レパルスベイまでのアクセスは、香港のセントラル駅近くから赤柱(スタンレー)行きのバスで、所要約30分。
レパルスベイは、ジェニファー・ジョーンズとウィリアム・ホールデン主演の不朽の名作「慕情(1955年)」の舞台にもなったエリアで、香港随一のビーチリゾートです。
海沿いには、ホテルや高級リゾートマンションが立ち並び、雑多な街並みや熱気という香港のイメージとはだいぶかけ離れた、とても落ち着いた海辺の町。
写真の不思議な形の建物は、「ザ・レパルスベイ」という高層マンション・ホテル。
真ん中に大きく開いた穴は、山側からの龍脈(エネルギーの流れ)を海に通すためだそう。
龍脈の通り道を考えて、大胆に建物の真ん中に穴を開けてしまおう!というユニーク発想。
風水都市といわれる香港ならではですね。
そんな背景を知って海辺を歩いてみると、確かに良い気が流れているような気がしますし、実際このエリアに成功者が多く住んでいるというのも、何か関係がありそうです。
気軽にリゾート気分が味わえるということで、地元の香港人にも観光客にも人気の高いビーチは、白い砂浜が美しく、ヨーロッパのリゾート地のような雰囲気です。
実際、この周囲には欧米人がたくさん住んでいるので、ここが香港であることを一瞬忘れてしまいそうになります。
亜熱帯気候に属する香港は、年間通して気温が高め。なので、11月ぐらいまでは海に入ることができます。
白い砂浜を歩いていると、海に向かって左の端のほうに、何やらカラフルなオブジェが見えてきます。
これこそが、縁起の良い神様が集まった寺院「天后廟(ティンハウミュウ)」。
香港のあちこちにあるティンハウミュウの中でも、ここが最大級だとか。
西洋風のビーチに突如として現れる中華風のビジュアルが、なんとも微笑ましいです。
写真は、海のほうにせり出したティンハウミュウの一部で、陸のほうにもたくさんの神様がいらっしゃいます。
写真のちょうど中央にいる「月老」という赤い頭のおじいちゃんは、愛と結婚を預かる神様。
幸せな結婚のご利益を貰いたい人は、こちらでお願いしましょう。
また、この月老の横にある「姻縁石」は、「1,000里離れた男女でも、縁があれば巡り会える」という言われがあるそうで、良縁を求めて皆さん両手でなでなでしています。
他にも、渡ると寿命が延びる橋や、頭から足まで丁寧になでると金運がつく財神など色んな神様がいらっしゃるので、このパワースポットをぐるっと周って、願掛けしてみてください。
レパルスベイからバスで10分ほどの「赤柱(スタンレー)」も、お散歩が楽しい町です。
昔は香港最大の漁村だったスタンレーですが、今では欧米人が多く住む高級住宅エリアとなっていて、オシャレなレストランやカフェもたくさんあります。
可愛い中国雑貨やお土産屋さんが並ぶ「スタンレーマーケット」で、おすすめしたいのが中国の伝統芸術であり、縁起の良い「花文字」。
一字一字に、風水の絵柄(動物)を入れて書いてくれるのですが、その絵柄にもそれぞれ、良縁・財運・成功・商売繁盛・健康・長寿などの意味が込められているのです。
出来上がりはとても華やかで綺麗、運気もアップしそう!
自分や親しい人へのお土産におすすめです。
料金は大きさや文字数によって異なりますが、フレーム付きでだいたい1,000円前後。
たくさんの花文字のお店があり、職人さんによって色の濃さ、スタイルなども違いますので、飾ってあるサンプルを参考に、気に入ったお店で頼むのがいいと思います。
今回は、とても素敵なエリアなのに、ガイドブックにはあまり詳しく載っていないレパルスベイとスタンレーをご紹介しました。
4〜5時間の滞在でも充分楽しめる海辺の町で、香港の違う一面を見ることができます。
香港中心部からもバスやタクシーでアクセスしやすいので、個人旅行やツアーの自由時間などに行かれてみてはいかがでしょうか?
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(2024/10/16更新)
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