写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る同じ小金井市内にあるスタジオジブリと、江戸東京たてもの園の縁は長く、明治初期に創業した文具店の「武居三省堂」は、宮崎駿氏が気に入った建物の一つとも言われており、「江戸東京たてもの園物語」のなかで「私にとっての武居三省堂」と言うタイトルでその魅力を綴っています。
時代を感じさせる店内には、当時売られていた商品なども展示されており、思わず店奥に「すみませーん!!」と声をかけて、店主を呼んでみたくなってしまいます。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る「三省堂」には、壁面に商品を収納する棚があるのですが、どこかで見たような気がしませんか?ここは、釜爺がいるボイラー室にある「薬草箱」のモデルとなっています。
その他にも、園内を回っているうちに「あれっ?……どこかで見たような……?」と思う場所が所々出てきます。
初めて来たのに、なんだか懐かしいような……見たことがあるような不思議な空間と出会えます。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る油屋の建物は、特定のモデルはないとされていますが、長野県の渋温泉・金具屋、岡山県の湯原温泉・油屋、群馬県 四万温泉・積善館本館、神奈川県 鶴巻温泉・陣屋、愛媛県 道後温泉・本館など、いろいろな温泉宿を部分的に参考にしたそうです。
唯一、温泉の建物ではない「子宝湯」(銭湯)が、同たてもの園内にあります。中に入ると、番台や脱衣所など懐かしい銭湯そのもの。
思わずここで腰に手を当て、コーヒー牛乳などを飲みたい気分になります。もちろん営業しているわけではないので、男湯でも女湯でもどちらもお入りください(笑)。
提供元:©Studio Ghibli
地図を見るたてもの園の展示室にて、スタジオジブリ作品に登場する様々な建物にスポットを当てた展覧会が行われています。ミニチュアを中心とした立体作品をはじめ、映画に登場する建物の設定資料、背景画といった美術資料などを一堂に展示します。宮崎駿氏の手書き原稿など、普段お目にかかれない作品がいっぱい展示されています。特に注目したいのが「油屋」の立体模型です。ボイラー室の入口なども細かく表現されていて、ぐるりと回りながら模型とにらめっこ状態になります。
この他にサツキとメイが住んでいる草壁家もあり、小さな窓を覗きこむと・・・トトロファンにはたまらないお楽しみが待っています。
提供元:©Studio Ghibli
地図を見る展示会場の最後は、宮崎監督の直筆である「虫眼とアニ眼」の原画がズラリと並んでいます。
こちらもとても見応えがあり、ジブリファンにはたまらない作品の1つと言えるでしょう。
これだけすごい作品が集まった立体建造物展なのに、たてもの園の入園料だけで見られるなんて、驚きですよね!?
しかも、ジブリの立体建造物展の開催期間が大好評につき、2015年3月15日まで延長することが決定!無料でこんなに充実した展覧会は珍しいですよ〜!!
開催期間に関しての詳細は「ジブリの立体建造物展」をご覧ください。
園内には、復元建造物「デ・ラランデ邸」内に「武蔵野茶房」が入っており、カレーやハヤシライスを食べることができます。その他に、武蔵野の伝統の味を伝える手打ちうどんや日替わり弁当が食べられる「たべもの処 蔵」があり、手ぶらで行っても食事の心配はありません。
ちなみに、千と千尋の宴会シーンなどのモデルになった「目黒雅叙園」をご紹介した記事もありますので、[MEMO]にある「東京「目黒雅叙園」都有形文化財の『百段階段』で昭和の竜宮城を見学!?」も、良かったらご覧ください。
この記事を書いたナビゲーター
牡丹餅 あんこ
いらっしゃいませ、牡丹餅 あんこです。フリーライター(たまにイラストレーター)として、雑誌やWebで執筆。現在はグルメ・旅の撮影や執筆、取材を中心にお仕事をしています。得意エリアは中央線沿線、中央高速…
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(2025/1/20更新)
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