貨物鉄道博物館見学とミニSLに乗車!三重のローカル「三岐鉄道」

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貨物鉄道博物館見学とミニSLに乗車!三重のローカル「三岐鉄道」

貨物鉄道博物館見学とミニSLに乗車!三重のローカル「三岐鉄道」

更新日:2015/09/07 15:00

常盤 兼成のプロフィール写真 常盤 兼成 学習塾経営・講師、フリーライター、旅行プランナー

三重県の北部を走る三岐鉄道は、桑名市の西桑名駅と阿下喜駅を結ぶ北勢線、四日市市の近鉄富田駅と西藤原駅を結ぶ三岐線の2線が走るローカル鉄道。今回ご提案するのは近鉄富田駅から三岐線に乗る小旅行。丹生川駅では隣接の貨物鉄道博物館を見学し、終点の西藤原駅ではウィステリア鉄道のミニSLに乗車し、展示されているSLと記念撮影。電車が好きな子どもたちだけでなく、大人も楽しめるローカル鉄道の旅のご紹介です。

三岐鉄道三岐線終着駅「西藤原駅」は、旅情をかきたてるローカル色たっぷりの駅

三岐鉄道三岐線終着駅「西藤原駅」は、旅情をかきたてるローカル色たっぷりの駅

写真:常盤 兼成

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近鉄富田駅から、黄色とオレンジのツートンカラーの電車にのんびり揺られること1時間。終点の「西藤原駅」に到着です。ここは三重県の鉄道の最北の駅。

三岐(さんぎ)鉄道はもともとは、会社の名前にもなっているように、三重県と岐阜県の関ヶ原を結ぶ予定だったようですが、全通は実現されることなく、昭和7年に現在の西藤原駅までが開業しました。開業時から、三岐鉄道は沿線のセメント輸送が主な役割でした。三岐鉄道の筆頭株主が太平洋セメント株式会社であることからもわかるように、現在でもセメント輸送がメインという貨物鉄道です。現在は三重県北勢地方の沿線の足としても利用され、旅客運送も30分に1本の割合で運行されています。

終点の「西藤原駅」はSLをかたどったかわいらしい駅舎となっており、駅舎をを出ると、右手に静態保存された機関車やSLが見えてきます。

毎週日曜日にミニSLが走る西藤原駅前公園!

毎週日曜日にミニSLが走る西藤原駅前公園!

写真:常盤 兼成

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「西藤原駅」のホームは島式の1面2線ですが、電車の発着は片方のホームでしか行われません。もう片方のホームには蒸気機関車や、電気機関車、ディーゼル機関車が展示されています。展示されている蒸気機関車は三岐鉄道創業時に新造されたもので、機関室に入ることもできますよ。

駅の構内にある西藤原駅前公園には、三岐鉄道開業70周年を記念に作られたウィステリア鉄道が走っています。走行するのは毎週日曜日だけですが、700系新幹線「のぞみ」のミニチュア版やミニSLが園内を一周しています。無料で乗れますし、大人も乗車OKです。「のぞみ」はバッテリーで動いていますが、ミニSLは本物の石炭を焚いて蒸気を作っています。運転士が石炭をひとつずつ機関車にくべながら運転していますよ。蒸気も汽笛も本格的で本物顔負けです。

今では珍しい硬券切符!改札時はきちんと鋏を入れてくれます。

今では珍しい硬券切符!改札時はきちんと鋏を入れてくれます。

写真:常盤 兼成

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「西藤原駅」でウィステリア鉄道の乗車や、車両見学などをして楽しんだら、「丹生川(にゅうがわ)駅」を目指して再び三岐鉄道に乗車。

「西藤原駅」は有人駅ですので、窓口で直接「丹生川駅」までの切符を購入します。自動券売機ではないところがまたいいですね。駅員さんに「丹生川駅まで」と伝えると、厚い紙製の切符に鋏を入れて渡してくれます。今では珍しくなってきた硬券切符です。厚みのある紙の切符で、きちんと改札できっぷに鋏を入れてくれるサービスぶり!大事な切符なのでポケットには入れず、到着駅まで思わず握りしめておきたくなります。

電車は15分弱ほどで目的地の「丹生川駅」に到着。

毎月第1日曜日だけオープンする「貨物鉄道博物館」では、実際に乗ることができる貨車もあるんですよ

毎月第1日曜日だけオープンする「貨物鉄道博物館」では、実際に乗ることができる貨車もあるんですよ

写真:常盤 兼成

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「丹生川駅」に隣接している「貨物鉄道博物館」は、2003年に貨物鉄道の専門博物館としてオープンしました。2003年は、日本の鉄道貨物輸送が1873年にはじまって130周年を迎えた年だそうです。開館から10年以上経過した今では、貨物輸送が始まってもう140年も経っていることになりますね。

博物館の屋外には、さまざまな種類の実物貨車が展示してあります。企業や個人からの寄贈や貸与されたものを中心に、現存する最古級の車両などの展示もあります。博物館の館内には、Nゲージ、HOゲージなどの鉄道模型やジオラマ、プラレールのおもちゃなどで遊べるキッズスペースなどがあります。

触ったり乗ったりできる貨物専用博物館は、全国でもここだけ!

触ったり乗ったりできる貨物専用博物館は、全国でもここだけ!

写真:常盤 兼成

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「貨物鉄道博物館」は、貨車はもちろん機関車、コンテナ車などが展示されていますが、見学中も隣の三岐線の線路を「太平洋セメント」と書かれた貨車が何度も走って行きます。目の前を何両もの貨物列車が通り過ぎるのはなかなかの見ごたえですよ。

カメラを抱えた「鉄ちゃん」はもちろん、小さいお子さんを連れた家族連れや、お父さんと一緒に訪れた小学生の男の子など、館内は多くの人でいっぱいですが、どこかのんびりとした時間が流れ、ほのぼのとした休日が過ごせます。「ウィステリア鉄道」も「貨物鉄道博物館」もどちらも無料の施設です。さらに、近鉄富田駅から往復するなら「1日乗り放題パス」がお得。このパスがあれば、ナローゲージを小さなかわいい電車が走る、三岐鉄道北勢線にも乗れます。三岐鉄道に乗ってのんびりとした休日を過ごしてみませんか?

ローカル鉄道「三岐鉄道」の魅力

黄色とオレンジの鮮やかな車両が走る三岐鉄道三岐線。ゆっくりとしたスピードで走るも、座っている椅子の心地よいバウンド感は地方鉄道ならでは。全国でここしかない「貨物鉄道博物館」や、本物の石炭をくべて動かすミニSLが走る「ウィステリア鉄道」。どちらも三岐鉄道の駅前というのもとても便利です。ローカル鉄道の魅力を味わいながら、子どもも大人も楽しめる施設を巡りながら、スローライフを身近に体験できる休日を過ごすのもいいのでは?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/06 訪問

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