マールバッハはシュトゥットガルトから電車(Sバーン)で30分程度北のところにあります。
「ゲーテとシラー」と言えば詳しい方はもちろん、そうでない方も一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ドイツでは非常に有名な二大詩人ですが、シラーを敢えて一言で説明するとすれば「ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱付き』の原詞を作成した人物」と言えばピンとくる方も多いのではないかと思います。クラシック好きの方にはちょっとしたおすすめスポットです。
中はシラーゆかりの品々が展示されており、入場料は3€です。
ドイツを訪れたら木組みの家々で構成された街並みを見る事を期待されている方にとって、シラーの生家周辺はおすすめです。
蔦の這った石造りの家々やドイツ伝統の木組みの家々が造り出す街並みが広がっています。
庭を持たない住人の方々の自宅を美しく魅せる為の外観づくりに感心されられますので、ガーデニングを愛する方々にとっては特におすすめしたいスポットとなっております。
マールバッハ駅からシュトゥットガルト中央駅へ戻る途中、約10分程度のところにルートヴィヒスブルク駅があります。
そのルートヴィヒスブルク駅からは徒歩約15分程度のところに、ルートヴィヒスブルク城(Ludwigsburg Residential Palace)はあります。
この宮殿はエーベルハルト・ルートヴィヒ公爵によって建設された、ドイツ最大にしてヨーロッパ最大規模のバロック宮殿です。実際に訪れて目の当たりにしてみると、フランスのヴェルサイユ宮殿を連想されるでしょう。それはヴェルサイユ宮殿が18世紀の支配者の誰もが目指したお手本であったからです。
宮殿内にはバロックギャラリーやファッション博物館、陶磁器博物館などがあり、博物館などを除いた宮殿内のみに入場したり(7€)、博物館のうちのどれかのみを訪れたり(3.5€)、他にも様々なオプションが選べます。英語やドイツ語に自信のある方はガイドツアーを頼むことも可能です。
ルートヴィヒスブルク城にはもちろん庭園もあります。
宮殿の前後には、ヴェルサイユ宮殿をお手本にしたように、それに合わせたフランス式(平面幾何学式)の庭園が広がっています。その様式の特徴であるシンメトリー(左右対称)に描かれた模様も見事です。
宮殿の北東にも庭園が繋がっており、かつてはバロック式の庭園でしたが一部イギリス式風景庭園に変えられました。
この他にも小高い丘の上に建てられた塔(写真)があったり、その真下に池が広がっていたりと、探検するのが楽しくなるような庭園になっています。映画シンデレラでシンデレラが住んでいた家や、塔の上のラプンツェルなどを彷彿とさせるような佇まいです。
いかがでしたか?
今回ご紹介させていただいた観光ルートは古き良きドイツの木組みの可愛らしい街並みに加え、貴族の宮殿と庭園も楽しめるので内容の濃い小旅行になること間違い無しです。
シュトゥットガルトに立ち寄った際は、是非ルートヴィヒスブルクとマールバッハを訪れることを自信を持っておすすめいたします。
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