更新日:2026/05/01 16:59
ロットネスト島があるのは、西オーストラリア州。州都パースや近郊の港町フリーマントルの沖合約19kmほどのところに浮かぶ小さい島です。島全体がA級保護指定の国立公園で自動車の乗り入れが禁止されており、オーストラリアらしいダイナミックで手つかずの自然が残る人気のデスティネーションとして知られています。
ロットネスト島へは、パース、パース郊外のヒラリーズ・ボート・ハーバー、港町のフリーマントルからフェリーを利用して行くことができます。フリーマントルからは約30分、ヒラリーズ・ボート・ハーバーからは約40分、パース市内からはスワンリバーのクルーズを楽しみながら約90分で到着します。もしパース市内に宿泊している人が「できるだけ早く着きたい!」という場合は、電車→フェリーを乗り継いだ方が時間的には早く到着できるでしょう。(パース・フリーマントル間は電車で30分ほど)
私が利用したのはフリーマントルからのフェリー。フェリー乗り場にはフェリー会社各社のチケット売り場があって、チケットを買うことができます。ただ時期によってはとても混み合うため、希望の時間帯の便のチケットが売り切れてしまうことも。遅くとも数日前までには予約しておくことをおすすめします。
また、日本語対応の現地発ツアーなどを販売しているサイトでは、ロットネスト島のフェリー往復や、それに加えて島で楽しめるマリンスポーツなどのアクティビティを盛り込んだプランも各種販売しています。日本語でのサポートが受けられるプランもあるので、計画段階でリサーチして事前予約しておけばより安心ですね!
島に降り立つと、すぐに野生のクオッカたちが迎えてくれます。クオッカは人懐っこく、笑っているように見えることから「世界一幸せな動物」と呼ばれています。
ロットネスト島には約12,000匹の野生のクオッカがいるといわれています。フェリーを降りて桟橋を抜けると木陰に第1クオッカ発見!日差しを避けるように背の低い木の根元にじっとしていることが多いので、ぜひ探してみてください。
観察や撮影の際に忘れてはいけないのが、クオッカに「触らない、食べ物を与えない」というルール。ここでいう「食べ物」とは、人間が食べる物だけに限らず、クオッカが好んで食べる葉っぱなども含まれます。
野生のクオッカが人間に葉っぱなどの食べ物を与えられることによって、食べる物を自力で探したり、取ったりできなくなってしまうことも。なので、人間の食べ物ではないからといって葉っぱをクオッカに手渡してしまうのも厳禁なのです。絶滅危惧種に登録されているクオッカを守るためにも、ルールは厳に守りましょう!
カフェのウッドデッキ付近は絶好のクオッカセルフィーポイント。最低限、片肘は地面に付ける覚悟が必要です。目的を達成するためには、肘をつき、膝を折り、時に寝そべって撮影する覚悟を決めてください(笑)。
下からあおって撮った方がクオッカの笑顔が引き立つので、スマホはカメラを下にして構えましょう。腕の長さには限界があるので、自撮り棒を持参した方がいいです。自撮り棒がないとカメラからの距離が近いので、驚くほど自分の顔の存在感が大きくなりますのでご注意を!
注)クオッカが持っている葉っぱは、このウインクしているクオッカ君が自力で取って食べていたものです
一般車両の乗り入れが制限されているロットネスト島では、自転車がメインの移動手段です。レンタサイクルのお店もあるので自転車を借りて、多くの旅行者と同じようにサイクリングへGO!です。場所によってアップダウンもはありますが、しっかりと舗装・整備されていて、自分のペースで絶景スポットを巡ることができます。
島内での自転車レンタルとセットになっているフェリーチケットも販売されるなど、自転車はロットネスト島観光には欠かせないベーシックな移動手段といえるでしょう。
心地よい海風を感じながら走る道中には、野生のクオッカがひょっこり現れることも。体力に自信がない方には電動アシスト自転車を選んだり、観光バスのツアーを利用したりと、自分に合った方法で島を巡ることができます。
潮風を感じながら坂道を下ったり、絶景ポイントで自転車を降りて写真を撮ったり、ビーチで海に入ってみたり。旅行者それぞれが思い思いにゆったりと時間を過ごせる――それがロットネスト島の最大の魅力だと感じました。
私が島内観光に利用したのは登場してまだ間もない電動アシスト付き「リキシャ」。これがめちゃくちゃ快適!人力車とか、トライシクルとか、トゥクトゥクとかに乗るようなイメージです。
自転車のように潮風を感じながら、それでいてバスでの観光同様に自力でペダルを漕がなくていいという、自転車とバスのいいとこどりのまさにハイブリッドな観光方法!ドライバーがガイドをしてくれる(英語)のもうれしいですね。2歳以上であれば乗車可能なので、まだ自分で自転車に乗れないお子さんを連れたファミリーにも心強い選択肢になります。
ロットネスト島中心部にはベーカリーやレストランがあるので食事には困りません。人気のレストラン「ISORA」ではクリーミーなカニのパスタやエビのグリルなど本格的なイタリアンも楽しめます。
ホテルに併設されたレストランやバーでロットネスト島の潮風を感じながらのんびり過ごすのもいいですね!
中心部にはスーパーマーケットやお土産物屋さんも。クオッカグッズもかなり豊富なので、パースやフリーマントルに戻る前にぜひここで買っておきたい!私は、クオッカ柄の缶ビール、クオッカグミやぬいぐるみを買いました。
ロットネスト島の宿泊施設で注目したいのが「ザ・ロッジ・ワジュマップ」。アメリカ『TIME』誌による2025年3月発表の「世界で最も素晴らしい場所 2025」にオーストラリアのホテルで唯一選出されたことでも知られています。
「ザ・ロッジ・ワジュマップ」登場によりロットネスト島での滞在スタイルの選択肢がぐんと広がりました。宿泊して、ゆったりとロットネスト島でリゾートステイを堪能したい方はぜひ!
ロットネスト島の窓口となる西オーストラリア・パースへは、成田空港から全日空の直行便が週3便就航しており、2026年10月25日から毎日就航予定です。
約10時間と少し長めのフライトですが、日系エアラインの安心感と安定感は抜群です。ANAの成田-パース直行便は、飛行機の乗り継ぎに時間を取られることなく、少しでも早くクオッカに会いたいという方にとってベストチョイス。さぁクオッカの笑顔に会いに西オーストラリアへ行きましょう!
取材協力:西オーストラリア州政府観光局