この台湾コーヒーを味わえる喫茶店がその名も「台湾咖啡」です(一部「巴登」という店名です)。1984年にできたこちらの喫茶店「台湾咖啡」は産地である雲林県を始め、台北、台中など各地に7店舗(2016年1月現在)あります。
「台湾咖啡」の店内は、照明が明るくなく、落ち着いた雰囲気なので、コーヒーを味わいながら時間をゆったりと過ごすのに最適ですよ。
標高300メートルの雲林県荷苞山に植えられているコーヒーは、その歴史も長く、日本統治時代に遡ります。初めて台湾にコーヒーの木が植えられたのは1884年、イギリス人によりアラブコーヒーの苗がもたらされたことからだそうですが、その後大規模なコーヒー栽培が始まったのは、日本統治時代(1895年-1945年)に日本人が荷苞山の約75ヘクタールの土地で栽培を始めてからです。つまり台湾のコーヒーは日本人が栽培を広めたものなのです。
台湾のコーヒーが味わえる「台湾咖啡」の店舗で、今回はご紹介するのは「高雄裕国店」。美術館に近い高層マンションの一階に位置する「高雄裕国店」は、地元の人が通うコーヒーショップです。
さて、その味はというと苦味と渋みがあまりなくマイルドな味わい。飲み終わった後の余韻は、台湾ではブルーマウンテンにも負けないと言われているほど。こちらのお店では台湾コーヒーは、一杯150元(約450円)。自産自銷(自ら生産、販売)を行っているそうなので、このような低価格で高品質のコーヒーを味わうことができるのです。台湾のアラビカコーヒーは、砂糖を入れなくても甘みが感じられるので、普段はブラックで飲まない方にも一度ブラックで飲まれることをおすすめします!
写真の左側はお店で手作りのブラウニーです。真ん中の白い部分はチーズ。濃厚なチョコレートがコーヒーの味を引き立ててくれます。コーヒー&ケーキのセットは「下午茶(アフターヌーンティ)」Bセット(138元)で100元以下の飲み物が付いてお得です。
こちらはコーヒーが味わえる喫茶店だけあってコーヒーの種類は豊富です。例えば「玄米コーヒー」(100元)は、栄養価が高くカフェインが極めて低いコーヒー。「台湾コーヒー」と飲み比べてみてくださいね。
コーヒー以外にもドリンクはミルクティー、フルーツティーなども豊富に用意されています。また、お食事メニューには、パスタやサンドイッチなどの他にも、ケーキやアイスクリームなどのデザートメニューもあります。
そして、「高雄裕国店」ではオリジナル釜焼きパンも販売されています。お店で手作りのパンはカウンターに試食があるので、是非食べてみてくださいね。
お土産はコーヒー豆だけではなく、コーヒー醤油やコーヒークッキーなど、コーヒーを素材として使ったいろいろな商品があります。ヌガーやパイナップルケーキなどもあるので、こちらでお土産を探してみるのもおすすめです。
コーヒー好きの方は、烏龍茶だけでなく、台湾で歴史ある台湾コーヒーを味わってみませんか。特にコーヒー通の方には台湾を訪れて、是非味わっていただきたいコーヒーです。
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