まず、フンデルトヴァッサーについてご紹介しましょう。
彼はオーストリアの画家、そして建築家です。
ヨーロッパでは、別名『ウィーンのガウディ』とも言われ、独特の発想をもとにしたユニークな建築物をデザインし、建築美術家としても世界的に知られています。
日本にも馴染み深い芸術家で、実は大阪には3つもフンデルトヴァッサーの建築物があります。キッズプラザ大阪と大阪舞洲ゴミ焼却炉に2つです。(写真は舞洲ゴミ焼却炉)
カラフルな焼却炉に、ゴミのイメージも一新されることでしょう。
興味のある方は、まず大阪へ!
地元で賛否のある、焼却炉のアート建築の是非はともかく、この建物の中も気になるところですね。工場見学は下記のとおりです。
【要:事前申込】
・月曜日〜土曜日
・1日 3回(10時・13時・15時 各90分程度)
詳細は関連メモにもあるHPでご確認くださいね。
それでは、まず『クンストハウス・ウィーン』からご紹介します。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見るクンストハウス・ウィーンは、フンデルトヴァッサーの私設美術館です。ここでは、彼の色とりどりの鮮やかな作品(絵画等)をたくさん見ることができます。クンストハウスへは、市電の1番線が便利です。
ラデツキー・プラッツ(Radetzkyplatz) の停車駅で降ります。駅は高架下にありますので、高架に沿って道なりに数分歩き、最初の角で右折します。高架下をくぐると正面に緑の一角が見えます。
建物はまるで絵本のよう!写真は入館チケットです。
絵本の中から抜き出た一片のようなチケット。この一片が建物のどこの窓か、つい探したくなるような、楽しい気分になることでしょう。
クンストハウスに来た甲斐があると実感する、旅の大切な思い出のお土産になりますよ。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見るクンストハウスの内部は、床もでこぼこ、凹凸と螺旋がごく自然に取り入れられています。
写真のトイレも必見!まさに現代アートです。トイレなのにワクワクしてしまいます。シャッターチャンスですよ(笑)。
緑をふんだんに取り入れたレストラン&カフェやミュージアムショップなど、館内を見るだけでも旅の楽しいひと時を過ごすことができます。
斬新な建物のすべてから発信されるアート感覚に、大満足間違いなし!
写真:きんぎょ 美歩
地図を見るクンストハウスから数分、300メートルほど歩くと道の反対側に『フンデルトヴァッサーハウス』があります。
ここは、1985年に完成した、50世帯余が生活する実際の公共住宅です。
フンデルトヴァッサーは自然を愛した人で、晩年は自然豊かなニュージーランドで生活しました。彼は遺言で、死後は棺桶に入れず裸のまま埋葬し、彼を肥やしにして育つよう、その上には『木』を植えることを願い、そして、そのとおり実行されたそうです。
自然にこだわったフンデルトヴァッサーは、ハウスの建物に、250本もの木を植えました。木々は今では伸び放題ですが、建物は原色のタイル張りで、極力直線を排除した曲線の外観はとてもカラフルです。この住宅の住人たちをきっと心豊かにしてくれそうな気がしますね。
残念ながら実際に人が住んでいますので、内部の見学はできません。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見るハウスの前にある噴水や、建物の周囲のでこぼこした地面、階段の曲線など、まさにフンデルトヴァッサーの世界です。周辺の建物とは違い、異彩を放っています。
このフンデルトヴァッサーハウスは8年もの歳月をかけて完成されたそうです。庭が無い集合住宅の、屋根やベランダに木々を植え込むという、植物、自然と共に生きる彼の意思、自由な発想からできた建物です。
もちろん、シャッターポイントですよ。
ご紹介したフンデルトヴァッサーの建築物は、どれもカラフルで遊び心満載、癒されますね。
ウィーンの歴史地区は歩くだけでも趣があり楽しめます。
ベルベデーレ宮殿には、クリムトの絵画もあります。
他にもシェーンブルン宮殿、美術史美術館、シュテファン寺院等々、ウィーンは音楽はもちろん、芸術が満載。芸術の宝庫です。
ぜひおでかけください!
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(2024/12/14更新)
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