写真:Mayumi Kawai
地図を見る戦後復興の高度経済成長と昭和バブル期に、ハネムーンや団体旅行の聖地として栄えた静岡県の熱海。そんな熱海有数の景勝地・錦ヶ浦の険しい断崖にそびえ立ち、白亜の姿と赤いロゴが印象的な建物が、昭和48年(1973年)開業の「ホテルニューアカオ」です。
熱海のシンボルとして一世を風靡した同ホテルは、バブル崩壊後の熱海人気の凋落とともに衰退。さらにコロナ禍が追い打ちをかけ、ついに2021年11月、惜しまれつつ営業終了します。
しかし、その後事業譲渡を経て2023年7月に完全復活。新たな「ホテルニューアカオ」として再スタートを切りました。
一度は廃れた熱海の温泉街。しかし、今や時代は空前の「昭和レトロブーム」。時代に取り残されたような熱海の昭和の面影は、ノスタルジックな雰囲気を求める若者らに刺さって人気をV字回復。
そんな勢いに乗り、ホテルニューアカオもまた“昭和レトロ”をコンセプトに新たなホテルづくりをスタート。昭和レトロな雰囲気とバブルを象徴する豪奢なインテリアはそのままに、現代的なモダンを融合させ、古さの中にも洗練された新しさを感じさせるホテルに生まれ変わりました。
そして折しも2025年は昭和元年から数えて“昭和100年”。その節目を記念してホテル独自のさまざまな企画を展開しています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るホテルニューアカオが保有する2つの建物、「オーシャン・ウイング」と「ホライゾン・ウイング」。リニューアル以降、どちらの宿泊客も連絡通路で行き来できるようにしたことで、双方にあるレストランや温泉浴場、ラウンジ、施設などを自由に利用でき、ホテルステイの幅が広がるきっかけとなりました。
というわけで、今回は新しく生まれ変わったホテルニューアカオを満喫する1泊2日のおこもり旅をご紹介します。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るまずはチェックイン時間より早めに到着し、フロントに荷物を預けてランチへ繰り出しましょう。
おすすめは、ホテルニューアカオを代表する劇場型レストラン「メインダイニング錦(にしき)」。約500名を収容できる広さに加え、重厚感たっぷりなドレープカーテンと深紅の絨毯はまさに円形劇場のよう。ガラス越しに見える錦が浦のダイナミックな絶景とともに唯一無二の絶景ランチが楽しめます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るメインダイニング錦では“昭和100年”を記念して“食”をテーマにした「昭和レトログルメフェア」を開催。
選べるメインプレートとハーフビュッフェが付いたランチ(2,970 円税込)で、メインプレートには、昭和の純喫茶や洋食屋で定番のナポリタンやオムライス、あるいは昭和の食卓を飾った豚の生姜焼きやエビフライなどの鉄板メニューをお子様ランチ風にアレンジした、懐かしくも心躍るラインナップです。
しかも、自分好みにカスタマイズできるプリンアラモードとクリームソーダまで付いて、昭和の食が味わい尽くせます。
<昭和レトログルメフェア>
期間:2025年11月4日(火)〜12月21日(日)
時間:12:00〜14:30(最終入店14:00)
写真:Mayumi Kawai
地図を見るランチ後は腹ごなしに、ホテル内からアクセスできる屋上庭園にて海上散策がおすすめ。
はるか昔の火山活動と荒波によって生まれた錦ヶ浦の奇岩奇勝。相模灘には初島や伊豆大島などが見渡せ、ダイナミックな景観美とともに春には桜と四季折々の表情も楽しめます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る宿泊は、落ち着いた雰囲気で滞在が楽しめるという「ホライゾン・ウイング」にチェックイン。
外観は確かに昭和のたたずまいながら、足を一歩踏み入れると、そこはヨーロピアンテイストの高級感あふれるインテリア。ロビーに飾られた現代アーティストによる印象的なクジラとホテルオリジナルの心地よいフレグランスが中へといざないます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るホテルニューアカオの客室は、なんと全室オーシャンビュー。しかも東に面しているため、水平線から昇る朝日まで拝める特典付きです。
今回利用したデラックスツインはシンプルモダンの落ち着く空間で、窓際のソファではゆったりもたれながら時の移ろいを感じることができます。
アメニティが充実する中でとくにうれしいポイントは、ベッド近くのコンセント、マルチ充電ケーブルの備え、女性にうれしい雪肌精スキンケアセットと動きやすい作務衣(さむえ)タイプの館内着。
提供元:ホテルニューアカオ
https://hotel-new-akao.com/restaurant/bar_lounge/?…荷解きがひと段落したら、ぜひウェルカムドリンクが楽しめる「ロイヤルラウンジ」へ。
そこは全面ガラス張りの180度パノラミックビューとリゾート感あふれる豪華なインテリアをしつらえた、非日常感を高めてくれる空間。
ちなみに、夜はライトダウンされ落ち着いた大人の空間に。有料で無人ワインバーも利用できます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る宿泊客の多くが「メインダイニング錦」でのディナービュッフェを選択する中、今回はより落ち着いて会話や食が楽しめるホライゾン・ウイングのフレンチレストラン「ボヌール」にてディナータイム。
地産地消の厳選された食材を、シェフの匠の技で繊細に仕上げた芸術的なフルコースが楽しめ、とくに契約農家から仕入れる箱根西麓野菜が絶品。海の幸・山の幸が豊富な静岡ならではの美食が堪能できます。
提供元:ホテルニューアカオ
https://hotel-new-akao.com/hot_spring/#namineディナーの後は熱海の名湯を味わう温泉タイム。
館内には、海と一体化したようなインフィニティタイプの露天風呂「スパリウムニシキ」(連絡通路付近)、檜風呂と露天風呂が楽しめる「彩海(さいかい)」(ホライゾン・ウイング3階)、海までわずか5メートルの潮騒を聴きながら露天風呂が楽しめる「波音(なみね)」(オーシャン・ウイング1階)の3つの異なる源泉を有する温泉浴場があり、湯めぐりが楽しめます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る湯上がり後はぜひ、温泉「波音」と同フロアの「にぎわい横丁」へ。
まるで昭和へタイムスリップしたかのようなレトロな空間には、射的や駄菓子コーナー、メダルゲームやテーブルゲームなど昭和を代表するアイテムが勢ぞろい。
目玉は、常時約50種類の缶詰を取り揃えた「缶詰BAR 缶蔵〜KANZO〜」。おでんやぶり大根など定番おつまみからジビエ、リゾット、チーズケーキなどの変わり種までバラエティに富んだラインナップ。
缶詰だけでなく、おとなは湯上がりビールで、お子様はジェラートで火照ったからだをクールダウンさせましょう。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るインフィニティ露天風呂「スパリウムニシキ」は朝5時から入浴可能。
朝日を眺めながら優雅に温泉に浸かれる至福の時間は、まさに贅沢の極み。朝から“サ活”も楽しめます。
※ただし、水シャワーのみ
写真:Mayumi Kawai
地図を見る朝風呂で整った後は、1日の活力源となる朝食でエナジーチャージ。
朝食はレストラン「ボヌール」にて、アジの開きやみそ汁、納豆などが付いた和定食の弁当方式。ディナー同様、静岡産にこだわった食材で、一つ一つはシンプルながらも滋味に富み、素材の良さが引き立つ味わい。からだが喜ぶ充実の朝食です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る最後に、チェックアウトの時間までにアクティビティはいかが?
ホテルニューアカオでは、マリンアクティビティはSUP(スタンドアップパドルボード)やカヤックツアー、釣りやシュノーケリング、体験ダイビングなど、館内ではシェルフォトスタンドやアイスキャンドル作り、苔テラリウム体験教室などさまざまなワークショップが用意されています。
ぜひ熱海の記念にチャレンジしてみては。
昭和の面影を色濃く残し、ノスタルジー漂う熱海の街並み。若い世代には新しく、昭和の世代にはどこか懐かしい、世代を超えて楽しめる熱海は今では人気の観光地に返り咲いています。
そんな熱海は現在、高級ホテルの建設ラッシュ。今でこそ国内観光客が多くを占めていますが、東京から新幹線で約40分という好立地だけに、近い将来、熱海にもインバウンドの波が押し寄せるかもしれません。
そうなる前に今こそ熱海へ、のんびり昭和レトロと温泉美食を味わいに遊びにでかけてみませんか。
取材協力:ホテルニューアカオ
2025年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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