写真:結月 ここあ
地図を見る昔から鳥居前町として、賑わっているおはらい町は、伊勢神宮の宇治橋から五十鈴川に沿って続くおよそ800mの通りです。
伊勢特有の切妻・入母屋・妻入り様式の建物のお土産物店や飲食店、商家が軒を連ねます。
切妻は、本を開いて伏せたような形の屋根のことで、入母屋はその切妻屋根の下に、前後左右四方向へ勾配をもつ寄棟造りがあるものです。
そして妻入りとは、三角形に見える屋根の側面にある出入り口のことなんですよ。
このような様式の建物が、伊勢らしい重厚な雰囲気を出していますね。
現代風の建物が視界に入ってこないので、江戸時代にタイムスリップしてしまったかのような気分になれます。
屋根の形や窓、格子戸など似ているようで、それぞれ違っていているのですね。
写真:結月 ここあ
地図を見る伝統の伊賀くみひもの平井。
格子戸も美しい店構えです。
くみひもは、絹糸や綿糸を編んで織り上げた紐で、くみひもと聞いて真っ先に浮かんだのは、帯締めですが、伊賀のくみひもの歴史は古く神具仏具や茶道具箱、刀剣や甲冑にも用いられ、その技術が伝承されています。
和モダンのオシャレな和装小物や現代風のアクセサリーやストラップ、可愛い小物もあり見るだけでも楽しくなりますよ。
写真:結月 ここあ
地図を見るここが1707年創業の赤福本店です。
赤福は、ご存じのない方を探すのが難しいほどの、お土産の定番中の定番なので、名古屋駅近辺でも、新幹線のホームでも買うことができますが、やはりここは、伊勢まで来たので本店に寄りたいですね。
餡子は五十鈴川のせせらぎのように、その下のお餅は川の小石のようにと作られていたのは、ご存知でしたか?
私は、知りませんでしたが、言われてみればたしかにそう見えますよね。
お土産は勿論、ここで食べることもできますが、期間限定で、夏は「赤福氷」寒くなってくると「赤福ぜんざい」を食べることができます。
特に、抹茶蜜のかかったかき氷の中に、硬くならないお餅と餡子の入った赤福氷は絶妙な美味しさですよ。
夏場は、並んでも食べたい一品です。
写真:結月 ここあ
地図を見るランチはというと、やはり伊勢名物が食べたいですね。
伊勢名物のお店は数あれど、その中から選んだのは100年以上の歴史がある奥野家。
「伊勢うどん」と「てこね寿司」がセットで食べられるのがポイントです。
この行灯が目印ですよ。
写真:結月 ここあ
地図を見るてこね寿司セットは、ミニ伊勢うどんも付いて1250円。
どちらも食べたい一品なので、これは嬉しいですね。
てこね寿司は、伊勢志摩の郷土料理で、漁師さんが釣りたてのカツオを醤油に漬け込んで、ご飯と一緒に手で混ぜて船の上で食べていたのが始まりとのことです。
カツオの臭みも全くなくて、あっという間に完食!
伊勢うどんは、江戸の昔から、お伊勢参りの人々に提供されていました。
長旅で疲れた体に、消化のよいうどんが人気だったとか。
こんなにこしのないうどんは、今まで食べたことがなかったです。
でもそのうどんの柔らかさが、たまり醤油と、味醂の少し甘めのタレによく絡んで美味しくさせているのですね。
旅で疲れたお腹にも優しいです。
これは、クセになる美味しさですよ!
伊勢神宮で厳かに参拝して、おはらい町でタイムスリップ。
伝統が受け継がれたグルメや工芸に触れて、お伊勢さんを満喫しましょう。
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(2024/9/9更新)
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