トロッコ列車で行く秘湯 その2 【三重県・湯の口温泉】

トロッコ列車で行く秘湯 その2 【三重県・湯の口温泉】

更新日:2013/03/01 19:16

温泉ソムリエぐっちのプロフィール写真 温泉ソムリエぐっち 源泉かけ流し温泉伝道師、温泉ライター
ここを知っている方はかなりの温泉通かと。
まず、驚かされるのは、日本の山奥で、今も実際にこんな小さなトロッコ列車が走っていたこと。
それも、紀伊山地の奥の三重県南部の山間部。アクセスは車のみで、熊野地方から約1時間。
そんなところにドバドバ系の源泉かけ流しの湯が溢れています。

かわいいトロッコでゴットンゴットン

かわいいトロッコでゴットンゴットン

写真:温泉ソムリエぐっち

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湯の口温泉名物?トロッコ列車がこちら。

ほんとに小さく、遊園地のお子様用の乗り物のよう。客車内はとっても狭く、まさにお子様サイズ。誰もが童心に戻ってしまうかのような不思議な気分になります。
ただ、ほとんどがトンネル内を走行のため、景色はほとんど見えませんが、約10分で「湯の口温泉」へ。

小さな電気機関車(なんと、バッテリーで動いています)で引っ張り、決して乗り心地がいいとは言えませんが、下手な遊園地の乗り物よりテンションが上がりますよ。

湯の口温泉!

湯の口温泉!

写真:温泉ソムリエぐっち

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トロッコ列車に乗り、湯の口温泉駅へ到着。

駅の目の前に「湯の口温泉」があります。
施設の裏側?から入るようになり、コテージタイプのお部屋の間の道を通り、表玄関へ。

写真は温泉の建屋になります。

なんと、そこには車が数台駐車。
実は、トロッコ列車に乗らなくても、車でも来れるようです。
ゆえ、時間に余裕が無い場合は、直接お車で。しかし、初訪問なら是非トロッコ列車を味わって頂きたいなと思います。

ドバドバかけ流しの露天風呂!

ドバドバかけ流しの露天風呂!

写真:温泉ソムリエぐっち

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ここ「湯の口温泉」は、ほんと湯量が豊富なようで、温泉がドバドバかけ流されています。
思わずもったいない・・・と思いつつも、これぞ温泉の醍醐味!

元来、温泉は自ずと湧き出ていたもの。ゆえ、川が流れているように、温泉も湧き出ては流れていくもの。川が流れていて、川の水がもったいないとは誰も思わないように、温泉もドバドバかけ流されていても当然なのです。

しかし、巷ではなかなかドバドバ温泉をかけ流している施設は少なく、湯の口温泉はとっても温泉らしい温泉だと思います。

泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」で、少々白濁しています。湯ざわりは、柔らかく、かつさっぱり系とでもいいましょうか。

この露天風呂は目隠しの塀があるため、眺望はさほどございませんが、そんなことはどうでも良くなる程のかけ流しの美湯をご堪能下さいませ。

ドバドバかけ流しの内湯!

ドバドバかけ流しの内湯!

写真:温泉ソムリエぐっち

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この内湯も見てください!
ある種、露天風呂を越えるかの極上空間がございます。
湯船は石を囲って作られ、湯が滔々とかけ流されています。

また、内湯は温泉の湯気がこもる為、露天風呂より温泉の香りが充満しますので、温泉が好きになればなるほど、なぜか内湯が好きになってしまう方が多いように思います。

こちらの温泉の泉温は45.7度。ですので、加水も加温もせず、ドバドバかけ流しても適温です。

素晴らしい!

車で行ける秘湯中の秘湯

車で行ける秘湯中の秘湯

写真:温泉ソムリエぐっち

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写真は、湯の口温泉駅からの景色。
川の右側にあるのが、湯の口温泉の宿泊棟です。コテージタイプとロッジタイプがございまして、いわゆる現代的湯治場の造りで、自炊ができます。もちろんお食事有りも選択できますので、ご都合に合わせ選べます。

今回は、温泉ソムリエ仲間と一緒に湯の峰温泉に宿泊し、そして折角なのでちょっと足を伸ばし、湯の口温泉へ立ち寄り湯をさせて頂きました。

湯の口温泉へは、湯の峰温泉より車で約1時間。
温泉好きな方、またはレアなトロッコ列車を経験されてみたい方には、とてもおすすめです。

ただ、日本各地にお住まいの皆様、家を出てから、辿りつくまでは・・・きっと遠いですよ。


◆トロッコ列車
 片道 大人200円 子ども100円
 往復 大人400円 子ども200円
 往復湯の口温泉入浴券付 大人600円 子供250円

◆入浴料 大人400円 子供200円
◆泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
◆営業時間 9:00〜21:00

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/11/10 訪問

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