写真:Ise Shinkurou
地図を見るここで最も素晴らしい景観を持つ宿場町エリア。山の斜面を上手く利用して造られた町は、時代劇ではお馴染みの光景ですね。約40軒の町家が創り出す、江戸時代と同じ時間が流れているような、不思議な空間が目の前に広がります!
そしてこのセットは「十三人の刺客」で第34回日本アカデミー賞・最優秀美術賞に輝いた栄誉ある町並みです。旅籠・飯屋・油問屋・茶屋など様々な職業の建物がありますが、何より驚かされるのは、撮影用とは思えないほど本格的に造られている事。数百年の時の流れを感じさせるために、細部に様々な工夫がなされています。特殊な技術で製作された素晴らしい作品ですので、じっくりとお楽しみ下さい。
家々を眺めながら無舗装の道を歩いていると、いつのまにか映画の世界に入り込んだよう!現代では味わえない魅力的な散策を楽しんで頂けます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る農村エリアに造られた商家屋敷は、屋敷内から中庭まで本格的な造りで建てられ、様々な撮影に利用されています。
まず外門の前に立つと「座頭市THE LAST」のワンシーンを思い出す映画ファンの方もいらしゃるかもしれませんね。とても懐かしい映画のシーンがフラッシュバックする事間違いなしです。
写真は中庭の風景ですが「るろうに剣心・京都大火編」でのアクションシーンがここで撮影されました。その時に使用された障子の血糊が、撮影当時のまま生々しく残されています。
また建物の内部では、古い着物を着て、映画の主人公のような記念撮影を楽しんで頂く事も出来ます。そして筆者の一番のお勧めは中庭での一休み!ここは散策で疲れた体を休めるのに最適の場所。縁側に座って、お気に入りの映画のシーンを思い浮かべ、楽しいひと時をお過ごし下さい。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る「漁村エリア」にある漁師小屋・網小屋などは、実際に海辺で使用されていた建物が移築されています。山の中に漁師小屋とは不思議な感覚ですが、周辺の自然と上手くマッチし違和感は全くありません。
またエリア中央に造られた小川が特別の雰囲気を醸し出し、漁師のおかみさんが、おしゃべりをしながら魚をさばいている姿が目に浮かびます。とても生活感のある景観で本当に驚きです。是非お立ち寄り頂きたいお勧めのエリアです。
またここでも「るろうに剣心・京都大火編」等の様々な撮影が行われています。このエリアを少し奥まで行かれると、実際に撮影に使われた小道具・古い大木が残っています。こちらも映画のクライマックスシーンを思い出す素敵な小道具ですよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るNHK連続テレビ小説「おしん」の放映以来、多くの人に親しまれてきた「おしんの生家」。この古民家が「漁村・農村エリア」に移設され、映画「おしん」でも使用されました。
内部も公開され、ひんやりとした屋内では、古き良き時代の農村での暮らしぶりを体感して頂けます。多くの人々の心を惹きつけた名作のワンシーンを思い出しながらじっくりとお楽しみ頂けます。
また家の周囲に青々と広がる水田にご注目下さい。映画村のスタッフが丹精を込めて育てる稲は、当時の雰囲気を色濃く出すための棚田!そしてこの田園風景が古民家に彩りを添え素晴らしい景観を見せています。今にもおしんが走り出して来そうな雰囲気ですね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る上記でご紹介した以外にも、南フランス風の建物と巨木を見る事が出来る「風のエリア」・70mの堀の上にそびえ立つ大手門のある「戦国大手門エリア」など、広い園内には6つのエリアが点在します。
園内を一周すると約4km。ですので、時間の無い方は園内周遊バスを利用されるのも便利です。各エリアに写真のようなバス停があり、約20分間隔で運行しています。入園料とは別途の乗車証が必要ですが、とても効率よく園内を楽しむ事が出来ます。
またモデルコースとして4つのプランが用意され、エントランスで武者姿の案内役が迎えてくれますので、色々とお尋ね下さいね。(早速タイムトリップの始まりです。)1時間の最短コースから2時間半のじっくりコースまで、お好みに合わせてお楽しみ下さい。
「庄内オープンセット」
営業時間 4月から9月 9:00〜17:00 最終入場:16:00
10月〜11月 9:00〜16:00 最終入場:15:00
4月〜11月下旬は無休
悪天候時、撮影中は一部見学不可または休村の場合有り
冬季休村がありますのでお出かけ前にHP等でご確認下さい。
入村料 大人1300円(周遊バス乗車券は500円別途)
広い敷地で時代劇の世界を堪能出来る「庄内オープンセット」。月山の自然を味わいながら映画のシーンに思いを馳せる旅はいかがでしょうか?
また庄内オープンセットに到着するまでの山間の路は筆者のお勧め。遠くに月山を眺め、水田に挟まれた道を通り山道へと。小川のせせらぎを耳にしながら、平成の時代から江戸の時代へと・・。この感覚も愉しみながらゆったりと時間の流れるエリアへお入りくださいね。都会の喧騒を忘れる素敵な旅を愉しんで頂けます。
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(2023/12/10更新)
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