写真:堀内 京子
地図を見る「元祖瓦そば たかせ」は、川棚温泉に本店・新館・別館(写真)の3店舗があります。お昼時になると平日でも順番待ちが出来るほどの人気店ですので、ぜひ時間に余裕を持ってお出かけください。車の場合は新館そばの駐車場が広く、本店と別館も歩いて行ける範囲の距離に建っているので便利です。
お目当ての店にせっかく出かけたのに店休日で利用できず残念というご経験もあるかと思います。こちらのお店はどうぞご安心ください。店休日がそれぞれ異なり、本店は毎週木曜日、新館は毎週火曜日、別館は毎週水曜日(いずれも祝日の場合は営業)となっていますので、3店舗のいずれかで食べることが出来ます。
写真:堀内 京子
地図を見る注文してしばらく待つと、ジュウジュウと音を立てながら瓦そば(写真は2人前)が運ばれてきます。よく熱した瓦の上に茶そば・金糸卵・味付けした牛肉・小ネギ・海苔・レモン・紅葉おろしを盛合せ、彩り豊かな見た目も食欲をそそります。
なぜ瓦を利用しているかと言うと、1877年(明治10年)に起こった西南戦争と深い関わりがあります。西郷隆盛が率いる薩摩軍の兵士たちが熊本城を囲み、長い野戦の合間に瓦を焼いて野菜や肉などを焼いて食べたそうです。その話にヒントを得た店の創立者高瀬氏が独自の製法にて完成したのが瓦そばです。
写真:堀内 京子
地図を見る茶そばには京都の高級宇治抹茶を練り込み、鰹と昆布をたっぷり使用した秘伝つゆ、小ネギや海苔にもこだわっています。食べ方としてはつゆを椀に注ぎ、茶そばと具を入れてまずは味わってください。風味豊かな味わいが口の中いっぱいに広がっていきます。その後は、薬味の紅葉おろしやレモンをお好みで入れてどうぞ。
食べ進めると、ふんわり盛られた茶そばの下からこんがり焼けた茶そばが登場します。パリパリになった麺は食感が良く、これも美味しい。秘伝つゆは少し甘めの仕上がりになっていて、茶そばや具ともよく合い、ぶちうまっ♪ですよ。ぶちとは中国地方の方言になり、「とても」「すごく」などの意味があります。
瓦そばの値段は1人前1,000円(消費税別)とお手頃。メニューは他にも国産鰻を使ったまぜご飯「うなめし」・鯛茶漬け・鮎の塩焼き・本場下関で水揚げされたふぐを使った「ふく皮サラダ」・刺身御膳・天ぷら御膳など色々と揃っています。平日限定メニューになりますが、瓦そば定食や瓦そばうな茶定食も魅力的。
写真:堀内 京子
地図を見る川棚温泉を訪れたら、やはり温泉にも浸かりたいですよね。別館には男女別の露天風呂があり、外来入浴も受付ているので便利です。しかも食事を利用すると入浴料金が割引になって350円。ミニ会席膳(別館限定)を注文すると入浴料金が無料になるサービスも。
露天風呂の浴場は男女とも落ち着いた雰囲気の岩風呂になっています。男性用(写真)の浴槽は1つですが、女性用は2段の岩風呂になった造り。温泉はちょうど良い温度で気持ち良く浸かれます。温泉街を散策した後に汗をスッキリ流し、湯上がりに瓦そばを味わってみてはいかがでしょう。
【温泉データ】
入浴料金/500円(食事利用すると350円)
泉質/ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
源泉温度/40.4℃
川棚温泉の名物「瓦そば」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
アクセスは車の場合、中国自動車道下関インターより約30分、小月インターより約20分。列車利用の場合はJR下関駅よりJR川棚温泉駅まで約40分の距離になります。
人気の観光スポット「角島」や唐戸市場・海響館などがある関門エリアにも近いので、ぜひ下関観光&ご当地グルメを満喫にお出かけください。
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(2024/3/19更新)
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