東山「大文字」は、のんびり見るなら鴨川の河原から、火の勢いを感じるなら吉田山の山頂から見るのがおすすめです。
上の写真は、吉田山の山頂から撮影した写真です。山頂の展望台の真正面に「大文字」が見えます。ただ、展望台が狭いので、夜8時から始まる点火の4時間ほど前から場所取りが始まります。前に人混みのできない良い場所で、と考えたら、相当早めに行く必要があります。
吉田山は、京都大学の時計台のある場所の東に位置する標高100mほどの山です。節分の時に大勢の観光客が押し寄せる吉田神社の境内が山裾に広がる場所です。京都駅から見ると、北北東方向で、近くに銀閣寺、金戒光明寺などがあります。
この写真は、同じ場所から少し遠めに撮影した写真です。肉眼ではこんな風に見えます。
西賀茂船山の「船形」は、賀茂川の河原から見るのがおすすめです。少し京都駅から遠いですが、上賀茂神社近くの御園橋あたりまで来ると、河原が広いので、人が多くてもゆっくり見学ができます。
上の写真は、賀茂川の御園橋の少し北の川岸(東側)から撮影した写真です。目の前に船形が浮かんで見えます。
嵯峨野曼荼羅山の「鳥居形」は、広沢の池端からと渡月橋の近くの河原から見るのがおすすめです。どちらも灯篭流しを行っています。広沢の池は嵯峨野でも一番北東部に位置する田園地域にあります。近くに大覚寺があって、そこの大沢の池と並んで名月鑑賞の場所です。
上の写真は、広沢の池の東端から、池越しに池に浮かぶ灯篭を見ながら撮影した写真です。この場所からは他の送り火はまったく見えませんが、夜8時前から見学の人の場所取りが始まっています。
灯篭が池面を風に吹かれながら流されて幻想的な雰囲気を醸し出します。風の流れで一か所に集まってきます。広沢の池独特の雰囲気です。
一つの文字はだいたい25分ほどで火が鎮まってきます。
一か所から全てを見ることができる場所はありません。ただし、「鳥居形」を除いて何とか見ることができる場所は「船岡山」です、しかし、山の上を歩きながらの見学で、さらに人が押し寄せるので、ゆっくり見ていることはできません。
ならば、毎年場所を定めて一つずつの見学をおすすめします。その一つでも場所によって見え方が異なります、一文字二か所からの見学をすると、最低10年はかかりますが、それだけの価値はあります。
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