白い海岸美を満喫!和歌山「白崎海洋公園」とその周辺スポット

白い海岸美を満喫!和歌山「白崎海洋公園」とその周辺スポット

更新日:2025/12/03 12:21

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家
和歌山県中部の海沿いは風光明媚なエリアで名所が点在し、京阪神から行きやすい絶好のドライブコースの連続です。白崎海洋公園がその代表で、石灰岩地形の白く美しい感動の絶景を見ることができます。
古代から熊野詣や牟婁の湯に行く際の名所だったことから歌碑など古い歴史ロマンを味わうことも可能。ミカンや海藻など特産物も多く、四季折々の楽しみがありますので、ぜひ一度立ち寄られてはいかがでしょうか。

立巌岩と白崎万葉公園

立巌岩と白崎万葉公園

写真:菊池 模糊

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日本のエーゲ海と称される白崎海岸は風光明媚で白い海岸美の景観が広がっています。

国道42線から由良町経由で白崎に行く場合、岬手前で立巌岩(たてごいわ)という海岸に佇立した石灰岩の岩場があり、そこに白崎万葉公園があります。道路の山側に駐車場とトイレがあり、小さなポケットパーク的な公園で、二基の歌碑が並んでいます。

立巌岩と白崎万葉公園

写真:菊池 模糊

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白崎は 幸くありまて 大船に
真舵しじぬき また帰り見む 
読み人知らず 万葉集(巻9 1668)

「白崎よ無事で待っていておくれ、大船に梶を揃えてまた帰ってくるから」という意味で、旅情をさそう名歌です。持統天皇と文武天皇が牟婁の湯(白浜温泉)への行幸の途中に船上から詠まれたと伝わり、大宝元年(701年)のこと。古代からこのあたりが有名だったことが分かります。また書は地元出身の大岡皓崖氏によるものです。

<白崎万葉公園の基本情報>
住所:和歌山県日高郡由良町大字大引
電話番号:0738-65-1203(由良町観光協会)
アクセス:JR紀伊由良駅から車で約15分またはバス白崎西下車徒歩15分

立巌岩と白崎万葉公園

写真:菊池 模糊

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この海岸一帯は石灰岩地帯で、白い岩壁が美しく、万葉集で詠まれたように見事な海岸風景が連なっています。石灰岩は3億年以上前の古生代の海洋で生物が堆積して形成されたもので、白崎一帯では現在でもフズリナなどの古生代化石が見つかることがあります。

何より白い石灰岩の激しく浸食された造形が見事で、立巌岩や奥の展望台付近には穴の開いた岩も見られます。ユニークな風景ですので、工夫して写真を撮影してみてください。

白崎海洋公園

白崎海洋公園

写真:菊池 模糊

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白崎万葉公園から海岸沿いを1kmほど走ると白崎海洋公園があります。
この海洋公園の奥の駐車場から螺旋階段を上ると、白崎断崖の上部に出ます。ちょっと怖いですが安全に手すりが設けられており、白い岩肌が連続し珍しい石灰岩の中を歩く独特の雰囲気です。

白崎海洋公園

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展望台最上部からは石灰岩崖岬の絶景を楽しめます。海風が爽やかで、空の蒼と海の青に白い岩肌が映えてとても美しい景観が広がっています。

白崎海洋公園

写真:菊池 模糊

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白崎の展望台からは北に友ヶ島方面、西に淡路島方面(写真参照)、南に四国から蟻島方面が見えますので、白い岩の向こうに広がる遥かなる海の景色を満喫してください。

キャンプ場や道の駅

キャンプ場や道の駅

写真:菊池 模糊

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公園入り口の下の駐車場前には、ログハウスが並んだキャンプ場があります。尖った岩山がそびえ、風よけ地となっており、テントを張れます。ただ、北西の季節風が吹く時期は寒いので、キャンプ場利用最適期は春から初夏。インターネット予約専用で、薪については、目の前の道の駅で販売しています。

キャンプ場や道の駅

写真:菊池 模糊

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下の入り口駐車場前には「道の駅 白崎海洋公園」もあります。簡単な土産物を販売しており、レストランもあります。ここでは最近「あかもく丼」を名物として売り出しており、珍しいので昼食にお勧めします。

また、道の駅の裏奥には石灰岩洞窟がありますが、現在は危険なので立ち入り禁止となっています。

<道の駅 白崎海洋公園の基本情報>
住所:和歌山県日高郡由良町大字大引960-1
電話番号:0738-65-0125
営業時間:9:00〜17:15
アクセス:車の場合は、阪和自動車道御坊湯浅道路広川インターから15分、電車の場合はJRきのくに線「紀伊由良駅」から「白崎海洋公園」までバスあり(土日のみ運行)、平日は中紀バス 白崎線で「白崎西」下車徒歩約15分

キャンプ場や道の駅

写真:菊池 模糊

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道の駅だけでなく、最近は近辺の物産館でも「あかもく」が名物となってきています。
この「あかもく」はホンダワラに近い海藻で、むかしは漁船のスクリューにからむということで「邪魔モク」として嫌われていました。しかし、近年はその優れた栄養価が注目され、フコイダンなどを多く含有する身体に良いスーパーフードとして人気が出てきています。

周辺でみられる野鳥や花

周辺でみられる野鳥や花

写真:菊池 模糊

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ここで多く見られる野鳥がイソヒヨドリです。現在は都会でも普通に見られる鳥ですが、もともとは、このような海岸の磯・崖に棲息していました。それが、猛禽が少なく建物が林立する都会にどんどん進出し、ビルやマンションを崖に見立てて生きているのです。囀りが素晴らしくオスの青い顔が石灰岩の崖に映えて印象的な美しい鳥でもあります。

周辺でみられる野鳥や花

写真:菊池 模糊

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白崎では秋になると黄色いキク科の花が多く咲きます。その代表が写真のツワブキで、石灰岩質の岩場も苦にせず暖地の海岸地域に多く自生します。また、花が美しいので、観賞用に日本庭園などに植えられます。アク抜き処理をすれば食用にもなり、薬用植物でもあります。

周辺でみられる野鳥や花

写真:菊池 模糊

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10〜12月に黒紫色の実をならせるのがシャリンバイです。白崎など秋の海岸付近に自生するバラ科の灌木で、実を食することもできます。石灰岩の岩場に力強く育ち、風景に映えます。

乾燥に強く、道路わきの植栽や庭木としても利用されるポピュラーな植物です。

周辺には別荘地や物産館も

周辺には別荘地や物産館も

写真:菊池 模糊

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由良町大引付近は別荘地として発展しており、海を臨む丘に瀟洒なログハウス的別荘がびっしりと並んでいます。現在210軒ほどあるそうで、日本のエーゲ海のような美しい景観がのぞめ、白崎海洋公園も徒歩圏内。マリンスポーツや釣りといった海好きの方は、このあたりに別荘を構えてはいかかでしょうか。

貸別荘もあるので、このあたりを観光するなら泊まりで訪れてみるのも一興です。

周辺には別荘地や物産館も

写真:菊池 模糊

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国道42号線沿いには「ゆらっと紀州」という物産館があり、「そば処わくわく」も併設しており、秋から冬にかけては「あかもく」も販売しています。小さな道の駅という感じで、手作り品も多くそろっています。

「ゆらっと紀州」は国道沿いなので紀州を旅した際の行き帰りに、ちょっと寄って覗いてみるのにピッタリです。四季折々の特産物などをゲットしてください。

周辺には別荘地や物産館も

写真:菊池 模糊

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中紀で最近ミカンの品種として「ゆら早生」が売り出されています。近辺のスーパーや道の駅、産品販売所などで、10月前後には必ず販売されています。この「ゆら早生」平成7年に品種登録された新しい早生ミカンの品種で、ほのかに爽やかな酸味が漂う美味な温州ミカンです。

この近辺の町おこしを担う果物として大いに期待されていますので、ぜひお買い求め味わってみてください。

白崎海洋公園周辺は一泊で楽しみたい穴場観光地!

中紀方面は京阪神から高速利用で2時間強程度でアクセスできますので、車でのドライブをおすすめします。日帰りも可能ですが、せっかく温泉や風光明媚な場所に来たのですから、紀州の温泉地などで一泊すれば余裕をもって観光できます。日高川上流には温泉地が点在し、南紀方面までいけば白浜温泉などが沢山ありますので、選び放題です。

公共交通機関を利用する場合は、JRきのくに線で、広川駅または由良駅で下車して、バスやタクシーで訪問してください。

また、近辺には醤油味噌の発祥地である興国寺や、石灰岩地帯の地底探検ができる戸津井鍾乳洞、海釣り公園などもあります。歴史と自然が豊かな穴場観光地。ぜひ訪れてみてください。

2025年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2025/11/04 訪問

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