思わずカメラ小僧になる珍スポット!?「関ヶ原ウォーランド」

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思わずカメラ小僧になる珍スポット!?「関ヶ原ウォーランド」

思わずカメラ小僧になる珍スポット!?「関ヶ原ウォーランド」

更新日:2014/11/19 15:45

Sekigahara Warland will turn you into a photographer!?
カカミ ユカのプロフィール写真 カカミ ユカ フリーライター

天下分け目の合戦地、関ヶ原にある、敷地面積30,000平方メートル、200 体以上の等身大コンクリート像で合戦の様子を再現した「関ヶ原ウォーランド」。徳川家康、石田三成、大谷吉継、小早川秀秋などの有名な武将から、足軽、鉄砲隊など無名の像まで忠実に再現されています。日本でも珍しい合戦をテーマにしたテーマパークですが、リアルでありながらどこかユニークさがある“珍スポット”として話題の場所です。

1964年設立の長い歴史を持つ「関ヶ原ウォーランド」

1964年設立の長い歴史を持つ「関ヶ原ウォーランド」

写真:カカミ ユカ

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関ヶ原インターチェンジから国道365号線を北に約5分ほどの位置に「関ヶ原ウォーランド」はあります。国道から少し中道に入ったところにあるため、大通りからは分かりにくいですが、入口前まで行くと、城を模した大きな建物や、広大な駐車場に観光バスなどが停まっているため、ここが密かに人気のある日本で唯一の体験型合戦資料館であることがすぐにわかると思います。この「関ヶ原ウォーランド」が設立されたのは、1964年。40年以上の長い間、訪れる人が絶えません。

30,000平方メートルの広大な敷地の中には約200体のコンクリート製の武将が戦う姿があります。この武将を作ったのは、中部地方を中心に多くのコンクリート塑像を残している浅野祥雲という像作家。愛知県日進市の五色園や愛知県犬山市の桃太郎神社などにも彼の作品があり有名です。タモリ倶楽部やみうらじゅんさんなどがテレビや雑誌で紹介したこともある浅野祥雲さん。「関ヶ原ウォーランド」はその中でも彼の塑像数が最大級。B級界の偉人の作品を観たいという理由でここに来場されるかたも多いです。

■関ヶ原ウォーランド
住所:岐阜県不破郡関ヶ原町池寺1701-6
休園日 :12月31日
営業時間:10:00〜16:00(12月〜3月)10:00〜15:00
入館料:大人500円、小人300円
※詳細はHPを

「ノーモア関ヶ原」を叫ぶ武田信玄・・・「ん?」

「ノーモア関ヶ原」を叫ぶ武田信玄・・・「ん?」

写真:カカミ ユカ

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園内を回ると、まずはじめに目に飛び込んでくる武田信玄像。その横には「ノーモア関ヶ原じゃ!」という看板があります。でも、歴史に詳しい方なら「ちょっと待てよ」となるのではないでしょうか。信玄は関ヶ原の戦い以前に亡くなっており関係ない人物のように思うと思います。ですが、「関ヶ原ウォーランド」では、関ヶ原の戦いの27年前、三方ヶ原の戦いで家康が信玄に大敗したときの記憶を忘れず、自分と三成を当時の自分と信玄に重ね合わせ、信玄を手本に戦ったという見解をしています。

「ノーモア関ヶ原」とは、「関ヶ原ウォーランド」の前会長・玉口玉泉さんが訴え続けてきた平和を願う心から生まれた言葉だとのこと。その言葉を、関ヶ原の戦いで勝利した家康よりも強い信玄の“亡霊”が「もう戦いはやめい!ノーモア関ヶ原じゃ!」と叫ぶことで太平の世を願っているのだと言います。

この信玄像ですが“亡霊”ということもあり、よく見ると、他の武将より少し顔色が悪く作ってあるのだとか(笑)。そんな芸の細かさや、こだわりっぷりが随所にみられる園内を回って行きましょう!

関ヶ原の戦いのキーパーソンとなった武将の布陣を巡る

関ヶ原の戦いのキーパーソンとなった武将の布陣を巡る

写真:カカミ ユカ

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関ヶ原の戦いは、主に東軍・徳川家康と、西軍・石田三成の戦いで、最終的には小早川が三成を裏切り東軍についたことが戦況を決定付けたと言われています。園内は、その当時の布陣が忠実に再現されて、徳川の桃配山、三成の笹尾山、小早川の松尾山がそれぞれ作られ、位置関係もその通りになっています。園内には遊歩道が整備されており、その道も当時の中山道、北国街道と同じ造りで通されています。

園内をルート順に回るとまずは小早川秀明が松尾山に築いた布陣にあたります。
「小早川はどのタイミングで西軍から東軍に乗りかえようと決めたのだろうか」とつい考えてしまいます。次に出てくるのは、石田三成の笹尾山の布陣です。ここでも「三成は不利になっていく戦況をどんな思いで見つめていたんだろうか」と考えてしまいます。そして最後に出てくるのが、徳川家康の布陣ですが、勝利した家康の布陣は“首実験”の場となっており、戦場で討ちとった敵方の首級(くび・しるし)の身元を家康が判定している様子が描かれています。

いたって真面目な展示の数々なのですが、切羽つまった状況なのに、それぞれの彫像の目にそこまで“やる気”が感じられないところや、園内を歩いていると突拍子もなく忍者屋敷の“にんにん城”が出てきたりするところなどが、ハマる人にはとてつもなくツボに来るのではないでしょうか…この雰囲気が珍スポットと呼ばれる所以のひとつなのかもしれません。

思わず、自分も戦国武将になった気分に!

思わず、自分も戦国武将になった気分に!

写真:カカミ ユカ

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各布陣には、家臣からの報告を待つように、小早川秀明や石田三成が座っています。その様子を見ると、思わず“武将ごっこ”をしたくなってしまう人も多いハズ。園内の武将に乗っかったり、無理に手を触れたりすることは禁止されていますが、それさえ守れば、自分も戦国武将になった気分で、戦いに参加するのは問題ありません。

ポーズをとった彫像があちらこちらに隠れているので、いろんなアングル、そしてシーンごとに思うように写真を撮ってみるのもいいですね。

「関ヶ原ウォーランド」は“自分がどれだけ童心に帰って楽しめるか”という点がポイントです。気心が知れた友達と行ったならなおさら、小芝居のひとつでも打って「殿〜!」などとコントを繰り広げるのも面白いのではないでしょうか。現に園内を歩くとあちらこちらから笑い声が聞こえ、普通に歩くと30分もあれば回れてしまうところ、仲間同士で数時間遊んでいる姿も多くみれます。
ぜひ、それぞれの楽しみ方を見つけてもらいたい場所です。

帰り道に「やぎ工房may!may!(メイメイ)」で武将家紋シールのついたやぎ乳ジェラートを

帰り道に「やぎ工房may!may!(メイメイ)」で武将家紋シールのついたやぎ乳ジェラートを

写真:カカミ ユカ

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園内を歩き回り、エネルギーを使った後におススメなのが、「関ヶ原ウォーランド」から車で5分ほどの距離にある「やき工房may!may!」のジェラートです。関ヶ原の耕作放棄農地の除草対策と害虫対策のためにやぎを飼育しており、そのやぎのミルクを使ったジェラートをいただくことができます。やぎのミルクですが、臭みなどはなく、口当たりがなめらかで優しい味がして美味です!

そして嬉しいのが、提供されるカップひとつひとつに関ヶ原合戦にゆかりのある武将の家紋シールがついているところです。訪れた際、2カップ注文したのですが、ひとつは、東軍につき大きな戦功をあげた黒田長政、もうひとつは西軍として戦った宇喜多秀家のものでした。どの家紋のカップがもらえるかはその時のお楽しみ。「関ヶ原ウォーランド」で関ヶ原の戦いについて知った後であれば、どの家紋シールがあたるか、ワクワクしてしまうこと間違いなしです。

■やき工房may!may!
岐阜県不破郡関ヶ原町大字関ヶ原894-28
[4月〜10月]
10:00〜17:00
[11月〜3月]
10:00〜16:30
定休日
月・祝翌日

「関ヶ原ウォーランド」の後に、実際に布陣があった場所を訪れるのもオススメ

「関ヶ原ウォーランド」では、縮小して再現された布陣図を巡ることができます。ツッコみポイントが多く、楽しんで回ることができるので、歴史に詳しくない方でも関ヶ原の戦いについての詳細が自然と頭に入ってきます。岐路に着く途中、関ヶ原の道路を走っていると、「徳川家康最初陣跡「桃配山」」や、「石田三成陣跡「笹尾山」」などの看板がたくさん目につきます。不思議と訪れる前よりも歴史に興味が湧いていることに気付くと思います。縮小されたジオラマもいいですが、関ヶ原には当時の陣跡が整備され残されているので、実際に見に行ってみるというのもオススメです。“珍スポット”と呼ばれる「関ヶ原ウォーランド」ですが、園内を一周するといろいろな知識が身に付き、ちょっとだけ自分が歴女・歴男になっていることに気付く方も多いと思います。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/15 訪問

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