写真:浦 カオリ
地図を見るボリビアの首都ラパスより約550q、ウユニという町があります。ここからさらに、車で約1時間行った場所に世界最大級の塩湖であるウユニ塩湖があります。塩湖というだけあって、地面は真っ白。広さは約11,000平方キロメートル、四国の半分ほどの面積にこの大量な塩が広がっています。遠くに見えるアンデスの山々まで、見渡す限り真っ白な塩、塩、塩。この壮大な風景には圧倒されます。まるでドラゴンボールの精神と時の部屋のよう。白い地面と青空とのコントラストも素敵です。
写真:浦 カオリ
地図を見る真っ白なウユニ塩湖も壮大ですが、やはり一番のおすすめは雨季の風景です。塩湖に溜まった雨水が鏡面のように空を映すので天空の鏡とも呼ばれています。天と地の境があいまいになり、まるで鏡の中にいるような錯覚を起こします。遠くの山々が浮島のように浮いて見えます。雨季のシーズンは毎年異なりますが、水が張る期間は12月〜3月あたりです。さらに、晴れていないと鏡面が見られません(当たり前ですが…)。晴れ男・晴れ女の方を連れて行きましょう!
写真:浦 カオリ
地図を見る昼間のウユニ塩湖での世界も素晴らしいですが、夕焼けや星空も楽しめます。茜色に染まる夕空も鏡面のように地面に映し出され、とても幻想的な雰囲気になります。
夜には満点の星空を楽しむことができます。驚くことに、この星空も鏡のように水面に映ることもあるんです!!しかし夜空の場合、月が出ていると星があまり見えなくなってしまいます。また、風が少しでもあると水面に波が立って星空がうまく映りません。
なので満点の星空での天空の鏡は、新月の時期、風がまったくない状態が必須条件です。
写真:浦 カオリ
地図を見るウユニ塩湖は標高3,600mの高地に位置しています。日本からの時差ボケがおさまっていない中、急にこの高地に来ると高山病になる方もいますので薬の持参をおすすめします。気温は高地ということもあり、寒暖の差がとても激しいです。昼間はポカポカでも夜になるとグッと冷えて10度以下になることも。体調面の対策をしっかりしていきましょう。
日本人にとっては慣れない高地の環境ですが、高地だからこそ出会える動物もいます。塩湖の周辺には標高3,500mに生息しているビクーニャやリャマ、塩湖の中にはフラミンゴが群れている風景を見られるかも?
写真:浦 カオリ
地図を見る天空の鏡の世界もいいけど、真っ白な世界も見たい!という欲張りな方もいると思います(笑)。そんな方におススメの時期は、雨季と乾季の変わり目です。この変わり目であれば、ウユニ塩湖の入り口辺りは、水が干上がっていて真っ白!しかし、車が塩湖の中央部分に入っていくと水が溜まっている、鏡面の世界!を見られるのです。ただし、先ほども書いたようにシーズンは年によって変わります。去年は4月まで水が張っていたけど、今年は3月で干上がってしまった…という具合なので、日程を決めるのは一種の賭けですね。「自然と約束はできない」という言葉がぴったりな場所かもしれません。
【ウユニ塩湖までのアクセス】
首都ラパス→ウユニ(空路):約1時間
首都ラパス→ウユニ(バス):約12時間
雨水が張ったウユニ塩湖の景色は、その時々でまったく違う風景を見ることが出来ます。昼間の青空と雲、陽が傾いて空がだんだん赤くなる夕方、そして都会では見ることのできない満点の星空。この光景は生涯忘れられないものになるでしょう。
移動距離も長く、体調管理も大変ですが、そんな苦労を忘れてしまうほどの絶景をみなさんも体験してみませんか?!
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(2024/12/5更新)
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