写真:市川 芽久美
地図を見るタキーレ島(Isla Taquile)は、人口約1600人の純粋ケチュア民族の島。この島に上陸し、600段の階段をぐんぐん登ると、登りきった場所に広場を中心とした村があります。
まず驚くのが、そこから眺める広大で穏やかなチチカカ湖と島の段々畑の穏やかな景色。
写真:市川 芽久美
地図を見る次に目につくのが、この島に暮らす人々の服装。
女性は黒いマントを、男性は手編み帽子をかぶっています。
女性は、マントにについているボンボンが大きければ既婚者。男性のかぶる帽子の先が白ければ、未婚男性。なんだとか。
ここでは男性も至るところで編み物をしているのも特徴で、男女それぞれの衣装を作り合うのだそう。
タキーレ島は、その織物技術も含めて2005年にユネスコ世界無形文化遺産に指定されています。
写真:市川 芽久美
地図を見るこの島には、電気も水道も無く、自給自足・助け合いのスタイルで成り立つ、共存・平等意識が強い穏やかな人々が暮らしています。
村にはいくつか観光客向けのレストランがありますが、すべてのレストランで同じ調理法で同じ料理を提供し、一律料金。チチカカ湖でとれるトルーチャ(鱒)か、ベジタリアン用のオムレツのいずれか!
行き交う成人男性は、ニット帽をかぶり、織物のポシェットを斜めがけしています。そして、男性同士がすれ違う度にそのポシェットから何か取り出し交換している姿を良く目にします。
実は、ポシェットにはコカの葉が入っており、コカの葉を交換するのが、挨拶代わり。
高地予防としてバリバリと乾燥したコカの葉をガムの様に噛んだり、コカ茶としても良く飲まれています。
島民の子供と一緒に写真を撮ると、子供達は物欲しそうな表情をしますが…。ここは、お金ではなく、文房具やフルーツをあげましょう。
この島では、物々交換が昔からの基本スタイル。また甘いお菓子やキャンディーも、虫歯を治療する場所がないので避けたいところ。
タキーレ島(Isla Taquile)の頂上から見下ろす事の出来る段々畑や広大なチチカカ湖の風景、プレインカの遺跡も残るこの島で、その時代から受け継がれる生活スタイルを続けている人々に出会う。
プーノから船で往復6時間かけても、実際に訪れ、体感したい島です。
プーノの街の旅行会社では、トトラの茅葺きで出来た浮き島、ウロス島(Isla Uros)と、こちらのタキーレ島をセットにしたツアーが催行されています。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/11/28更新)
- 広告 -