写真:高橋 しゅう
地図を見る下栗の里へは舗装された山道を車で登って行きます。木々の中をまだかなと思いながら狭い道をしばらく走っていくと標高約800m〜1,100mに位置する下栗の里の民家が見えてきます。家々は急な斜面にへばりつくように建っていて、またそこには狭いながらも斜面を活かした畑もあります。
すごい場所にありますが集落の風景は素朴で、周りの風景と相まって美しい所でもあります。それにしても写真のとおり、家々のはるか下に谷底が見えるような山の高い急斜面を切り開いて集落が存在していて、そしてここは江戸時代、さらにはその前の時代から暮らしている人々がいたそうで、本当に感心していまいます。
写真:高橋 しゅう
地図を見る集落の中を通っていてもそのすごさは実感できますが、ここはやはり全体を見渡せる「天空の里ビューポイント」へ行きましょう。何と言っても写真のように山の斜面にそびえる集落を眺望できる絶景ポイントです。
この「下栗の里」を紹介する写真の多くはこの周辺のポイントから撮影したものと思います。
駐車場で車を停めて片道約15〜20分程度山道を歩きますが、絶対に外せないポイントです。
写真:高橋 しゅう
地図を見る同じ「天空の里ビューポイント」からの眺めです。今度は望遠でアップしています。写真の様に上から見下ろすとわかりますが、山の急斜面をこの場所だけを切り開いて集落が形成され、狭い場所を有効に使っていることが見て取れます。
下から上へ1本の道が延びていて、車は急坂をヘアピンカーブを繰り返しながら登って行きます。
尚、ビューポイントの駐車場へはこの坂を登ってくる道と、反対方向から来る道もあります。
写真:高橋 しゅう
地図を見る下栗の里からの道をさらに車で40分程度進んで行くと、標高1,833mに位置する「しらびそ峠」に着きます。ここからは南アルプスの雄大な美しい山々を眺めることができ、ここも絶好の展望ポイントになっています。また見晴らしが良ければ少し遠くに中央アルプスを眺望することも出来ます。
「下栗の里」は最近では旅行本や、絶景を紹介する記事等で掲載されたり、テレビのCMのロケ地にもなったりと、ここが紹介される機会も出てきています。地元の方にも伺いましたが、この風景に魅せられて遠くから訪れる方も多いようです。私もここの風景は多くの旅先の中でも特に印象が強い場所です。ぜひ機会を作って一度は訪れてみて下さい。
また遠山郷周辺には温泉や資料館、少し足を延ばせば中央構造線の露頭、国盗綱引合戦で知られる長野・静岡県境の兵越峠等のみどころもありますので、時間があればあわせて見てまわるのも良いと思います。
尚、このエリアは山間にあり最寄駅から離れ、バスも下栗の里までは行きませんのでマイカーまたは飯田などからレンタカーの利用が便利です。
公共交通機関利用の場合は飯田駅からバスで、飯田市上村地区(上町バス停)まで行きそこからタクシーを利用することとなりますが、バスの本数がとても少ないので確認してお出かけ下さい。
また、下栗の里は冬でも道が通じていますが、その先の「しらびそ峠」方面へは冬期は閉鎖となりますので道路状況を確認してお出かけ下さい。
飯田市上村「下栗の里」
最寄駅:JR飯田線・飯田駅
公共交通:飯田駅より信南交通バス利用で約1時間10分「上町バス停」下車。タクシー利用で約15分〜(場所によります)※タクシーは要予約です。
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(2024/12/5更新)
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