緑の洞窟に落ちる神秘の滝 〜シワガラの滝(兵庫県新温泉町)

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緑の洞窟に落ちる神秘の滝 〜シワガラの滝(兵庫県新温泉町)

緑の洞窟に落ちる神秘の滝 〜シワガラの滝(兵庫県新温泉町)

更新日:2014/10/31 12:41

津田 泰輔のプロフィール写真 津田 泰輔

シワガラの滝は知る人ぞ知る但馬の名瀑で、その神秘的な滝姿を見ようと写真家や滝好きの人たちにに大変人気が高い滝である。
落差は10mほどの小さな滝だが、洞窟に落ちる姿はとても神秘的で、訪れた人たちの心を惹きつけて止まない。
そんなシワガラの滝へのアプローチをその魅力とともに紹介していきたいと思う。

入口はここから

入口はここから

写真:津田 泰輔

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シワガラの滝は新温泉町の海上という集落を抜けた先にある。
兵庫県側からは国道9号線を走って鳥取方面へ。湯村温泉を抜けてしばらく進んで、おもしろ昆虫化石館を目印に上山高原方向に左折する。しばらく進むと海上という集落へ進む道があるのでそこを右折する。
途中、素晴らしい棚田が広がる海上の集落を抜けると、写真の看板が見えてくるだろう。看板の横に駐車スペースがあるので、そこに数台の車を停める事ができる。

ここから滝までは約1200mの道のり。
シワガラの滝へと進む道は季節によっては草に覆われていて、こんなところを進めるのかと不安になるかもしれないが、50メートルも進めば開けた道に出るので、最初だけ頑張って突破しよう。

山を越えて谷底に降りる

山を越えて谷底に降りる

写真:津田 泰輔

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途中の橋を渡るとしばらくつづら折りの登り道になる。
登り切った所に分岐の看板があって、ひとつは桂の滝、もうひとつはシワガラの滝への道。桂の滝も素晴らしい滝だが、道中は難所が多く、素人にはオススメできない。

シワガラの滝への看板に従って進むと今度は下りになり、程なく開けた場所に出る。ここはかつて田んぼがあった場所なのだが、作業小屋の廃屋が残っているので、それを横目に道なりを進んで行こう。
下りの道は次第に険しくなり、ロープが設置された場所もある。足元も滑りやすいので、ここは慎重に進んで欲しい。
しばらく降りると谷底の川原に降り立つことが出来る。
ここまで来れば、滝まであと100mだ。

川を進んで洞窟へ

川を進んで洞窟へ

写真:津田 泰輔

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ここからは川を進んで行くことになる。上手く石の上を渡って行けば濡れずに滝の手前まで進めると思う。
上手くルートを探して川を渡ったり流木の上を歩いて進んで行こう。
最後に川の左岸の岩壁を設置されたロープを頼りに登れば、シワガラの滝の核心部に到達する。
左右は高さ100mぐらいはあろうかという緑に包まれた絶壁。ところどころ水が染み出てきて小さな滝を作っていたりする。天気が良ければ緑の葉っぱを光が透過して、蛍光色に輝いているように見える。落ちる水滴もキラキラと輝いて美しい。
そしてその正面に洞窟の入り口がぽっかり空いているのが見える。これがシワガラの滝が落ちる洞窟である。
ため息が出るような秘境感たっぷりの幻想的な空間だ。

洞窟の奥に落ちる滝

洞窟の奥に落ちる滝

写真:津田 泰輔

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洞窟の奥からは川の水が流れてきているため、ここからは水の中を歩いて行く必要がある。水が少なければ石の上を伝って濡れずに中へ入ることも可能だが、深さも足首程度でビーチサンダル等でも大丈夫なので、水に浸かって歩いてみるのも気持ち良いかもしれない。
滝は外からでは岩壁に遮られてほとんど見えず、見るためにはどうして水の流れる洞窟へ入る必要がある。洞窟内に踏み込めばすぐに苔むした岩肌を滑り落ちるシワガラの滝が見えるだろう。
洞窟はドーム状の空間で奥行きはほとんどない。その空間に水の落ちる音だけが途切れることなく響き続けている。
洞窟の壁に反響して迫力満点だ。

ため息が出るほど神秘的な空間

ため息が出るほど神秘的な空間

写真:津田 泰輔

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見上げれば岩の切れ目から光が射し込んでくる神秘的な光景が広がっている。
緑の葉の色は光を受けてますます鮮やかに輝き、黒い岩肌と白い飛沫と光の美しいコントラストを作り出してくれる。

ここまで険しい道のりを乗り越えてきた人だけが見ることができる極上のご褒美。苦労したからこそ、この滝を見られた喜びもひとしおだろう。

訪れる際はしっかりとした準備を

シワガラの滝へは入り口から30〜40分あればたどり着くことが出来る。
ただし観光地として整備された場所ではなく、自然のままの場所が多く残っている。
しっかりとした登山をするつもりで装備を整えて訪れて欲しい。もし途中で怪我などして動けなくなっても助けてくれる人がすぐに来る保証はない。
また蚊やアブなどの虫も多く、熊なども生息する地帯である。十分注意して欲しい。
ゴミなども持ち込まず、マナーを守って、この美しい自然を大切にしながら楽しんでいって欲しい。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/20 訪問

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