写真:Hiroko Oji
地図を見る今も中世、ルネッサンス、バロック時代の息吹が残る古都「ボローニャ」。美食の町、赤い煉瓦色が情緒あふれる芸術の町で、ポルティコ群が世界遺産に登録されています。
町中でよく目にするのがポルティコ。中世の頃、職人の仕事場や商品販売の場として使用され、現在でも歩行者を雨や日差しから守るアーケードとして重宝されています。特に、カヴール広場西に面したポルティコは、天井にも美しい装飾画が施され思わず見惚れてしまう一角になっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた、年末になれば、クリスマスのイルミネーションが輝く通りと化し、華やかさがアップします。
写真:Hiroko Oji
地図を見る特にこれといった観光スポットもない通りでも、素晴らしいデザインが施された天井や列柱がズ〜と続くお洒落なボローニャならではの眺め!ただただ歩くだけでも楽しくなってしまいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る町の中心地マッジョーレ広場に堂々と聳えるのがサン・ペトロニオ聖堂。ヨーロッパで7番目に大きい教会とされ、ボローニャの守護聖人サン・ペトロニオに捧げられたゴシック様式の大聖堂です。
1388年に着工され、幅60m、奥行き132m、高さ51mの大きな大聖堂です。1402年のアントニオ・ヴィンチェンツォの死後、工事が中断。中央扉周りを飾るのは、シエナ出身のヤコポ・デッラ・クエルチャが12年の歳月をかけて手がけた彫刻『聖母とキリスト』。その左右には『聖ペトロニオ』『聖アンブロージョ』像が配されています。彼の死後工事は再中止され、1469年ごろの祭壇修復後、17世紀以降は予算が途切れ大聖堂の建設は中断のまま、今も未完成の姿となっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る大聖堂内はひっそりとした厳かな空気で満ちています。
中央祭壇には聖母子が描かれ、天蓋の彫刻や金の十字架が素晴らしい。左側廊にはボログニーニ家の礼拝堂があり『東方三博士の礼拝』『サン・ペトロニオの生涯』『天国と地獄』のフレスコ画が飾られています。サン・セバスティーニ礼拝堂やサン・ロッコ礼拝堂などにも数多の芸術家たちの作品が残され、さながら美術館のよう。また、床面には17世紀の大型日時計が描かれていて、正午の時点での日の射す長さによってその日の日付が分かる仕掛けになっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る大聖堂内は無料で入場できるのですが、有料区域が設けられています。そこにあるのがボローニャの有力貴族ヴェンティボッリ家が装飾を施したマーギ礼拝堂。
マーギ礼拝堂の南壁面には、エルサレムまで旅する様子が、北側には『天国と地獄』が描かれ、天国と地獄を分ける青黒いサタンは口から人を食べており、下の暗い部分の中にはイスラム教の神マホメットが描かれています。
<サン・ペトロニオ聖堂の基本情報>
住所:Piazza Maggiore,1/e,40124 Bologna
電話番号:+39-051-231415
開場時間:8:30〜13:00&14:30〜18:00
写真:Hiroko Oji
地図を見るマッジョーレ広場を取り囲む建物の一つアックルシオ宮に入るのが市庁舎。中央の正門上部には、1582年に太陽暦改革を実施したボローニャ出身のローマ法王グレゴリウス13世像が見下ろしています。神殿のような柱の中央にあるブロンズ像で、左側には15世紀に設置された時計塔が聳え、塔の上からは素晴らしいボローニャの町並みが見渡せます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこの建物はもともとは裕福な大学教授アックルシオ氏の邸宅だったため、豪華な造り。中世の雰囲気がしっかり残されています。
ギャラリーのような大ホールには素晴らしい天井画があり、壁面には絵画や彫刻が並び、このホールから入れるいくつもの部屋の見事な美術品や内装に圧倒されます。そのうちの一つ「ボスケレッチャの間」にはアントニオ・カノーヴァの彫刻『アポッリーノ(小さいアポロ)』が、また「ウルバーナの間」には紋章が多く描かれていて、見応えたっぷりの宮殿内です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る豪華な部屋が並ぶ宮殿内は、現役の市庁舎としても利用されており、会議室には天井や壁面に素晴らしいフレスコ画が残され、入ることができます。会議のない時には、マイクやパソコンが設置された議長席や議席に座ることも可能です。
<アックルシオ宮の基本情報>
住所:Piazza Maggiore,6,40121 Bologna BO
電話番号:+39-051-203040
開館時間:10:00〜18:30
写真:Hiroko Oji
地図を見る町の中心地マッジョーレ広場から100mほど南に延びるアルキジンナジオ通りにあり、ヨーロッパ最古の大学である旧ボローニャ大学と隣接する建物に入るのが、市立考古学博物館。ボローニャの市立博物館の中で最も古い博物館で、通りの中央にある入り口では、名前の入った赤い垂れ幕が目印となっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る博物館はガルヴァーニ宮にあり、15世紀に建設された旧聖マリア・デッラ・モルテ病院を改装して1881年に設立されました。
現在の建物は、1565年にアントニオ・モランディが改装したもの。柱頭装飾が施された列柱と連続アーチが美しい中庭にあるステファノ・ガレッティ作のプット(赤ちゃん天使)像が可愛らしい!中庭を取り囲む回廊には紀元前1世紀〜紀元2世紀の石碑や碑文、聖水盤などが並びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る館内には、ボローニャ大学が集めていた収蔵品に、1860年に没した画家・古美術収集家のコレクションや、後代に発掘されたものが加えられています。
エジプトコレクションでは『農耕場面のレリーフ』『ファラオの像』に加え、ミイラや石碑など、『アテナ・レムニアの頭部』やボローニャで発見された『ネロ帝像』は必見。先史時代からエトルリア、古代ギリシアなどの陶器、農耕場面や動物をモチーフにした壺や水差し、古代のコインなども並びます。
<市立考古学博物館の基本情報>
住所:V.dell’Archiginnasio,2,40124 Bologna BO
電話番号:+39-051-275-7211
開館時間:(月・水・木・金)9:00〜18:00(土・日)10:00〜19:00
休館日:火曜日
写真:Hiroko Oji
地図を見るボローニャの町の歴史を伝えるのは、15世紀のルネッサンス様式の貴族の館に入る「市立中世博物館」。マッジョーレ広場から北へ徒歩5分ほどのマンツォーニ通りにあり、こちらも通りの頭上に赤い名前入りの垂れ幕が入り口の目印です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る館内には考古学出土品から15世紀ごろまでの幅広い収蔵品が展示されています。
最も重要な核となる作品は、主に中世ボローニャの生活におけるもので、14世紀〜16世紀初頭の彫刻や資料、15世紀〜16世紀にかけてボローニャで活動したルネサンス期の芸術家による作品も含まれています。中でも見逃せないのは、金箔銅板で描かれた『ボニファティウス8世像』『殉教者』『三翼の祭壇:聖母子』など。
写真:Hiroko Oji
地図を見る1階には学者・大学教授・医師たちの墓碑がたくさん展示され、講義に集中して学ぶ学生たちの姿が刻まれており、学問の町でもあることが伝わります。
<市立中世博物館の基本情報>
住所:Palazzo Ghisilardi Fava,Via Manzoni 4 40121 Bologna
電話番号:+39-051-219-3930
開館時間:(火・木)10:00〜14:00(水・金)14:00〜19:00(土・日)10:00〜19:00
休館日:月曜日
ボローニャの町の中心地はマッジョーレ広場。ここには一際目を惹く大きな噴水で町のシンボル的存在「海神ネプチューンの噴水」があり、広場をぐるりと取り囲むのは、大聖堂をはじめアックルシオ宮やポデスタ館・エンツォ宮殿などかつての有力者たちの館で、どこを見ても豪華な眺めが広がります。広場から少し離れてもここでご紹介した博物館の入る宮殿に旧ボローニャ大学であったアルキジンナージオ宮、さらには2本の傾いた塔で有名なボローニャの斜塔に数々の教会たち・・・と見所は目白押し!また観光スポットへ向かう途中の通りも素晴らしいポルティコ通りとなっているので、どこを歩いても楽しめる町並みです。
この町を堪能するには日帰りではきっと消化不良となるはず。ぜひ一泊だけでもホテルに滞在して素敵な町並みをお楽しみください。その際のお薦めホテルをMEMO欄に挙げておきますので、よかったらご参考になさってくださいね。
2026年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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