写真:下川 尚子
地図を見る砥峰高原の散策のスタートは、「とのみね自然交流館」から。砥峰高原は、「ノルウェイの森」のメインロケ地として有名ですが、大河ドラマ「平清盛」や「軍師官兵衛」のロケ地としても知られます。
とのみね自然交流館では、散策ルートマップや周辺地図などが手に入るほか、ロケ地マップなども展示されていて、ロケ地めぐりの気分が盛り上がるはず。また、「展望室」からは砥峰高原の雄大な景色が見渡せますので、まずはここから一面のススキを見渡してみるのがオススメです!
館内にはランチに利用できるそば処や休憩コーナーがあり、ススキの見頃の時期には、周辺地域の特産物が並ぶ物産コーナーも設置されます。地元産のゆずを使ったゆずジュースやお菓子、お弁当などの販売がありますので、休憩の際に利用してみてくださいね。
また、ロケ地めぐりの方におすすめのグルメが、ロケ弁「神河弁当」。数々の映画やドラマのロケ地となった砥峰高原にて、実際にロケ弁として利用されたお弁当です。
※こちらのお弁当は事前予約の上、最寄り駅・JR寺前駅前の観光案内所にて受け取りが必要です(砥峰高原では購入することができません)。詳細は「関連MEMO」のリンク”高原直通バスのご案内”をご確認ください。
写真:下川 尚子
地図を見るとのみね自然交流館には、ロケ地マップのほか、撮影風景の写真を展示したコーナーがあり、出演した俳優さんのサインも飾られています。松山ケンイチさんや菊地凜子さんのファンの方は、ぜひ足を運んでみてください。
また、交流館の前には、ロケ地の記念として「ノルウェイの森」「平清盛」「軍師官兵衛」と書かれたパネルが立っています。ロケ地めぐりをされる方は、ぜひこちらで写真撮影を。広大なススキ草原をバックに写真が撮れますので、インスタグラムなどSNSユーザーにもおすすめですよ。
写真:下川 尚子
地図を見るとのみね自然交流館をひととおり見たら、遊歩道を通って散策ルートへ出てみましょう。
散策ルートはいくつかありますので、お好きなルートを選んで歩いてみてくださいね。代表的なルートのひとつ「とのみね自然交流館」→「東屋」→「展望台」を通って戻ってくるルートは一周3.1km。手軽に秋を満喫できるハイキングルートです。一面のススキ野原の真ん中を歩いていく散策道もありますので、本格的なハイキングはせずにそのあたりをぶらぶらするだけでも、じゅうぶんに高原を満喫できますよ。歩いていると、「撮影地」の看板を目にすることも!
そのほかにも、7kmほどを歩いてお隣の高原「峰山高原」へ行くルートや、砥峰の頂上まで行くルートなどもあります。思い思いのスタイルで、高原を楽しんでくださいね。
写真:下川 尚子
地図を見る砥峰高原は、日本でも有数のススキの大群生地。もともとは、かやぶきの屋根をつくるための材料「茅」を伐採するための環境づくりとして高原の山焼きが行われ、その結果ススキが群生することになりました。現在は茅の伐採が行われることはなくなっていますが、このススキの景観を保護するために、毎年山焼きが行われています。
ススキの大草原の見ごろは、その年によって多少前後しますが、9月下旬〜11月中旬。リアルタイムの状況は「かみかわライブカメラ」にて見られますので、見頃かどうか気になる方は、事前にチェックしておくと安心です。※例年開催される観月会とススキまつりは、2020年の開催はありません。
人の少ない日を狙うならやはり平日がオススメですが、砥峰高原はかなり広大で、混雑時でも「人が写り込んで写真が全く撮れない!」なんてことはありません。のんびりと散策をお楽しみください。
写真:下川 尚子
地図を見るここで気になるのは、砥峰高原が一番きれいに見える時間帯。オススメはだいたい15時〜16時半くらいの時間です。
ススキの穂の色は「銀色」と称されます。たしかに青い空に映えるススキの穂は白っぽい銀色に見え、キラキラと輝いて美しいもの。ですが、日が傾き、夕日の色が深くなると、ススキの大草原はだんだん金色を帯びた色合いに変わってきます。この色の変化がとても美しく印象的なので、お昼の光景と夕景を両方見られる時間がオススメなのです。
ススキの大草原が見ごろを迎える時期は道路が混雑し、大型の観光バスも多くなります。時間には余裕をもって着くようにしてくださいね。砥峰高原は自然の中にある場所のため公共交通機関を利用すると少し行きにくい場所ではありますが、広大なススキ草原は美しく、きっと心に残る思い出となるはず。秋の一日、ぜひ足を運んでみてください。
また、ここでは主に秋の風景についてご紹介しましたが、新緑の時期の緑の草原や、雪の残る高原も素敵な光景です。
住所:兵庫県神崎郡神河町砥峰高原
電話番号:0790-31-8100 (とのみね自然交流館)
アクセス:
期間限定で直行バスあり(要予約)。
ルートはJR寺前駅より、砥峰高原→峰山高原と回ります。
2020年の運行期間は10月10日〜11月8日のうち15日間。詳細は「高原直通バスのご案内」をご覧ください。下記「関連MEMO」欄にリンクしています。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
下川 尚子
兵庫県出身。2013年より2年間群馬に住み、現在は横浜在住。趣味は、食べ歩きとスポーツ観戦。小さな夢は、家族で北海道スノーボードに行くこと。そして、老後の目標は、四国八十八か所踏破です。夫が転勤族のた…
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