高原に訪れたのなら、やはり並木道の散策や、柔らなら草の上でのピクニックを楽しみたいもの。そんな願いが簡単に叶うのが八ヶ岳自然文化園です。四季折々の植物が咲く野草園や、小さいながらも周囲の景色が湖面に映る「まるやち湖」などがあります。
パターゴルフ場やフィールドアスレチックなどのスポーツ施設もあるので、アクティブに遊びたい方にもピッタリです。
また、文化園のゲートも兼ねる自然観察科学館では、自然・宇宙に関する展示や、プラネタリウムを楽しむことができます。
さらに夏と秋には、園内のピクニック広場でクラフト市が開催されることも。小規模なクラフト市ですが、自然素材から生まれた数々の作品と出会うことができます。
八ヶ岳自然文化園の隣(と言っても広い高原のため、車で5分ほど走る必要がありますが)に、まるでヨーロッパの童話から飛び出したかのような三角屋根の建物が点々と並んでいます。建物の正体は、八ヶ岳農場の直売所です。
八ヶ岳中央農業実践大学の農場で学生たちが育てた採りたて野菜や、すぐ隣の牧場で飼育する牛のミルクから作られた乳製品、地域の産品などを買うことができます。
すぐ隣には風通しのいい東屋もあり、暑い季節には農場産の濃厚なアイスクリームを食べながら、涼む人を多く見かけます。
八ヶ岳農場の東側には、広大な芝生広場が広がります。この芝生は立ち入り自由なので、ちょっとしたスポーツやピクニックに利用することができます。
この広場、実は八ヶ岳のベストビューポイントでもあるのです。海抜2800mを超す阿弥陀岳や横岳などが、芝生広場と樹林の先にそびえ立ちます。八ヶ岳の山々は季節や時間によってさまざまな表情を見せてくれるので、写真愛好家にも人気のスポットになり始めています。
八ヶ岳農場の直売所は、新鮮のものばかりだけれど、規模が小さいのが少し残念です。より多種の野菜をたくさん買いたいという方は、八ヶ岳エコーライン沿いにある「たてしな自由農園原村店」にお立ち寄りください。地元の原村や諏訪地域産の野菜はもちろん、信州の味噌、乾物、お菓子、ジビエ素材などを買い求めることもできます。
店舗の一角にはお酒のコーナーもあり、信州のワインや、清酒、ウイスキーなどが並びます。冬期をのぞいて18時まで営業しているので、旅行の帰りに立ち寄ってお土産を探すのにも最適です。
「たてしな自由農園原村店」のすぐ隣には、似た建物で、よりリゾート色の強い施設があります。その名も「808 Kitchen & Table」。808は八百屋に由来するのだそうです。
ここでは厳選された地場産品や、石引小麦粉を使用した焼きたてのパンなどが買えます。
ぜひ利用してみてほしいのが、カフェ&レストラン。たてしな自由農園に並ぶ「旬の野菜・くだもののおいしさを、より感じてもらう」ことがコンセプトのレストランです。ランチタイムのメニューは、最高でも1200円程度と、とてもリーズナブル。スイーツも充実しているので、ほっと一息をつくのにも最適です。
原村にはこのほかにも温泉、美術館など、見所がたくさん。八ヶ岳エコーラインを境に、標高の低いエリアでは美しい田園風景を見ることもできます。
八ヶ岳山麓の美しい村で、ぜひ環境と健康をテーマにしたロハスな小旅行をお楽しみください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索