知られざるもう一つの「五稜郭」を訪ねて長野県佐久市へ

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知られざるもう一つの「五稜郭」を訪ねて長野県佐久市へ

知られざるもう一つの「五稜郭」を訪ねて長野県佐久市へ

更新日:2012/11/27 18:14

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

五稜郭と言えば函館市にある洋式城郭として有名な観光地ですが、実は日本にはもう一つの「五稜郭」が信州に存在しています。
場所は軽井沢からも程近い長野県佐久市にあり「龍岡城」と称し、今は城址となっています。
市街地にある函館の五稜郭とは異なり、のどかな田園地帯の集落に位置し今は敷地に小学校が建っています。
有名な観光地ではなく、あまり知られてはいませんが、ここにも「五稜郭」が築かれていたのです。

龍岡城五稜郭への入口と石碑

龍岡城五稜郭への入口と石碑

写真:高橋 しゅう

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ここが龍岡城五稜郭の入口です。横に石碑が建ち「史蹟 龍岡城阯」と記され、堀に橋がかかり城址の面影があります。ここから中は現在は小学校の校庭の敷地になっていますが、中に入ることもできます。
まずはここに立って見て城址の雰囲気を感じて見てもいいと思います。

「五稜郭であいの館」で情報収集

「五稜郭であいの館」で情報収集

写真:高橋 しゅう

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看板に「五稜郭」と記されている「であいの館」。城址に隣接して建っています。ここには小さいながら龍岡城関連の資料の展示室があり、五稜郭に関する写真や図も展示され、その概要を知ることができます。また地元のボランティアの方がいらっしゃいますので地元の情報を知ることもできます。

まずは見学前に、ここに立ち寄って知識を得てから城址を巡るとより五稜郭が分かり易くなると思います。

龍岡城五稜郭について

龍岡城五稜郭について

写真:高橋 しゅう

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城址の入口横には城の概要について簡単に記載した案内板もあります。それによりますと、ここは幕末激動の時期に着工開始して1867年に竣工した龍岡城と称し、築城に際しては稜堡式築城法を用い五稜郭が成立したとあります。そして函館とともに日本に2つの貴重な洋式城郭と記されています。

しかしながら竣工とは言っても当初の計画どおりには進んでいなかったようで、その翌年にはすでに時代は変わり明治時代になってしまいます。

五稜郭の周囲の堀をめぐる

五稜郭の周囲の堀をめぐる

写真:高橋 しゅう

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五稜郭の特徴は何と言っても星形をした城郭にあり、やはりそれを見てみたいものです。城の周囲の堀に沿って歩くと、その形に他では見られない堀にいくつも角度がつけられていることがわかります。

函館に比べるとかなり小さい城ですので楽に周囲を見ることができますが、実際は堀は周囲全部には残っておらず一部埋まっている箇所もあります。

尚、城内の建物は明治期にほとんどが取り壊されてしまいましたが、かつての「台所」であった建物だけは残され、修復保存されて普段は外観を見ることができます。

五稜郭の全景を見る

五稜郭の全景を見る

写真:高橋 しゅう

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周囲を歩いて五稜郭の形を感じることはできますが、やはりあの形の全景を見たいものです。しかしながら有名な観光地の函館と違いここにはあの「タワー」や展望施設はありませんでした。

それでもどこか無いかと探していたら、近くの山へ向かう林道の入口に「五稜郭展望台」の小さな看板を見つけました。そこをしばらく車で進んで行き、少し歩くと山の中腹の木々の隙間から「五稜郭」が見渡せるポイントがありました。
確かに、周囲の堀や木々の形から五稜郭を確認することができます。

但し、ここへ向かう道は未舗装の狭い林道を車で走りますので、必ずお勧めできる訳ではありません。特に運転に自信の無い方や、天候の悪い日はお勧めできません。行かれたい方は、場所がわかりにくいので「であい館」等で確認下さい。



「龍岡城五稜郭」は函館に比べて知名度も低いマイナーなスポットですが、もう一つの貴重な五稜郭として存在しています。
佐久市内には明治初期建築の洋風建築の学校「旧中込学校」等の見どころもありますので、あわせて訪ねてみてはいかがでしょうか。

尚、グーグルマップ地図で見ても「五稜郭」の形が確認できます。


龍岡城五稜郭

場所:長野県佐久市田口
アクセス:JR小海線臼田駅(または龍岡城駅)より徒歩25分程度
     車で5分程度
五稜郭であいの館:開館時間9:30〜16:00 火曜日・年末年始休館 入館無料

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/09/29 訪問

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