写真:月宮 うさ
地図を見る北海道羅臼(らうす)町にある「幌萌(ほろもえ)オンコ公園」は、約4.5haの大地に樹齢数百年〜千年を越えるオンコ(=イチイの北海道での呼び名)が茂る自然公園。周囲は、幌萌自然保護地区に指定されています。
公園…と思って、ここにやってくると草が刈ってある程度で、人工物が何も無いことに驚きますが、この公園の魅力は何も無いこと。観光ピーク期でも訪れる人は少ないので、静かに流れる時を感じることができます。
そんな、オンコの森をのんびり歩いてみませんか?
ちなみに、今は廃道となった標高80mの「羅臼峠」の上に公園はあります。ここは、森繁久彌氏の知床を舞台にしたご当地ソング、「知床旅情」の歌詞にでてくる"君は出て行く峠を越えて"の舞台。風景を眺めつつ、歌の世界を想像してみるのも良いでしょう。
写真:月宮 うさ
地図を見るオンコの巨木の下から、空を眺めてみませんか?
真っ直ぐ伸びる幹、大きく枝を広げた姿からは生命力を感じ、葉の向こうに見える空はキラキラと輝いています。
オンコの正式名称のイチイは、漢字では「一位」と書かれ、勝利を意味する縁起のいい木と言われています。巨木がいっぱいの「幌萌オンコ公園」を歩くと、勝利の願いを叶えるための力をいただけるかもしれませんね!
写真:月宮 うさ
地図を見る樹齢1000年を越えるオンコの巨木は、幹周りの太さも立派!そして、そこから伸びる根にも力強さを感じます。長い年月を、雨にも風にも雪にも負けず生き抜いたその姿からは、生きる強さを感じるハズ!是非幹に触れて、パワーのおすそ分けをいただいちゃいましょう!!
写真:月宮 うさ
地図を見る「幌萌オンコ公園」では、オンコの他に白樺も多く見かけます。特に駐車場から、公園内に向かう道沿いには写真のように美しい一面白樺の風景も!
これぞ北海道!と感じる、この景色も一緒に楽しんでくださいね♪
写真:月宮 うさ
地図を見る生まれる命もあれば、終わる命も…。「幌萌オンコ公園」では、そんな風景にも出会えます。
写真はオンコの果てた姿。寄生植物が、木を枯らしてしまいます。
長く長く生きた木々が、朽ち果ててゆくのは寂しいですが、これも自然の掟。オンコ達は命について、私達に何かを教えてくれようとしているのかもしれません。
「幌萌オンコ公園」は、人がほとんど訪れることのない大自然の中にある公園。ここには、キタキツネやエゾシカなどの野生動物達が暮らしており、ヒグマの生息地でもあります。公園を訪れるときは一応、熊除けの鈴があると安心でしょう。
また、園内は売店はもちろんのこと、ベンチも東屋もトイレもありません。散策予定の場合は必ず頭に入れておいてくださいね!
オンコの森を少し覗くだけでしたら、手軽に訪れることができますので、ガイドブックに載ってない知床を見てみたい人は、「幌萌オンコ公園」を予定に入れてみませんか?
※アクセスは、羅臼町から国道335号線を標津(しべつ)町方面に車を走らせること約13km。スノーシェルター(雪避け)の手前を左折し、少し進むと到着です。
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(2023/12/9更新)
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