美しい宮殿に入る「市立中世博物館」で知るボローニャの歴史

美しい宮殿に入る「市立中世博物館」で知るボローニャの歴史

更新日:2026/01/29 17:54

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
古くから交通の要衝地でイタリア北部の美食と歴史の都市「ボローニャ」は、エミリア・ロマーニャ州の州都。中世・ルネッサンス・バロック時代の息吹が感じられ、ポルティコ群が世界遺産の古都です。

町の中心地は市庁舎や宮殿、大聖堂が面するマッジョーレ広場。この広場から北に徒歩5分ほどに位置するのが「市立中世博物館」です。15世紀のルネッサンス様式の貴族の館に入っており、ボローニャの町の歴史を伝えています。

美しい貴族の館に入る「市立中世博物館」

美しい貴族の館に入る「市立中世博物館」

写真:Hiroko Oji

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ポルティコ群が世界遺産に登録されているボローニャの町の歴史を伝えるのは、15世紀のルネッサンス様式の貴族の館に入る「市立中世博物館」。マッジョーレ広場から北へ徒歩5分ほどのポルティコが美しいマンツォーニ通りにあり、通りの頭上にある赤い名前入りの垂れ幕が入り口の目印となります。

美しい貴族の館に入る「市立中世博物館」

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市立中世博物館が入っているのはギシラルディ宮殿。1484年〜1491年にかけて、公証人兼宰相バルトロメオ・ギシラルディのために建てられたルネサンス様式の美しい宮殿です。

宮殿の中庭は、二重のロッジアが優雅なイオニア式の列柱で装飾されています。かつては居住と防御の両方の機能を兼ね備えた中世の塔「トーレ・デイ・コノセンティ」が聳えていましたが、1505年の地震で損傷を受け、現在は宮殿の一部として組み込まれており、ボローニャで現存する数少ない中世の塔の一つです。

美しい貴族の館に入る「市立中世博物館」

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この建物は、ところどころにそれ以前の建物の痕跡や、大理石の道を含むローマ時代の遺物、取り壊された城跡なども見ることができ、この遺跡の古さと歴史的豊かさを物語っています。

世界の様々な工芸品たち

世界の様々な工芸品たち

写真:Hiroko Oji

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市立中世博物館は、聖人や歴史上の人物を物語るフレスコ画や漆喰で装飾されており、武具や楽譜に石像など、中世やルネサンス期の生活や文化が展示されている博物館です。

コレクションの一部には東洋・中東美術セクションもあり、アジアの展示スペースに並ぶのは中国の纏足用サンダルや15世紀の磁器、ダチョウの卵に浅浮き彫りされた工芸品などです。

世界の様々な工芸品たち

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中世、ビザンチン、近代にさかのぼる象牙の彫刻は、主にフランスとイタリアのゴシックとルネッサンスの作品を代表するもので、ベンティヴォリオ家の宮廷からの数多くの珍しい品物などもあります。

世界の様々な工芸品たち

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また、ベネツィアのムラーノガラス、マヨルカ焼き、鋳物作品など欧州製の洗練された工芸品も展示されており、世界の様々なジャンルの芸術を楽しむことができます。

武器や芸術品がズラリ!

武器や芸術品がズラリ!

写真:Hiroko Oji

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武器のコーナーは、主にルイジ・フェルディナンド・マルシリ将軍のコレクションが並び、鎧兜をはじめ、サーベルや槍、盾、弓矢、刀剣などが展示されています。

中世からルネサンスの武器と鎧のコレクションが並ぶ中、東洋部門には日本の銃や刀剣に当時の人々の絵画も展示されています。

武器や芸術品がズラリ!

写真:Hiroko Oji

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最も重要な核となる作品は、主に中世ボローニャの生活におけるもので、14世紀〜16世紀初頭の彫刻や資料、15世紀〜16世紀にかけてボローニャで活動したルネサンス期の芸術家による作品も含まれています。

中でも見逃せないのは、マノン・ダ・バンディーニ・ディ・シエナが1668制作した『ボニファティウス8世像』。木の芯に銅・プロンズ・金で打ち出し鋳造された大きな作品で、ボローニャとフェラーラの戦争を終わらせるための教皇の努力を記念したものです。

武器や芸術品がズラリ!

写真:Hiroko Oji

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重要な美術品とともに、ヴィターレ・ダ・ボローニャの『聖母子』や祭壇、宗教用宝物、装飾品、コインなども並びます。

ブロンズ彫刻にも注目

ブロンズ彫刻にも注目

写真:Hiroko Oji

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また、ジャンボローニャの『ネットゥーノ像』、ベルニーニの『グレゴリオ15世ルドヴィージの胸像』など、ルネサンスやバロックのブロンズ彫刻も展示されています。

ブロンズ彫刻にも注目

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アルガルディの『聖ミカエル大天使』もひときわ目を惹いています。

ブロンズ彫刻にも注目

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展示品だけでなく、建物そのものにも注目!各部屋の天井には、それぞれ違ったデザインの格間装飾が施されていて興味が惹かれます。

大学の町を象徴する学者たちの墓碑

大学の町を象徴する学者たちの墓碑

写真:Hiroko Oji

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1階には学問の町ボローニャを象徴するかのように、学者・大学教授・医師たちの墓碑がたくさん展示されています。

大学の町を象徴する学者たちの墓碑

写真:Hiroko Oji

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たくさん並ぶ墓碑や石棺の壁面には、講義をする教授を中心に、真剣に講義を聞き入る学生たちの姿の様々なレリーフが刻まれており、学問の町でもあることが伝わってきます。

大学の町を象徴する学者たちの墓碑

写真:Hiroko Oji

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表面に細かい細工のレリーフが施された石棺も見事なものです。

15世紀のルネサンス様式の美しい貴族の館に入る「市立中世博物館」には、考古学出土品から15世紀ごろまでの貴重で幅広い収蔵品が並んでいます。他の観光スポットに比べると観光客の数も少なく、思いのまま自由にたっぷり鑑賞できますので、ぜひ時間をかけて歴史の中に浸ってくださいね。

市立中世博物館の基本情報

住所:Palazzo Ghisilardi Fava,Via Manzoni 4 40121 Bologna
電話番号:+39-051-219-3930
開館時間:(火・木)10:00〜14:00(水・金)14:00〜19:00(土・日)10:00〜19:00
休館日:月曜日

2026年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2024/12/08 訪問

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