信州のローカル線に都会の電車が!長野電鉄へ懐かしい車両に会いに行こう

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信州のローカル線に都会の電車が!長野電鉄へ懐かしい車両に会いに行こう

信州のローカル線に都会の電車が!長野電鉄へ懐かしい車両に会いに行こう

更新日:2014/10/06 11:16

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

長野電鉄は、長野駅と湯田中駅の約33kmを結ぶ北信州のローカル線です。この路線は地元の足のみならず、湯田中・渋温泉郷や志賀高原、途中の小布施等への観光の足として、さらに外国人に人気の地獄谷野猿公苑へのアクセスとして、多くの観光客も利用しています。観光路線でもある長野電鉄は、実はすべての車両が、かつて首都圏で走っていた電車で、懐かしい都会の電車達が今でも現役で活躍している魅力的な路線でもあるのです。

成田エクスプレスの雰囲気がそのままの特急スノーモンキー号

成田エクスプレスの雰囲気がそのままの特急スノーモンキー号

写真:高橋 しゅう

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長野電鉄では特急電車で2タイプ、通勤電車で2タイプの合計4タイプの車両が走っていますが、いずれもかつて首都圏で活躍していた電車です。

まずは、その中の一つ特急スノーモンキー号について紹介します。平成23年より長野電鉄で走り始めたこの車両は、元々は首都圏と成田空港を結んでいた成田エクスプレスの先代の車両で、成田空港から海外旅行へ旅立つ際に、利用されたことがある方には見覚えがあると思います。

現在も、車内は以前の成田エクスプレスの雰囲気がほぼそのままで、中に入ると、これから成田空港へ行くような気分にもなります。さらに最近では列車名にもなっている地獄谷野猿公苑のスノーモンキー目当てに乗車する外国人も多く、車内では外国語の会話があちこちで聞かれ、まさにこれから海外に行く様な雰囲気にもなってしまう電車なのです。

懐かしい電車に乗って北信州の山並みを眺めながらのローカル線旅

懐かしい電車に乗って北信州の山並みを眺めながらのローカル線旅

写真:高橋 しゅう

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前段ではスノーモンキー号の車内の様子を紹介しましたが、ここでは電車の外観と、長野電鉄沿線の様子を紹介します。写真は北信州の山々をバックに走るスノーモンキー号です。外観もほぼ以前のスタイルに近い状態です。※但し2編成のうち1編成は平成24年に外観が変更になっています。

そして現在活躍の場を移して走っている長野電鉄は、北信州を走るローカル線で、長野駅を出発すると最初は長野の中心部を地下区間、その後は近郊の住宅地を走りますが、やがては信州らしさを感じられる田園地帯や果樹地帯の景観の中を通り、終点の湯田中温泉を目指します。

途中の車窓からは、春には果樹や桜の花々、夏から秋にかけては豊富に実った果物、冬は白銀の世界が広がり、特急電車の場合は全区間で45分程度の乗車時間ですが移り変わる北信州の美しい景色を充分に堪能でき、懐かしい車両とともに沿線の景色も、魅力あるローカル線です。

元小田急ロマンスカーと懐かしい東京の地下鉄車両が一緒に活躍

元小田急ロマンスカーと懐かしい東京の地下鉄車両が一緒に活躍

写真:高橋 しゅう

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今度は長野電鉄で活躍する他の車両を紹介します。写真の途中駅で行き違う2つの列車は、どちらも同じく首都圏でかつて活躍していた電車です。

特に、写真左側の前面ガラス張りの展望車両は、多くの方がご存知と思いますが、新宿と箱根を結ぶ小田急電鉄のロマンスカーの先代の車両で、現在は長野駅と温泉地湯田中駅を結ぶ特急ゆけむり号として、活躍しています。本家の小田急電鉄では、現在は新しいタイプのロマンスカーが走っていますが、ここ長野電鉄の車両は古いタイプですが、ワイドな前面展望車は、長野電鉄に来ても地元の人々や観光客にも不動の人気です。尚、小田急電鉄ロマンスカーの展望指定席はプラチナチケットですが、長野電鉄では基本は全席自由席となっていますので始発駅で早めに並べば、展望席に座れるのも魅力になっています。

そして、次は写真右側の車両です。こちらは地下鉄日比谷線で開通時(昭和36年)から活躍していたタイプの電車で、首都圏の中高年世代の方々には特に懐かしい電車ではないでしょうか。長野電鉄の中でも時代と共に車両数は少なくなってきていますが、製造から50年近く経つ現在も、地元の通勤通学の足として活躍しています。昭和の雰囲気が色濃く残る懐かしいスタイルが、魅力的で沿線の雰囲気とマッチしていて、すっかり長野電鉄の顔となっています。

尚、首都圏ではこの2つの電車が並ぶことはありませんでしたが、長野電鉄へ足を運べば日常の風景として見ることができるのです。

首都圏で現役の通勤電車が長野のローカル線でも活躍中

首都圏で現役の通勤電車が長野のローカル線でも活躍中

写真:高橋 しゅう

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写真は、現在長野電鉄の主力として活躍している元東急電鉄の通勤型車両で、特に東急電鉄沿線にお住まいの方には、現在も親しみのある電車ではないでしょうか。

それは、前段まで紹介してきたタイプの電車が、すでに首都圏からは引退して長野に活躍の地を移しているのに対し、このタイプの車両だけは現在(平成26年8月時点)も東京都と神奈川県を結ぶ東急電鉄の一部路線で現役として走っているからなのです。

本家の東急電鉄では新しい電車に主力は移って、少数派となっていますが、同じタイプの電車が今も首都圏と長野の異なった環境の中で活躍しているので、親しみのある方には乗り比べも楽しいのではないでしょうか。

ローカル線ムードたっぷりの現役木造駅舎も魅力的

ローカル線ムードたっぷりの現役木造駅舎も魅力的

写真:高橋 しゅう

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これまでは、懐かしさを感じる電車について紹介してきましたが、さらなる長野電鉄の魅力の一つに、趣のある木造駅舎が現役で使われていることがあります。

長い間沿線の人々に利用されてきた木造駅舎には、ノスタルジックな雰囲気と歴史の重みを感じさせるものがあり、何も特別なものはありませんが、それでも時代を感じる佇まいを見るために、途中下車してみる価値もあると思います。

沿線の古い駅舎は多くが建て替えられていますが、写真にある朝陽駅、他にも沿線の桐原駅、村山駅、中野松川駅、信濃竹原駅等では現役の駅舎として今も利用され続けています。

長野電鉄沿線のレトロな街並も魅力的

懐かしさ感じる長野電鉄の魅力を紹介してきましたが、沿線には趣あるレトロな街並が点在し、沿線のまち歩きもお勧めです。

始発駅の長野駅は言わずと知れた善光寺の門前町。駅前周辺はビルや商業施設が建ち並びますが、少し離れた善光寺界隈には江戸中期に建てられた国宝善光寺はもとより、周辺の趣きあるレトロな街並も魅力的です。

さらに沿線の途中には蔵の町須坂、観光地として人気の小布施、かつての天領の地信州中野、そして終着駅の湯田中駅周辺には渋温泉に代表される古くからの温泉街が点在しています。

長野電鉄の乗車とあわせて、これらの沿線のレトロな町歩きも是非、一緒に楽しまれることをお勧めします。

尚、長野電鉄の展望車特急ゆけむり号については、たびねすの記事、眺望抜群!元特急「ロマンスカー」展望車に乗って信州の鉄道旅でも詳細を紹介しています。また沿線のみどころ須坂と小布施の魅力についてもたびねすの記事にて紹介していますので、あわせてMEMO欄より参照下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/25 訪問

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