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地図を見る京都府南丹市美山町。丹波山地に四方を囲まれた美山は、京都でも有数のジビエ料理が味わえる里でもあるのです。そんな中で今回ご紹介するのは地元京都でも有名な『河鹿荘』。ここでは地元美山産のジビエ料理が数多く提供されています。中でも一押しで提供されているのは鹿料理。
近年京都府下全域で鹿の生息数がどんどん増えていることが知られています。鹿は畑を荒らすだけでなく、里山の下草を根こそぎ食べてしまうことが大きな問題になっています。鹿に食い尽くされた山は生態系のバランスを崩すだけでなく保水力も失い、大雨が降ると土砂崩れなどの水害の原因になると言われています。そんな増えすぎた鹿を狩るだけでなく美味しくいただき、観光資源に変え、さらに自然環境も守ろうという取り組みが行われているのです。まさに究極の一石二鳥ですね。
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地図を見る美山町自然文化村・河鹿荘にあるレストランでは、鹿をはじめとしたジビエ料理がズラリとラインナップされています。あまりにも沢山のバリエーションがあるので目移りしてしまいますが、その中でもおすすめの品をご紹介。
まずは2014年度の新メニューでもある「美山鹿あまから飯」です。ご飯も当然、美山産のふっくらコシヒカリを100%使用したご飯!そしてシャキシャキ感がたまらない水菜の上に、甘辛く味付けをした美山の鹿肉がたっぷり並んでいます。
肝心の鹿肉のお味といえば・・・。なかなかお目にかかれない食材だけに、ややもすると獣臭さなどのネガティブなイメージを抱きがち。しかし、それを裏切るかのような美味!くせは少なくジューシーで柔らかい鹿肉を味わえます。言われなかったら鹿肉だと気付かない人もいるかもしれない程ですよ!
■美山鹿あまから飯 1080円(税込)
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地図を見るもう一品、定番人気の御膳シリーズから「鹿カツ御膳」もご紹介。豚カツならぬ鹿カツは、高たんぱく・低脂肪・高鉄分と栄養価が高く、ヘルシーなジビエ料理。思っていたより肉も柔らかく、これまた美味い!ちゃんとした処理と調理でどの料理に関しても美味しく食べられるのが非常にポイントが高いところなのです。
この「鹿カツ御膳」には鹿カツ以外にもサラダ、鹿しぐれ煮、ご飯、味噌汁、香の物、デザートと立派なラインナップ。鹿しぐれ煮もぜひ酒のアテにしてみたい深い味わいがあります。お土産店でも売られているので気になったなら買って帰りましょう!
■「鹿カツ御膳」 1230円(税込)
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地図を見るその他にも『河鹿荘』では「鹿カレー」なるものも提供されています。当然、肉は美山産の鹿肉を使用!そしてその味をご家庭でも、ということで『河鹿荘』のお土産店ではレトルトパックの「鹿カレー」を販売中!レストランでの「鹿カレー」の味をしっかり再現した、これまた美山産の鹿100%使用の人気商品です!
他にも「猪カレー」や「京地どりカレー」も販売されていますので、自分用のお土産だけでなく、ちょっとした話題狙いには面白いかもしれませんね。
■「お土産用 鹿カレー」 540円(税込)
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地図を見る美山といえば鹿肉以外にも様々な食材の宝庫。中でも美山の天然鮎は2013年「第16回清流めぐり利き鮎会」で準グランプリに輝いた実績がある程の、京都でも最高級とも呼ばれるブランド鮎でもあるのです。『河鹿荘』の前の美山川には鯉のぼりならぬ、鮎のぼりが優雅に泳いでいます。当然、この『河鹿荘』でも美山産鮎を食べる事ができます。少〜しお値段は張りますが、やっぱり美味いので鮎の季節ならば食べてみたいのもホンネ!
また『河鹿荘』では鹿以外にも猪を使ったジビエ料理もあり、他にも京都産の地鶏を使った料理など、何度通っても全ての料理は食べきれないメニューの豊富さが売りの一つとなっています。
美山町ではジビエ料理として鹿肉の使用を推進しています。鹿の生息数の増加などの問題はあるものの、とにかく鹿肉料理を普通に美味しく楽しんでもらうため、美山町全体で鹿肉料理を提供する店がたくさんあります。京都でこれだけ組織的にジビエ料理を提供している地域は美山だけ!当然、それだけ店があれば鹿肉を美味しく調理する料理人もたくさんいるのです。ぜひ美山で自然の恵みを味わってみて下さい。
■レストラン河鹿荘
営業時間 11:30〜21:00
(12月〜3月は 11:30〜20:00)
河鹿荘のTEL(0771)77−0014
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(2024/9/16更新)
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