〜金)10:00〜17:15
(土・日)11:00〜18:15

市庁舎に入る「ラジョーネ館」は現代美術館

市庁舎に入る「ラジョーネ館」は現代美術館

写真:Hiroko Oji

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シニョーリ広場にも面するラジョーネ館は、12世紀に市庁舎(コムーネ)として建てられた建物で、コムーネ宮とも呼ばれていました。数々の災難に遭い何度も改築されているため、見る方向によって違う建物のようにも見えるのがこの建物の特徴。エルベ広場に面した壁面とは雰囲気も異なり、こちらの縞々模様の壁面にはヴェネツィアの象徴である有翼のライオンなど立派な紋章がいくつも掲げられています。

ラジョーネ館は、1262年〜1387年のスカラ家支配期間には法廷として使用され、その後、法廷のほか大学や税務署・公証人役場としても使われていました。1493年に市庁舎機能がシニョーリ広場を挟んだロッジア・デル・コンシリオに移転して以来法廷専門となったため、名前はコムーネからラジョーネに変更されました。

市庁舎に入る「ラジョーネ館」は現代美術館

写真:Hiroko Oji

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渡り廊下の下を通り抜けてこの建物の中庭に入った所には美しい階段が設置されています。

この階段はヴェローナ1美しいといわれる「ラジョーネ階段」。オリジナルは15世紀中ごろに造られたもので、現在でもその美しさは引き継がれ、記念写真のフォトスポットとしても人気のあるところです。

市庁舎に入る「ラジョーネ館」は現代美術館

写真:Hiroko Oji

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ラジョーネ階段を上りきった先にあるのが「アキッレ・フォルティ現代美術館」。入り口扉の上のフレスコ画も目が惹かれます。

<ラジョーネ館の基本情報>
住所:Cortile Del Mercato,10,37121 Verona VR
開館時間:
(火〜金)10:00〜18:00
(土・日)11:00〜19:00
休館日:月曜日

アキッレ・フォルティ現代美術館

アキッレ・フォルティ現代美術館

写真:Hiroko Oji

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ラジョーネ館に入るアキッレ・フォルティ現代美術館には、アキッレ・フォルティのコレクションである、主に19世紀〜20世紀の数多くの油彩の絵画や大理石の彫刻が展示されています。

アキッレ・フォルティ現代美術館

写真:Hiroko Oji

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特に当時のヴェローナの町の様子や人々の生活を描いた作品は注目される作品となっています。

ジョヴァンニ・ファットーリの『Great Manoeuvres』(写真左)やイノチェンツォ・フラッカローリの『 傷ついたアキレス』、バルダッサール・ロンゴーニの『ヴェローナのパノラマ』、アルフレド・サヴィーニ『 エミリア・ヴィニョーラの肖像画』など目を惹きます。

アキッレ・フォルティ現代美術館

写真:Hiroko Oji

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1840年〜1940年までの現代絵画と彫刻がずらりと並び、ジョルジオ・モランディやウンベルト・ボッチオーニなどの影響を受けたイタリアのアーティストの紹介や、イタリア前衛芸術家の作品が続きます。

<アキッレ・フォルティ現代美術館の基本情報>
住所:Cortile Mercato Vecchio,6,37121 Verona VR
電話番号:+39-045-800-1903
開館時間:10:00〜18:00
休館日:月曜日

素晴らしい装飾が埋め尽くす「公証人の礼拝堂」

素晴らしい装飾が埋め尽くす「公証人の礼拝堂」

写真:Hiroko Oji

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美術館の最奥にある、ぜひ見ておきたいのが「公証人の礼拝堂」。ラジョーネ館のマッセリアの塔にある礼拝堂で、1408年、町の守護聖人であるサン・ゼノと公証人の守護聖人であるサン・ダニエレに捧げられました。

礼拝堂の壁や天井にはびっしりと15世紀のフレスコ画が描かれており、大変美しい!

素晴らしい装飾が埋め尽くす「公証人の礼拝堂」

写真:Hiroko Oji

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1408年〜1419年の間に、ゴシック様式のアーチに設置されたリブ付きの丸天井で覆われていましたが、何世紀にもわたって崩壊と火災の影響で、公証人の礼拝堂は外観が変わり、元の装飾は失われました。

今日では、サブアーチの1つに施された1703年の記念碑文が示すように、17世紀末〜18世紀初頭の間に作成された美しいばかりの装飾が鑑賞できます。

素晴らしい装飾が埋め尽くす「公証人の礼拝堂」

写真:Hiroko Oji

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装飾画は、アレッサンドロ・マルケシーニ、ジャンバッティスタ・ベロッティ、サンテ・プルナティ、ルイ・ドリニーによるもので、主に聖ゼノとダニエレの生涯のエピソードに、旧約聖書の正義と新約聖書の救いのテーマが追加されています。

大きなルネットには、ジョヴァンバッティスタ・ベロッティの東方三博士の礼拝、アレッサンドロ・マルケシーニの羊飼いの礼拝、ジャンバッティスタ・カンツィアーニのイサクの犠牲が描かれています。また、杯の奇跡、サン・ゼノの生涯、受胎告知などは、1693年〜1697年のフランス人画家ルイ・ドリニーによるものです。

ヴェローナカード利用で世界遺産の町を見渡そう!

イタリア・ヴェネト州のヴェローナは、アルプスに源を発するアディジェ川が町の中央を流れ、緑豊かな丘が囲む美しい古都です。エルベ広場やシニョーリ広場を中心とする旧市街は「ヴェローナ市街」として世界遺産に登録され、町中にはローマ遺跡など見所が溢れます。

この町を塔の上から眺めるのは至福のひと時。ぜひヴェローナ1高いランベルティの塔に上って見てください。そして隣接するラジョーネ館をはじめとする歴史的建造物の美しさにも触れてください。これらはヴェローナカード利用で無料入場できます。

2025年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2024/12/04−2024/12/07 訪問

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